2007年10月14日

ギフトショー 秋2007

 既に1ヵ月以上経過してしまったが……。
 2007年9月4日〜9月7日までの4日間、東京国際展示場で『ギフトショー 秋2007』が開催された。

 生憎にも台風9号が関東に接近していたため、来場者は例年になく少なかった。
 ……というのが俺の感想。

 実際、出展していた企業の人にも尋ねてみたところ、やり来客数はいつもより少ないと嘆いていた。

 嘆きたくなる気持ちもわからなくはない。
 展示会に出展するのもただではないからな。
 俺の経験の範囲になるが、それなりに見栄えの良い4小間を使うと、大雑把に200万円程の経費が必要だ。小間代、什器代、展示用と配布用のサンプル代、配布用のカタログ、試飲・試食があるならそのためのカップ代、等々だけでの話で。
 営業の人件費、搬入・搬出に係る交通費、出展企業によってはマンパワーの補充にバイトや派遣を入れたりもするが、その辺りの費用は含まない。
 ……企業によっては、もっと費用を使っているところがあるだろうし、半分ぐらいの費用で済ませているところもあるだろうけどね……。

 これだけの経費を使い、3か月から半年で回収するには、毎月の売り上げにどの程度の純益の上乗せが必要か計算すると……。
 ……頭が痛い計算になるので止めておく。

 ああ、そうそう。
 展示会で使う什器とサンプル容器の処理も、頭の痛くなる事の1つだと付け加えておく。

 さて。
 『ギフトショー』は東館・西館全てを使用して開催される大規模なイベントだ。俺も大抵は1日半〜2日をめどにスケジュールを組んでいる。
 ところが今回は、予定1日目は急用で潰れてしまい、2日目も「スグカエレ」のメールで2時間も時間を取れなかった。
 ……ほとんど見られなかったと言ってよい。

 そんな訳で回ったところと言えば、以前世話になった東館の某社のブースと途中にある数社、そして西館の『ビューティー&コスメティック』だけだ。

●株式会社アーティング
     http://www.arting.co.jp/
 「競馬は投資になる!」を合言葉に、競馬予想ソフトを販売している企業。
 ……競馬はギャンブルで、投資にはなりませんよ、と……。

 一頃はホームバーのL字型カウンターに丸スツール、サイズは知らないが大型スクリーンで予想ソフトを公開と、豪華さ(俺的には「どこのキャバクラ?」な雰囲気)を強調して接客していた。

 だけど最近は奮わないのかねぇ?
 白い布をかぶせたテーブルに折り畳み椅子(だったかな?)と、トーンダウンが著しかった。
 場所も「冷遇されているなぁ」と思った。輸入品雑貨のコーナーのさらに奥、ほとんど人の行かないような所とは……。

●株式会社アスカコーポレーション
     http://www.aska-corp.jp/
 名刺と交換で、化粧品のサンプルセットを配布していた。ナノコロイドだそうだが……それのどこが偉いのか、未だにわからない。

 とりあえずサンプルセットをもらい、社内の女の人に渡してみたが……。
 「ナノ? 怪しくない??」と聞き返されてしまった。
 ……俺に言われてもなぁ……。

●株式会社コネクト
     http://www.botanicals.co.jp/
 「ハーブティーならここか?」と錯覚するくらい、ハーブティーの品数の多い企業。直営店舗の数も多いので、露出度は高いのではないかな? HPを見れば判るように、『ボタニカルズ』の親会社だ。
 ……勿論、出展していないだけで、品数なら上を行く企業はいくつもある。

 以前は西館にも小さいブースを構えていたのだけど、去年の秋あたりから見かけなくなったな。

 ……ところで「臨床試験中」と豪語していたハーブティーのシリーズはどうなったのさ?

●株式会社生活の木
     http://www.treeoflife.co.jp/
 東館5ホールの入口に毎回ブースを開いているので、見逃しようがない。俺の知っているだけで、かれこれ6年間この位置にいる。

 毎回手作り石鹸の実演と、作りたて石鹸の配布をしていたのが、今回は新商品のアロマミストディフューザー『YUN(ゆん)』を飾っていた。
     http://bit.ly/1qK4j2f

 香りと音楽だけなら何も文句はない。
 だけど捨ててしまったリーフレットには「マイナスイオンで気分爽快」みたいな文言を入れていて萎えた。


 ……他にも色々と面白い企業が出ていたはずなのに、ろくに見て回れなかったのは残念。
posted by にわか旅人 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

こんな病院には行きたくない

 『健康産業流通新聞』に、「代替医療の現場から」というコーナーがある。
 以前、このコーナーで紹介された人に突っ込みを入れた事がある。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/35126700.html

 2007年9月28日版で、連載72回目として、千葉県習志野市で『アウェアクリニック津田沼』を経営する豊田茂芳(とよだ・しげよし)医師のインタビュー記事が掲載された。
 なかなかに頭の痛くなる……というか中身が別宇宙に存在する……代替医療を複数採用している医師なので、紹介しておく。

 以下、青字部分は記事からの引用だ。漢数字は英数字に、機種依存文字は文字化けしない文字に置き換えてある。

 まず、記事にある豊田医師のプロフィールから。
豊田茂芳(とよだ・しげよし)
1990年琉球大学医学部卒。東京慈恵会医科大学麻酔科助手、米国アルバート・アインシュタイン医科大学麻酔科留学、富士市立中央病院麻酔科医員などを経て1999年より津田沼中央病院麻酔科医員。2003年にアウェアクリニック津田沼開院。医学博士、日本麻酔学会指導医、日本ペインクリニック学会専門医、米国麻酔学会会員、日本ホメオパシー医学会認定医、アントロポゾフィー医学のための医師会会員など。

 このプロフィールを読む限りでは、20世紀の終わりまではまっとうな医療に携わっていたようだ。
 ……どこで代替医療とかホメオパシーに躓いたのやら。

 アウェアクリニック津田沼で採用している代替医療は、インタビュー記事で何種類か紹介されている。

●中医学
 これについての説明はなかったが、大学時代に運動をやっていて、それで『気功』に興味を持ったとか何とか……。

 中医学(=東洋医学?)と言っている時点で、医者としてどうかと思ってしまうのは……まぁ俺の偏見だ。

 葛根湯には年に2〜3袋世話になっているので、漢方薬は今のところ否定しないでおく。
 ……自己診断で効いたと思った事はないけどな。

 ただしツボだとか気功だとか鍼灸だとかを持ち出すような医者には、即効「ヤブ」の評価をつける事にしている。
 ……まずは査読のある研究データがあるかどうか、勉強してから言え。漢方薬についてもな。

●ホメオパシー
 ホメオパシーは日本語で“類似療法”と訳されます。花粉症に対して極微量の花粉を注射して治す減感作療法というのがありますが、それに近い考え方といえばわかりやすいかもしれません。いわば毒をもって毒を制するもので、その毒にあたるのが「レメディ」と呼ばれる薬です。これを身体に影響のないレベルにまで何百倍にも希釈してから投与するので副作用の心配はありません。

 ……えっと……これで金を取るのか?
 「身体に影響のないレベル」と、自分からホメオパシーに効果はないと言っているのに……何て奴だ。

●パッチフラワーレメディ
 パッチフラワーレメディは、心の平安を取り戻したり、否定的な感情に対処したりするために、野生の花や草木から作られた液体状のエッセンスを用います。水に4滴入れたものを1日4回以上飲みます。

 これがどういうものか判らなかったので、google検索してみた。
 『バッチフラワー協会』というものが出てきた。
     http://www.bachflowerassoc.com/index.html

 『パッチ』ではなく『バッチ』だそうだ。

 Wikipediaでの『バッチフラワー』の説明。
     http://bit.ly/1qCzRqM

 ……宗教だ。

 そして追加で頭の痛くなる論文を発見した。
 ……清泉女子大学の廣部千恵子(ひろべ・ちえこ)なる人物の論文だ。
     http://ci.nii.ac.jp/naid/110004814127/
===ここから===
Dr. Edward Bach Remedy is widely used in the world. However, the Remedy is not so used effectively as he did in his lifetime. Using Bi-Digital O-Ring Test (BDORT), the human nature hidden beneath the subconsciousness can be easily identified. As for "New Bach Flower Body Maps" reported recently, mosaics are mapped on the body. The verification for mosaics was also made. Mosaics determined by BDORT were quite different from those reported in the book which were determined by changes of aura.

(にわか旅人訳)
Dr. エドワード・バッチ・レメディは世界中で広く使われている。しかしながら、レメディは彼が存命時の頃ほど効果的に使用されていない。Bi-Digital O-Ring Test(BDORT、バイデジタルOリングテスト)を用いることで、ヒトの潜在意識に隠れた本質は容易に解析できる。最近になり発表された『新バッチフラワー・ボディ・マップ』によると、モザイクが人体に描かれている。モザイクによる検証も同様に行われている。BDORTにより作成されたモザイクは、オーラの変化を元にした一連の書籍の報告と異なっていた。
===ここまで===

 ……Oリングテストにオーラかよ……。

 キリスト教関係の大学で教える科学の内容は、俺が学生の頃学んできた科学とかなり異なると聞いたことならある。
 しかし、ここまでとは予想外。「宗教だ」との最初の感想は的を射ていたけどな。

●前世療法
 軽い催眠状態に誘導して、その人の潜在意識に働きかけて前世の記憶を呼び起こします。前世でどんなことを感じていたか、あるいは前世の人生の重要な場面や死の直面を体験したりして、その人生がどんな課題を持っていたのかなどを探ります。最後に前世の人生体験を総括し、それが今の人生にどういう影響を与えているかに気づいてもらいます。

 ……どこからどう突っ込めばいいのやら……。
 このようなものを診療に用いる時点で、医師として終わっていると感じるのだが……。

●インナーチャイルドセラピー
 インナーチャイルドとは「内なる子ども」という意味で、その人の心の中に存在する傷ついた子ども、あるいは幼少時のその人自身を指します。軽い催眠状態にして、子どもの頃の体験を再現し、その頃の気持ちを理解します。それを元にしながら、大人になった自分と一つになるように導いていきます。

 前世療法よりはマシに聞こえる。……が、それだけ。
 どこをどう突っ込めばいいのか判らないのは同様。

●アントロポゾフィー(シュタイナー)医学
 アントロポゾフィーとは「人智」という意味です。自然のプロセスに則った考え方をしていて、宇宙観、身体観を見えない領域にまで広げています。(中略)人体を4層に分ける考え方があります。一番下のある層が「物質的肉体」、その上に身体の各部をつなぎ合わせている「エーテル体」、さらに共感と反感、感受性を持つ「アストラル体」、そして「最上層」が個我です。

 ――最上層が「個我」です――のタイプミスだと思うのだが……その辺りはともかくとして。
 ……どの辺りか「自然のプロセスに則った考え方」なのやら……。まぁこの人の場合、頭の中身は別の宇宙にあるから、そこの宇宙では理に適っているのかもしれない。

 『アントロポゾフィー』で検索したら、wikipediaが出てきた。
     http://bit.ly/1jsJxdA

 ……哲学? 宗教?
 どの辺りに『医』を付けられる学問なのか、説明してもらいたい。

 治療では、その人に最も適したレメディを用いるほか、音楽療法や絵画療法などの芸術療法、運動治療の一種であるホイリュトミー療法などを行います。レメディは、ホメオパシーで使う薬に近いものです。

 『ホイリュトミー療法』は2007年10月12日時点では、google検索では1つもヒットがない。
 ……いったいどういう療法なのだ??

 これらの他にも、高周波発生装置でヒーリング音楽を流し、アルファ波を出させるとか……もう何と言うか……本 当 に 医 者 か ?
     http://licenseif.mhlw.go.jp/search/search.do

 はい、医者ですよ……と。
 ……頭痛ぇ……。

アウェアクリニック津田沼HP
     http://aware-clinic.kansya.org/
posted by にわか旅人 at 23:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 健康増進? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

ESSIAC、エイジアック

 「利権を失うことを怖れた医師会から弾圧された悲劇の薬」「従来の生物学・医学を根本から覆す奇跡の薬剤」などと詭弁をうたったニセ抗がん剤・がん治療法、無根拠な健康法は巷にまん延している。
 その中の1つに『Essiac』という代物がある。

 カタカナ読みすると「エッシアク」「エシアック」「エジアック」とも読めるが、とりあえずここでは『Essiac Research』の読みに従い『エイジアック』としておく。[1]

●『エイジアック』とは?
 『エイジアック』は4種類のハーブ(うち1種類は、日本では医薬品に該当)からなるハーブティーだ。[1, 2]

   シープヘッドソーレル(ヒメスイバ全草、Rumex acetosa)
   スリッパリーエルム・バーク(アカニレの樹皮、Ulmus fulva)
   バードック・ルート(ゴボウの根、Arctium lappa)
   インディアンルバブ・ルート(ダイオウの根、Rheum palmatum)。

 それぞれのハーブには「こういう効果、ああいう作用がある」との眉唾物の俗説や伝承の枚挙にいとまはない。
 1つ1つ並べてるより、ここでは『エイジアック』そのものが焦点なので、ハーブについては触れずにおく。

 この4種類のハーブのうち、ルバブ(ダイオウ)の根部が医薬品に該当する。[3]

 日本では医薬成分(専ら医薬品として使用される成分本質(原材料))が、1種類でも含まれていると「医薬品」と判断され、いわゆる健康食品(ここで言うならハーブティー)として販売することはできない。[3]

 「医薬品」なら、薬剤師が噛んでいれば販売できるだろう、と思うかもしれない。
 しかし「医薬品」として販売するには、その前に医薬品としての登録が必要だ。
 『エイジアック』には医薬品としての認可は下りていないので、「医薬品」としても販売する事はできない。

 ……俺の限られた知識の範囲では、『エイジアック』を日本国内で法に触れずに流通させる方法は存在しない。

 ちなにみ『エイジアック』は、アメリカにおいても、医薬品としての申請は却下されている。そのため、現在では健康食品(ハーブティー)として販売されている。[4]
 発祥地のカナダでは、国内での販売は許可されていないし、政府からの特別な許可を得ないと臨床試験もできない状況にある。[2]

●『エイジアック』の開発者?
 1924年、カナダのオンタリオ州の1病院で看護婦をしていたRene M. Caissie(リーン・M・ケイス、1888〜1978)が、職場の病院でがん患者に与えたことから、『エイジアック』は始まった。
 『エイジアック』の名は、ケイスのCaisseを逆読みしたものだ。

 元々『エイジアック』は、言い方はおかしいがカナダの原住アメリカ人の民間療法で処方されていたお茶だ。ケイスがどのような経緯からこの処方を入手したのかは不明だが、このお茶を彼女が担当していた乳がん患者に与えたところ、がんが完治したというのが、そもそもの始まりのようだ。[5]
 その後、ケイスは胃がんの自分の叔父にもこのお茶をあてがったとされている。叔父氏が回復したかどうかは不明だ。

 ともかく。
 ケイスは1924年から、『エイジアック』でがん患者を治療し、数多くのがん患者を治癒に貢献したとされている。一説には、末期がん患者を数千人治癒させ、80%の患者に対し効果があったとも言われている。[1]

 『エイジアック』の処方は、1978年にケイスが死亡する前に、オンタリオ州にあるRasperin Corporation of Torontoに売却され、以来この企業がEssiacの正式な製造販売権を主張している。[2]

●『エイジアック』の作用の仕方
 ケイスと『エイジアック』を飲用した患者らの説明によると、『エイジアック』の効果は飲み始めてからほんの数回で効果が現れるそうだ。[2]

 まず、ガン細胞が大きく膨れ、硬化する。
 それからガン細胞は柔らかくなり、もしガン細胞が表皮の近くに発生しているのなら、大量の膿と肉状のものが噴き出す。
 以後、がん細胞は完全になくなっている、というのだ。[2]

 ケイスはこう理由付けている。
 理由はわからないとしていながらも、ケイスは『エイジアック』にはがん細胞を発生した元の箇所に移動・集中させ、縮小させた後、体外に排出させる効果がある、と主張していた。[2]

 『エイジアック』には特別な淹れ方があるようだが、日本で販売できない商品の扱い方を語っても仕方ないので、調べる手間は省いた。

●『エイジアック』の試験結果
 かれこれ数千人のがん患者の治癒に貢献したと称する割には、『エイジアック』の動物ないしヒト細胞試験(in vitro)、あるいは臨床試験(in vivo)の報告は、2007年10月においても非常に少ない。

 そればかりか、ケイスが各患者(年齢・性別・患部・病状別)に対し、どのように『エイジアック』を処方したのか、その資料すら存在しない。[2]

 その理由は、「治癒した」「回復した」との報告は、ほとんどが地元新聞による報道であり、ケイス本人からは、『エイジアック』のがん治療に関する報告は1つも上げられていないからだ。[2, 4]

 1982年、カナダでは86人のガン患者が、それぞれの担当医師の要請を受け、『エイジアック』の臨床評価が行われた。この評価は、患者の診察表からの分析ではなく、報告書を提出した担当医師の記述を基にしている。[2, 6]
 結果は以下の通り。

   病状に影響なし    47人
   評価できない     8人
   死亡         17人
   見た目効果あり    1人
   鎮痛剤の量が減少   5人
   観察すべき反応    4人
   安定           4人

 『観察すべき反応』『安定』と評価された8人のうち、3人はその後病状の進行が確認され、2人は死亡、3人が依然『安定』と判断された。ただし『安定』の3人も、『エイジアック』の使用後には従来の治療に戻っており、調査した組織は『エイジアック』の飲用により病状が改善されるという証明は得られなかった、と結論している。

 1983年、前述したRasperin Corporation of Torontoはカナダの健康福祉局健康保護課(Health Protection Branch, Health and Welfare Canada)からの要請により、『エイジアック』の抗がん性の試験を米国国立願研究所(National Cancer Institute、NCI)にて行っている。[2]
 その結果、リンパ球腫瘍(Lymphocytic Leukemia P388)のマウスに対する抗がん性は確認できなかったとされている。

 それどころか、処方にある最高値の濃度の『エイジアック』を投与したマウスは、「死に至った」という報告すらある。[6]

 MedLineで検索して見つかるわずかな資料を見ても、『エイジアック』の評価は決して高くはない。
 ……というか、リスクの方が高いようにも読み取れる。

 最近の試験としては、2006年にKulpとMontgomeryらのグループが、エストロゲン受容体陽性および陰性のヒトの乳がん細胞を用い、『エイジアック』がガン細胞の増殖抑制効果があるかの試験管試験(in vitro)を行なっている。[7]
 概要を読む限りにおいては、更なる調査が必要とはしていても、『エイジアック』は乳がんに関しては、ガン細胞の増殖を抑制するどころか、逆に促進する恐れがあるとしている。

●藁にもすがりたい気持ちは判らなくもないけど
 たまたま『エイジアック』で検索したところ、あるブログを見つけた。[8]
 その中に『エイジアック』を使っていた旨の記述がある。2002年3月4日〜。

 例え善意からでも、藁にもすがりたい人達にこういう代物を勧める連中に、怒りとか憎しみとか感じてしまうのは……俺の問題か。


◎参考インターネット◎
[1] Essiac Research HP
     http://homepage1.nifty.com/essiac-re/index.htm
[2] Quackwatch “Unconventional Cancer Treatments. Chapter 4: Herbal Treatments” August 3, 1998.
     http://bit.ly/1qIYAtJ
[3] 『物の成分本質(原材料)について』
     http://bit.ly/1qIYja5
[4] National Cancer Institute “Questions and Answers About Essiac and Flor * Essence” July 26, 2007.
     http://1.usa.gov/1jDgiVt
[5] American Cancer Society “Essiac Tea” June 26, 2007.
     http://bit.ly/1qIYp1t
[6] BC Cancer Agency “Essiac/ Flor Essence” February 2000
     http://bit.ly/1jDgdkL
[7] Kulp KS, Montgomery JL, Nelson DO, Cutter B, et al. “Essiac and Flor-Essence herbal tonics stimulate the in vitro growth of human breast cancer cells.” Breast Cancer Research and Treatment, 2006 Aug; 8(3): 49-59. Epub 2006 Mar 16.
     http://1.usa.gov/1qIY5zG
[8] 奇跡を信じて〜あとがき〜
     http://www.enpitu.ne.jp/usr6/66095/
posted by にわか旅人 at 13:42| Comment(5) | TrackBack(0) | 健康増進? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月30日

ウインズインターナショナル倒産

 以前取り上げたマルチ商法(連鎖販売取引)の企業、株式会社ウインズインターナショナル(以下、ウインズ)が、2007年9月5日に倒産した。

月間ネットワークビジネス『ウインズインターナショナル倒産 5日に破産申請 通販会員の開拓進まず』2007年9月12日
     http://www.network-b.com/news+article.storyid+354.htm
===全文掲載===
 連鎖販売方式で加盟店を募集し、加盟店が集めた通販会員にカタログなどを介して生活雑貨などを販売していたウインズインターナショナル(本社横浜市、山口孝榮社長、(電)045―435―0101)は9月3日に事業活動を停止、同5日に破産を申請した。06年12月期決算時点での負債総額は7億1900万円。

 同社は1994年の設立。「連鎖販売方式で集めた10万加盟店に100人ずつ通販会員を開拓してもらい、1000万人のエンドユーザー組織をめざす」独自のビジネススタイルで営業を行ってきた。約60万円の商品購入が加盟店登録の条件だった。

(※詳しくは日本流通産業新聞9月13日号をご覧下さい。)
===ここまで===

 ウインズは『生活互助会』を称する通販組織の主催企業だ。会員は「FC代理店」として自分の下に新たな「FC代理店」を増やしていくというもの。
 ……マルチ商法とフランチャイズは別物なのだけどね。

 5日の倒産が確定する2日前から、ウインズは『生活互助会』と『WAAPネット』の会員(代理店)に、活動を停止するよう呼びかけていたようだ。

Toshi 『お得満載!WAAPnet 利用できなくなっちゃいました(涙) 潟Eインズインターナショナル(生活互助会)が倒産!?』2007年9月6日
     http://waapnetids.blog95.fc2.com/blog-entry-3.html
===引用開始===
連 絡 書


平成19年9月3日

FC加盟店 各位
ワープネットクラブ会員 各位

本日以降、弊社の加盟店活動、ワープネットクラブ会員活動を一切停止してください。

詳細は追ってご連絡いたします。

株式会社ウインズインターナショナル
代表取締役 山 口 孝 榮

===ここまで===

 さて。
 ウインズと言えば、去年の2006年12月、公正取引委員会から排除命令を受けた事がある。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/29703178.html

 しかしウインズともう1社は、「優良誤認とされた事実を一般消費者に公示せよとする排除命令書の内容」に不服があるとして、審判請求を2007年の2月に起こしていた。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/34354990.html

 そして5回目の弁論が、2007年10月9日に予定されているのだが……。
     http://www.jftc.go.jp/info/sinpan.html
 ……今となっては出席しないだろうな。

 2月に俺は、

 「記事全体を眺めてみたところ、ただでさえマルチ商法という『悪徳』とされる事業形態の上、排除命令を受けたなどと公示すれば、新しい会員を増やすのが一層難しくなる。
 それを防ぐために、審判請求したのかな、などと勘繰ってしまう。
 ……まぁ、敗訴で終わると予想するが」

 などと軽く考えていた訳だが、ひょっとしてダメージは予想以上に大きかったのかな?

 計画倒産説もある。
 Toshi氏のブログにもあるように、9月16日にWAAPネットがグランドオープンと言って勧誘していたのなら、倒産は計画的だったと想像してしまう。

 さてさて。
 『Yahoo知恵袋』やいくつかの掲示板で、ウインズの幹部が早くも株式会社オールインに転がり込んでいるという情報が出ている。
     http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412670919
===引用開始(2007年9月11日)===
幹部など上の方が、倒産前に『オールイン』という会社に移っていますね。
※株式会社A l l i n(オールイン)はFX商材を取り扱うMLM企業のようです。
===ここまで===

 オールインの話は『悪徳商法?マニアックス』の会議室過去ログに少しある。
     http://beyond.2log.net/akutoku/bbs/qa/148071.html

 どうやら競馬予想ソフトをマルチ商法で展開しようとしていたのを、急きょFX投資(外国為替証拠金取引)ソフトに焼き直ししようとしているようだ。

株式会社オールインHP
     http://victoryrun.net/
===引用開始(2007年9月30日)===
2007.10.初旬   VictoryrunFX 発売開始予定
2007.10.初旬   代表取締役 兼 CEO に森克彦氏就任予定
2007.09.初旬   VictoryrunFX ソフト製品化発表予定
===ここまで===

 競馬ソフトとFX運用ソフトを同次元で見ている段階で、資産運用ではなくねずみ講としか思えないのだが、1万歩譲って資産運用としても、だ。

 商品先物、金融先物、FXなどという「資産運用」をうたうものは、自称プロが手を出しても失敗するものだ。素人が手を出したところで、失敗するのは目に見えている。
 それを「プロが市場を予測するから任せろ」的なトークで訪問や電話をしてくるところは、絶対に信用してはいけない。


読売新聞『FX取引業者で相次ぐ破産、顧客の証拠金戻らず』2007年9月27日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070927i309.htm?from=main3
===引用開始===
 高配当をうたって、外国為替証拠金取引(FX取引)への投資を呼びかけた業者が経営破たんし、顧客が預けた証拠金が戻らないケースが相次いでいる。
 国が規制強化に乗り出した2005年7月以降、19社が次々と破産。負債額は判明した7社だけで約184億円に上るが、この大半は顧客の証拠金だ。ほとんどが運転資金などに流用されたとみられ、多くの顧客が泣き寝入りを強いられている。

   (中略)
FX取引を巡って、全国の消費者センターに寄せられたこんな苦情件数は02年は393件だったが、03年は1423件、04年には2910件に上った。

   (中略)
 金融庁は同年[2005年]12月までに債務超過になっていることや顧客の証拠金と会社財産を分けて保管していないことなどを理由に、54社に業務停止処分を命令。このうちリベラ社を含む19社が、処分とほぼ同時に自己破産を申し立てた。
===ここまで===

 オールインのHPを見る限りでは、商品の『ビクトリーラン』の発売はまだ始まっていない。
 商品がなく、金銭だけが回っているという事で……。
 これはネズミ講(違法)だ。
posted by にわか旅人 at 20:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

アースウォーカー設立者に実刑判決

 2006年から時々このブログで取り上げてきたネズミ講(アースウォーカー)だが、2007年9月19日、最後まで無実を主張していた設立者に対し、判決が下された。

京都新聞『設立者に懲役2年 ねずみ講事件で京都地裁判決』2007年9月19日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000039-kyt-l26
===全文掲載===
 通販カタログ事業を名目に会員を集めた「アースウォーカー」(大阪市中央区)のねずみ講事件で、無限連鎖講防止法違反の罪に問われた設立者の吉田朗太被告(32)=神戸市須磨区=の判決が19日、京都地裁であった。増田耕兒裁判長は「約22億円もの入会金を集めた悪質な犯行だ。被告は組織的基盤をつくり上げ、運営に欠かせない存在であり、刑事責任は重い」として懲役2年、罰金300万円(求刑懲役3年、罰金300万円)を言い渡した。

 判決によると、吉田被告は他の幹部ら7人=いずれも有罪判決=と共謀し、2004年1月から05年6月の間、5500人以上の学生らを勧誘し、オーナー契約金を名目に約22億円を支払わせた。

 弁護側は「ねずみ講ではなくカタログ販売事業だ。共謀もない」と無罪を主張したが、増田裁判長は「カタログ販売事業は赤字状態で、実質的には金銭配当組織に当たることは明らかだ」と認定した。さらに被告が報酬の取り決めについて影響力があった点に触れて「他の幹部と共謀が成立していた」とした。

 増田裁判長は量刑理由で「言葉巧みに勧誘し、資金がない場合は消費者金融に借金をさせた」などと悪質性を指摘した。
===ここまで===

 『無限連鎖講の防止に関する法律』第5条によると。
     http://www.ron.gr.jp/law/law/mugenren.htm
 「無限連鎖講を開設し、又は運営した者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」
 とある。

 求刑3年に対し、判決2年とした理由を、記事内容からは読み取れないのだが……それでも懲役と罰金の併科をされているので、決して軽い訳ではないのかな?

 ちなみに判決は、下の記事によると執行猶予付きではなく実刑判決だ。

ABCニュース『<京都>「ねずみ講」事件 会社経営者に実刑判決』2007年9月19日
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_003_200709194001026.html
===全文掲載===
通信販売会社、アースウォーカーの「ねずみ講」事件で、首謀者とされる幹部の男に対し、京都地裁は、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、アースウォーカーの実質的経営者だった吉田朗太被告(32)です。判決によりますと吉田被告は、アースウォーカーを設立し、他の幹部と共謀して、通信販売ビジネスと称した「ねずみ講」を運営し、大学生らおよそ5500人から総額22億円を集めました。「ねずみ講」の運営にあたって、吉田被告らは、摘発を逃れるため、表向きは通販カタログの販売員の募集を装っていました。きょうの判決で、京都地裁は、「社会経験や判断力の乏しい学生や若者を対象にした、狡猾で悪質な犯行」として、吉田被告に対し、懲役2年、罰金300万円を言い渡しました。
===ここまで===

 同法第3条によると、
 「何人も、無限連鎖講を開設し若しくは運営し、無限連鎖講に加入し、若しくは加入することを勧誘し、又はこれらの行為を助長する行為をしてはならない。」
 とある。

 関係者の7人は『ねずみ講』だったと有罪を認めてすらいる。
 それにも関わらず、吉田被告は最終弁論でも「無限連鎖講ではないし、通信(カタログ)販売事業である」と無罪を主張していた。

 であれば、争点は「ねずみ講だったのか、通信販売業だったのか」になる。
 実際、増田裁判長は「カタログ販売事業は赤字状態で、実質的には金銭配当組織に当たることは明らかだ」としているので、既にこの時点で、開設者の吉田朗太被告が有罪なのは疑いない。

 となれば、弁護側の「被告は04年1月に別事件で逮捕されて以降は関与していない(毎日新聞、2007年7月26日)」の主張は意味がないと思うのだよな。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/51149278.html

 それについても、裁判長は
>さらに被告が報酬の取り決めについて影響力があった点に触れて
>「他の幹部と共謀が成立していた」とした。
 と、念入りに吉田被告の関与と責任を認めている訳で……。

 とにかく。
 弁護側の主張は片端から否定された、ということでいいかな。

 ちなみに。
 京都地裁での無限連鎖講の判決が出る前に、さいたま地裁では民事訴訟……でいいのかな?……で、吉田被告に賠償命令も出されている。

弘田恭子『アースウォーカーねずみ講事件:設立者に390万円賠償命令−−地裁判決 /埼玉』毎日新聞、2007年9月15日
     http://bit.ly/1jEKzDB
===全文掲載===
 通信販売会社「Earth Walker(アースウォーカー)」社(大阪市)設立者の男に、違法なねずみ講で金をだまし取られたとして、県内の被害者7人が契約金などの支払いを求めた損害賠償訴訟の判決が14日、さいたま地裁であった。近藤壽邦裁判長は原告側の主張を一部認め、男に対し計約390万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 判決などによると、7人は04年12月〜05年12月に「割りのいいアルバイトがある」と勧誘され、契約金計約355万円を同社などに支払った。

 同社は04年1月〜05年6月、学生ら5517人を加入させ、計約22億5000万円を支払わせたなどとして、幹部7人が無限連鎖講防止法違反罪で有罪が確定。男も同罪で逮捕、起訴されている。
===ここまで===

 1つ疑問。
 アースウォーカーを設立した2004年1月は、吉田被告は傷害罪による保護観察付執行猶中だったとある(朝日新聞、2007年2月22日)。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/35825519.html

 今回の有罪判決で、傷害罪の禁固刑分も加わるのかな?
 ……だとすれば、2年で出てくることはまずないだろうな。
posted by にわか旅人 at 17:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

波動アストレア

 先日ふとした機会から、とある機械の説明を受けた。
 その機械の名前は『HADO Astrea(波動アストレア)』
     http://www.hado.com/shopping/new/0705/hadoastrea.htm

 言うまでも無く、『波動』の文字が付いている時点で、怪しさ胡散臭さ全開な代物だ。

 もらったカタログによると、輸入販売元は『株式会社アストレア』らしいが、これは『株式会社アイ・エイチ・エム(以下IHM)』の関連会社(子会社?)だ。

 さて。
 IHMの代表は、江本勝という。
 水に「ありがとう」と綺麗な言葉をかけると綺麗な結晶に、「ばかやろう」などの汚い言葉をかけると汚い結晶になると、世迷言をほざいている御仁だ。
 『水からの伝言』『水は答えを知っている』などの著を出している人物で、江本勝の名前は知らなくても、タイトルだけで「ああ、あのいかがわしくて怪しい人ね」と知り合いが納得した人物だ。
 ……ISBNやアフィを貼る気にすらなれないので、興味あるなら検索でもして探してもらいたい。

 『波動』『江本勝』と出た時点で、『波動アストレア』のいかがわしさを表すには十分なのだろうが、せっかく話を聞いたので、内容を公開しなくては先方に失礼だろう。
 青字が受けた説明の内容だが、メモと記憶が頼りなので、全てを網羅しているわけではない。

 個人を特定されることはないだろうが、念のためどこで聞いたのかは伏せておく。

 『HADO Astra』とは、エネルギー測定とエネルギー改善のための機械です。
 医療機器ではありませんが、これからこの機械の研究が進めば、将来有効な医療機器へとなる可能性があります。

 まずはそのように主張するデータを、言い出した奴から提出しろ。話はそれからだ。

 これは一種のホメオパシーの機械で、ヨーロッパでは500台が既に販売され、使用されている実績があります。
 ヨーロッパでもこのようなあけすけな似非科学に引っかかる人はいるだろう。
 それよりもまず、「販売実績」がどのような意味を持つのか、具体的に説明しろ。

 この機械の元となった研究データは旧ソ連の研究施設のもので、兵士やスパイの洗脳などにも使われました。
 これが旧ソ連の崩壊した理由の一つなのか。
 いかがわしい似非科学に国を上げてうつつを抜かしていると、国が傾くという証言ということで。
 ……ここ最近の日本も胡散臭い似非科学・似非医療がまん延しつつあるからな。人事では済まされないかも。

エネルギー測定
 PCに名前と年齢を入力します。

 個人のデータ取りのためというより、占いに使うのかと思ってしまった。

 付属のヘッドホンを耳に着けると、それを通じて機械(この場合、PC)がエネルギーを測定します。
 見た目20年位前の耳全体を覆うタイプのヘッドホン……。
 ヘッドホンというのは『出力』するのが目的で、『入力』のためではなかったと思うが……。どういう経路でデータを採取しているのさ。

 何よりまず先に、その『エネルギー』の単位を説明しろ。

 測定されたエネルギー状態は1〜6段階の色で示され、エネルギー状態の低いほど、ストレスが少なく良い状態である事を示しています。
 ここでディスプレイに現れるのは、人の各種臓器の画像や全体像やら何やら。実際の被験者のスキャン画像が出てくるわけではない。
 例えば、移植などで腎臓とか片方なくした人の場合、どう取り繕うのか教えて欲しかったな。

 この機械は、身体の220箇所のエネルギー状態を測定します。測定箇所には、各種内臓、血管、神経、眼球、脳、果ては染色体まで検査することができます。
 エネルギー状態の表示として、あちこちに色の着いた点(ドット)が出てくるのは、まあ良しとしよう。
 21対の染色体の画像が出て、その上を点があちこち飛び回っているのを見た時には、笑うのをこらえるのに苦労した。
 どうやって兆単位もある細胞の染色体を、たかが1つの画像上で表現しているというのか。

エネルギー改善
 『HADO Astrea』では測定したエネルギーを、良い状態のエネルギーに改善する機能がいくつかあります。

 エネルギーは『高い』『低い』で表現するもので、『良い』『悪い』ではない。
 ……と言うか、いつになったらその『エネルギー』とやらの説明をするのだ?

 1. 機械でエネルギーを出力し、ヘッドホンを通じて入力します。
 2. Oリングテストでも知られていますが、相性の良い言葉(例えば「ありがとう」)などをキーボードで入力し、そのエネルギーを注入します。


 なぜかこの時のキーワードで「ありがとう」をやけに強調していた。
 だけど内心俺は「くたばれ水伝、くたばれ水伝……」と念仏を唱えていたのは内緒だ。

 3. 付属の容器に、普段使用しているサプリメントなどを入れ、それを電磁波で計測します。それにより、そのサプリメントが本当に必要なのかどうかがわかります。
 ……電磁波……って……。
 この手の『波動』商売では、電磁波は親の仇ぐらいに憎い敵でなかったか?

 4. 最後に情報転写。『HADO Astrea』には数種(数百種だったと思うが、覚えていない)の波動がデータベース化されており、容器に水を入れることで、ホメオパシーのレメディ、いわゆる『波動水』を作ることが出来ます。
 これは想定内。

 で、笑えるのがデータベース。
 普通の計測機器では測定できない物質(例えばリンゴ)の微弱なエネルギー(波動)が、このデータベースには蓄えられているのだとか。
 ……測定できないものを、どうやって測定し、それをデータベース化した、ってのかねぇ?

 さてさて。
 2007年9月10日〜9月12日までの3日間、東京国際展示場で『Diet & Beauty Fair 2007』が開催された。
 怪しい企業がそこかしこに跳梁跋扈する展示会なのだけど、この機器とそっくりなものを見かけてしまった。

 KDD株式会社 医療事業部
     http://www.kdd1.com/clinick.html

 に「これって『波動アストレア』と同じ?」
 プ「違います。アストレアさんより新しいし、機能も追加されています」
 に「どういう機能?」
 プ「(自慢そうに)エネルギーの注入による回復の機能があります」
 に「それって、アストレアにもありますね」
   (と言いつつ、アストレアの説明を受けた時のノートを見せる)
 プ「(アストレアと同じに見られたのが矜持に触れたのか、ちょっと強気に)付属のコップに試料を入れると、それを測定して……」
 に「ああ、マッチングテストですか。それもありますね」
   (と、その旨の記載箇所を指差し)
 プ「……」

 ……言葉がなくなったのか落ち込んだのか、哀愁を漂わせ始めてしまったプレゼンター氏。

 に「あ。でも御社の装置、測定箇所が250もあるのですね。アストレアは220ですよ」
   (やはりメモを見せて)
 プ「(いきなり元気復活)そうでしょ〜。うちのこれはアストレアさんより最新ですから、性能は上なんですよ」
 に「画像も綺麗ですものね」
 プ「なんなら、体験されていきますか?」

 ……上機嫌に胸を張るプレゼンター氏。
 楽しい人だ。

 体験は辞退させてもらった。
posted by にわか旅人 at 16:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 似非科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

出会い系スパム1例

 既に以下のブログで晒されている出会い系スパムが、ついに俺のところにもやってきた。

『新・いらないメール展示会』
     http://iranaimail.seesaa.net/article/53539638.html
『スパムGメン−迷惑メール情報ブログ−』
     http://spamgmen.seesaa.net/article/52117409.html
『スパムさんいらっしゃ〜いリローデッド』
     http://foodbrain.jugem.jp/?eid=1809

===ここから(ヘッダーは一部抜粋)===
日付:Mon, 03 Sep 2007 19:15:36 +0900
差出人:"田辺" parisegawayumi@yahoo.co.jp
件名:お問い合わせの件でA[[ID]]様も該当しています。すぐに確認をお願いオます。
宛先:*********@********.jp(公開しているアドレスとは別)

Return-Path:
Received: (qmail 30687 invoked by uid 0); 3 Sep 2007 19:15:38 +0900
Received: from unknown (HELO 122.9.245.151) (122.9.245.151)
by mfreemail203d.at.rakuten.co.jp with SMTP; 3 Sep 2007 19:15:38 +0900
Subject: (文字化けの為読めず)

ご要望に応えて!
旧掲示板からコミュニティとして最新システム導入となり、
この今、こうしてメールを差し上げることが出来て
嬉しく思っています。

事務局の私、田辺くみこからお知らせです。
少しの時間だけお付き合い下さい。

参加資格:18歳以上の男女、未既婚不問
大人のマナーと秘密も守れる方、心に潤いが欲しい方、

そんな方を旧掲示板、検索BBSから対象者を選定し、
厳選してお送りしています。こうした形式の案内なので
驚かれたかと思いますがご安心下さい。

一、信用信頼の浪漫グループとの共同マッチングサービスです。
二、心とカラダのリラクゼーションの場を提供しています。
三、不正行為は一切ありません、過去も未来もありません。

まずは、お相手とのマッチングとしてこちらからお入り下さい。

ttp://www.aiballoon.com/scene/dlx (頭のhは削除)

それでは、心ゆくまでお楽しみ下さい。失礼します。

◇=============================================
運営事務局 田辺 sup.tanabe¥gmail.com
  By 出会いココロジー大人の情景
===ここまで===

 なぜカタカナは全て半角なのかはともかく。

>旧掲示板からコミュニティとして最新システム導入となり、

 どこの掲示板よ? 出会いサイトの掲示板に登録なぞしたことはない。

>参加資格:18歳以上の男女

 なぜ俺が18歳以上だと?
 「生まれは前世紀、まだ若いつもり」とプロフィールには書いているけど、どこから18歳以上だと判断したのかねぇ?

>こうした形式の案内なので
>驚かれたかと思いますがご安心下さい。

 案内自体は驚なかったけれど、「ご安心下さい」の一文には驚いた。
 ……どの口で平然とこのような嘘を吐けるのかと。

>三、不正行為は一切ありません、過去も未来もありません。

 件名に「※未承諾広告」と入れていない時点で、不正行為なのだが……。

『迷惑メール相談センター』2. 表示義務(第3条)
     http://www.dekyo.or.jp/soudan/houritupoint/law02.html

 ……などとスパムにツッコミを入れても仕方ないか。

 ちなみにこのスパムのIPアドレスを検索したら、中国からのものだった。
     http://whois.domaintools.com/122.9.245.151

 しかも『Bluesky Network』の1つとして、ブラックリストにも載っている。
     http://www.spamhaus.org/sbl/sbl.lasso?query=SBL52788

 という事で、通報しておいた。

財団法人 日本産業協会 迷惑メール情報提供受付ページ
     http://www.nissankyo.or.jp/spam/index.html

財団法人 日本データ通信協会 違反メールの情報提供
     http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/

 最後に。
 検索で見つけた簡単な解説HPを紹介。

『ちょっと長いけど読むと絶対ためになる迷惑メールの勉強 め〜わくメールに負けないで!!』
     http://www.clubbbq.com/spaminfo/beginners.html

 ……タイトル長い。
posted by にわか旅人 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

携帯音楽プレーヤーの医療効果

 マルチ商法(連鎖販売取引)の企業株式会社サンヨーメガ(以下、サンメガ社)のHPに、新商品『ラトレ、LATRE』の商品説明がアップされていた。
     http://www.sanyo-mega.co.jp/latre/

===全文掲載(2007年8月22日時)===
「LATRE」の文字のうち、「L」「A」「T」にはLuxury(贅沢な)Aroma(香り)Treatment(処置治療)という意味が込められております。
今後、到来するであろう超高齢化時代に向けて、高機能性弱電機器と家庭用ヘルスシステムが融合してゆく事は、誠に自然な流れであり、達成すべき目標でもあります。
リラクゼーション機能の追及と洗練されたデザイン、軽快な操作性と拡張性のあるプラットホーム、さらに、新規コンセプトを基に開発された数々の優良コンテンツを「LATRE」は、皆様にご提案いたします。

感性にリラクゼーション
「LATRE」の小さな本体は、味覚を除いた聴覚(音楽)・触覚(体感)・嗅覚(香り)・視覚(映像)の4種類の理想的なリラクゼーションを同時、もしくは個別に体験・体感することができます。
===ここまで===

 これにイメージビデオと称した動画が加わり、商品説明の「つもり」のようだが……エッセスリムβの時より、意味不明な商品になっている。

 脇話になるが、「今後、到来するであろう超高齢化時代に向けて」のくだりに、先日業務停止命令を受けたユナイテッド・パワー社(UP)と同じ匂いを感じてしまった。

 UPのHP『経営6か条』の2から。
     http://www.unitedpower.co.jp/6power.html
>UPSは、2005年以降に大爆発するセットトップボックス巨大市場6000万
>人を一気に獲得するために

 ……気のせいかな? 今までサンメガ社をマルチ商法の企業と言ってきたが、初めて近未来通信のようなビジョン系マルチ(悪くて投資詐欺、良くてもネズミ講)と同列に思えてきたぞ。

 とにかく。
 『ラトレ』はあくまで『リラクゼーション』のものであり、サンメガ擁護掲示板で賜っているような「ガンが治る」とか「アトピーが治る」などという効果は一切謳っていない。
 勿論、そのような事を言って営業を行えば、薬事法に抵触する可能性すらある。

 商標登録申請時の説明にも、『リラクゼーション用機械器具』と明言されている。

『商標出願・登録情報検索』より
     http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_SEARCH_A.cgi
===引用開始(太字赤は当方で着色)===
【商願2007−33041】
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
音声周波機械器具,ヘッドホンと音発生装置と電気による振動装置と芳香発生装置からなるリラクゼーション用機械器具,その他の電気通信機械器具,録音済のコンパクトディスク,その他のレコード,写真機械器具,映画機械器具,光学機械器具,電子応用機械器具及びその部品,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,録画済みCD−Iディスク
===ここまで===

 国民生活センター『病気がよくなると説明されたがまったく効果はなかった携帯音楽プレーヤー』2007年8月20日
     http://www.kokusen.go.jp/jirei/data/200707.html
===全文掲載(赤字は当方着色)===
病気が治るとうたって携帯音楽プレーヤーを販売している連鎖販売業者。特定商取引法に抵触する恐れがあることを指摘した結果、解約にはなったものの、事業者は薬効に関するセールストークを行ったことは認めなかった事例について紹介する。

相談内容
 妻が重い病気にかかっていることが分かった。病気が少しでも早く治ることを願い、さまざまな民間療法も試みていた。そうした中、知人(以下、紹介者)から「イヤホンを通して音楽を聴くだけで奥さんの病気は治る」と言われて、紹介された販売員から商品の説明を受けた。「このようなもので本当に効果があるのか」と販売員に尋ねたところ、「本当に効く」と言われたので、藁(わら)にもすがる思いから、言われるままに契約書類にサインした。その場で商品を受け取り、妻に渡した。
 直接使い方を教えたいと言われたので、販売員が、入院先の病院で説明を行うことを了解した。
 しばらくして信販会社から明細書が届いた。商品の代金は30万円以上で、返済総額は約44万円になっていた。この頃、妻から「指示されたとおりに使っていたが、一向に効き目が表れないため、機械を使うことをやめてしまった」と聞かされた。また、販売員が病院で販売活動を行ったため、出入り禁止となったことも妻から聞いた。そこで、販売員や紹介者に商品の効果や代金のことなどを問いただそうとしたが、連絡がつかなかった。妻の病気に効果のない商品は要らない。返品するので支払ったお金を返してほしい。
(60歳代 男性 自営自由業)


処理概要
(1)商品について
 国民生活センター(以下、当センター)では、まず事業者のホームページから商品に関する情報収集を行ったところ、リラクゼーション効果があるというだけで、病気が治るという記載はまったく見当たらなかった。

(2)抗弁書の送付と事業者への確認
 事業者の販売方法に問題があると思われたので、相談者に信販会社へ抗弁書を郵送するように助言した。信販会社から当センターに対して、「抗弁に応じる。担当に調査を行うように指示した」という返事があった。並行して、当センターは、事業者に連絡を取り、事実確認を求めた。事業者からは、連鎖販売事業を行っていることを踏まえて、商品の販売に当たっては、特定商取引法始め関係法規、社内規定は必ず守るように指導しているという説明があった。

 さらに、1)販売員、2)紹介者から聞き取りをしたところ、以下の回答があったという報告もなされた。

1)販売員
「ストレスをなくすことは病気にはよいことだ」とは言ったが、「病気に効く・治る」とは一切言っていない。医療用具ではないということも伝えた。
既に相談者はこの商品を購入したいという気持ちが強い印象であった。また商品に関する詳しい質問は特に受けなかった。
「商品を使用するのは妻である」という相談者の強い申し出があったので、商品購入と連鎖販売組織への登録申込書(以下、契約書面)の名義を、相談者の妻に書き換えた。
相談者から商品の説明をしてほしいと言われたので、病院に出向いて説明を行った。病院内で他の人への販売活動は一切していない。

2)紹介者
購入後2回ぐらい会ったが商品の苦情の話は一切なかった。今回の話を聞いて驚いている。
自分は商品紹介後に体調が悪くなり、しばらく入院していた。

 上記の回答を相談者に伝えたところ、「そんなことはあり得ない、妻の病気に効くと聞いていなかったら買うはずがない」と憤った。さらに、契約書面に関しても、妻の名義にしてほしいと申し出たことは一切ないということだった。相談者は、入院中の妻のそばから離れることはできないということで、相談者・事業者(紹介者・販売者を含む)・当センターの三者面談を行うことはかなわなかった。

 事業者と相談者の主張が平行線をたどったことから、当センターは、相談者の金銭的な被害回復を図るために、契約書面の名義が妻の名義であったことに焦点を絞り、

[1]たとえ相談者からの申し出があったとしても病気の妻の名義で会員登録(しかも消費会員ではなく連鎖販売組織の販売会員としての登録)を認めたことは問題がある。

[2][1]の問題に加えて、そもそも妻を会員にするのを認めたのであれば、妻に対して法定書面の交付義務があるが、それを行っていないのは、特定商取引法違反(書面不交付など)である。

と主張して交渉したところ、事業者は、無条件解約に応じた。今後、いっそうの販売員等の指導を求めるとともに、こうした問題を発生させないように要望した。

問題点
 病気に苦しむ家族の治癒(ちゆ)を願う気持ちに付け込むような販売方法は許されるものではない。事業者は薬効をうたう販売方法を最後まで認めなかったものの、PIO−NETに類似の苦情が多数寄せられており、複数回にわたり聞き取りをした相談者の主張には一貫性があるので、正しいものと思われた。

 その後、事業者のホームページを確認したところ、消費者関連法規の順守を掲げて、特定商取引法や薬事法の規定を紹介するなど、若干の業務改善がみられた。
===ここまで===

 この連鎖販売取引企業の社名は明かされていないが、下の2点から、この事業者はサンメガ社だと推測できる。

 1. 音楽機器を連鎖販売取引(マルチ商法)で販売している企業は、サンメガ社以外ない。
 これはサンメガ社SEの樋口肇氏が、「オンリーワン商材」と絶賛しているところから、そう判断している。

 2. 販売員と紹介者が別々である。
 連鎖販売取引では、会員が商品の説明から事業説明まで行うものだが、サンメガ社で採用しているIDD(イントロダクション&ダイレクト)では、サンメガ社の正社員が商品説明などを行っている。このIDDはサンメガ社独自の手法だ。

 上記2点の理由から、当該企業がサンメガ社であるとして、話を続ける。
 ここでの『音楽携帯プレーヤー』が『エッセスリムβ』なのか『ラトレ』なのか、ここではあまり重要ではない。
 指摘しておきたいのは、以下の3点だ。

 1.  法定書面の交付義務があるが、それを行っていないのは、特定商取引法違反(書面不交付など)である。

 販売員(サンメガ社では『クローザー』と呼ぶそうだが)ですら、『特商法』を遵守した活動をしていない。する気がない、と言っても良いだろう。

 以前のエントリで紹介した掲示板にて、「特商法を守っていたら仕事にならない」と、クローザーからして遵法意識を持ち合わせてない書き込みを見たが、今回の事でその信頼性は高くなった。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/24095538.html
     http://tsure-zatsu.up.seesaa.net/image/sanyomega17-2.jpg

 「商品の販売に当たっては、特定商取引法始め関係法規、社内規定は必ず守るように指導している」
 ……指導していなかったと判明。

 2. 販売員は病院内で他の人にも販売活動をし、病院に出入り禁止にされている。
   販売員に紹介者や機器の効果について問い合わせようとしたが、連絡が付かなかった。


 サンメガ社の会員は、2006年7月の脱税報道のあった頃で3万6千人。社員(クローザー)は、ソースを忘れてしまったが、確か100人程か?
 どう考えても、3万6千人の日々の勧誘をサポートできる人数ではない。
 それに社員の成績は獲得した会員の頭数(=売上)で決まると推測できるので、新規会員の勧誘以外の問い合わせやクレームには対応しないだろう。

 ……遵法精神の持ち合わせすら疑問な企業なのだから、
 「釣った魚に餌をくれてやる必要はない」
 という考え方だとしても不思議はない。

 3. 紹介者は紹介した後、体調を崩して入院していた。

 所詮は5年前の機種と同程度の性能しかない高額・低スペック音楽機器だ。何らかの医療的な効果が得られると「ゆめゆめ思うこと自体誤り」な訳で、何らかの事情で入院する事になっても、別に不思議はない。
 しかし擁護の掲示板を見ると、現代の医療機器を超える効果が出ているような書き込みが見受けられる。
     http://www2.bigcosmic.com/board/s/board.cgi?id=san0034
     http://www.sanyo-mega-aid.com/

 さて、奇跡的な体験談に隠れ、このような「入院した」という話もあるのだが、件の音楽機器の『奇跡』を信じる人たちには、こちらの話は目に入らないのかね?

 それとも。
 「治る・改善するのが、この器具の効果なので疑いはない。しかし体調を悪くしたのは、使い方に問題があったからで、どのような使い方をしたのかがわからなければ関連性が見えない。それまでは評価の対象には値しない」
 とでも言うのかね。

 2006年7月には脱税で報道され、2007年8月に(名指しはされてなくても)国民生活センターから相談事例として紹介されて。
 この分だと、来年夏には経産省から業務停止命令が出るかもしれないな。
posted by にわか旅人 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

水没しに行ってきた

 職場で夏休みを取り、ちと海外へ遊びに行ってきた。どこへ行ったのかは、リンクを参照の事。

 目的は……意外かもしれないが、ダイビング(初心者のオープンウォーターのライセンスを持っている)だったりする。
 水中カメラを使えるライセンスではないので、画像はない。

 この時期は家族連れやら新婚旅行やらで、飛行機やホテルは満員。まぁ、こちらも時期をずらして行けるほど時間に選択肢があるわけでもない。
 ……心得たダイバーだと、この時期にわざわざ行くことはないそうだ。おかげで潜る人が少なくて良かった。

 ともかく。
 最後に潜ってからかなり時間が経っていたので、器材のセッティングやらの復習も含め、初日1本目はビーチにあるこの塔の辺りでダイビング。
     http://fisheyeguam.com/

 2本目はWestern Sholesという、船で10分ほどのところのポイントへ移動。
 キノコ状にサンゴが広がるポイントで、視界はそれなりに良好(10〜15m)。水面からキノコのカサの上が良く見えた。もう少し深いのかと思っていたら、どうも8m程しかなかった模様。
 俺のような初心者では、案内してもらえたのは水深5~15m(平均深度8m)の所。それでもアネモネとかリュウグウスズメダイとかタイワンカマスとか色々見られた。

 2日目は、外洋に出てのダイビング2本。
 Blue HoleとBlue & Whiteというポイント。平均深度は12〜13m。

 Blue Holeは文字通り、大きい竪穴みたいなのがあるポイント。
 もう少し経験があれば奥まで降りられるのに、俺のようなビギナーは周りをうろちょろするだけ。それでも穴の口の所で15〜20mと、前日よりもずっと深くなっている訳で……それより下なんていくらなんでも無理。
 Western Sholesで見た魚と、トゲチョウチョウ、スダレチョウチョウ(見たらしいのだが記憶になし)、オオアカホシサンゴガニを見られた。

 Blue & Whiteは砂地とサンゴがパッチのように広がっているという触れ込みだったのだけれど、俺の感想では「は? どこが?」なポイントだった。

 実はこのポイント、ほとんど記憶に残っていない。
 と言うのも、ボートに上がった時には動けなくなる寸前のふらふら状態。予想以上に体力を消耗したらしい。

 この日は2本で終わりの予定だった。
 が、休憩と食事をしたらもう1本潜る元気が出てきた。なので、Western Sholesをもう1回見てきた。
 ポイントは同じでも、記憶に残っていなかっただけか、イナセギンポやノコギリハギ、キツネウオを見られた。

 ……まぁ、どれもこれも、そう珍しい魚ではないだろうが、ね。

 現地は雨季という事で、滞在中ほとんどが曇りか雨(か大雨)という有様。日焼けする気配すらなかった。
posted by にわか旅人 at 22:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

アースウォーカー最終弁論

 『無限連鎖講』、つまりネズミ講として逮捕された『アースウォーカー』の幹部らが有罪判決を受けたのは、もう半年近く前の2月の話だ。
 ただし設立者の吉田朗太被告は、初公判の頃から幹部らとは無関係、無罪を主張していた。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/35825519.html

 その吉田朗太被告の最終弁論が、去る2007年7月25日に京都地裁で行われた。

   太田裕之『アースウォーカーねずみ講事件:吉田被告、最終弁論でも否認−−公判結審 /京都』毎日新聞、2007年7月26日(リンク切れのためURL削除)
===全文掲載===
 「検察の理解は誤っている」――。通信販売会社「Earth Walker(アースウォーカー)」(大阪市中央区)のねずみ講事件の公判で、無限連鎖講防止法違反罪に問われた同社設立者、吉田朗太被告(32)=神戸市=は最後まで検察側と全面対決を続けた。共犯者7人全員が起訴事実を認めて有罪が確定しているが、25日の京都地裁(増田耕兒裁判長)での結審でも涙声で否認を続け、弁護人も検察側の論告に徹底反論した。

 検察側は論告で「別事件の逮捕後も同社の運営について継続的に報告を受けていた。大規模で組織的な犯行の首謀者で、被害は多数の学生や未成年者が含まれ重大。計1億円余の報酬を得ながら被害弁済していない」とも指摘し懲役3年と罰金300万円を求刑した。

 一方、弁護側は最終弁論で、▽通信販売事業は無料会員の住所や電子メールアドレスを取得し、広告配信などへの利用が目的。売り上げは赤字でもおかしくない▽被告自身は学生の勧誘に反対していた▽別件逮捕後は保釈後も同社に復帰を拒絶され、仲間との共謀は成立しない――などと反論した。
===ここまで===

 前回の記事では、有罪の確定したのは5人だったけれど、あと2人加わったのか。
 残念ながら、他の2名の記事は見つけられずにいる。

 その辺りは後で探すとして。
 何と言うか、弁護側の主張がおかしいと感じるのは、記事の書き方のせいか? それとも俺の先入観か?

 >▽通信販売事業は無料会員の住所や電子メールアドレスを取得し、広告配信などへの利用が目的。

 確かアースウォーカーの通信販売事業とは、「同社発行の抽せん券付き通信販売カタログ「カタロくじ」を配布する権利をもつオーナーに、1口17万−5口85万円の契約金で登録。新たに子オーナー(3人まで)を獲得すれば、1人につき約2万円の報酬を得られる仕組み(産経新聞 2006年5月20日より)」だったはず。
 『無料会員』という単語は出てきていないし、『広告配信』などというものもなかった。

>(通信販売事業の)売り上げは赤字でもおかしくない。

 企業であるからには、どこかで利益を上げなくてはならないのは言わずもがな。それでは、何で利益を上げていたのかねぇ?
 仮に「オーナー」を集め、その入会金を利益とするなら、報酬システムからして無限連鎖講(ネズミ講)になる訳で、ネズミ講は参加した時点で犯罪行為だ。

   太田裕之『アースウォーカーねずみ講事件:懲役3年を求刑 被告、無罪主張』毎日新聞、2007年7月26日(リンク切れのためURL削除)
===全文掲載===
 通信販売会社「Earth Walker(アースウォーカー)」(大阪市)のねずみ講事件で、無限連鎖講防止法違反罪に問われた同社の設立者、吉田朗太被告(32)=神戸市須磨区=の論告求刑公判が25日、京都地裁(増田耕兒裁判長)であり、検察側は懲役3年、罰金300万円を求刑した。弁護側は「無限連鎖講に該当せず、被告は04年1月に別事件で逮捕されて以降は関与していない」などと無罪を主張し結審した。判決は9月19日。

 起訴状によると、吉田被告は03年12月に同社を設立。仲間7人=いずれも同罪で有罪確定=と共謀し、04年1月〜05年6月、学生ら5517人を加入させ計22億4965万円を支払わせるなどしてねずみ講を運営した。

 検察側は「通販事業は隠れ蓑(みの)にすぎず、徹底した金銭配当組織」と指摘。弁護側は「同じシステムは他企業も使っている」と主張した。
===ここまで===

>弁護側は「同じシステムは他企業も使っている」と主張した。

 「他のネズミ講組織が使っている」から「アースウォーカーが採用しても問題なし」という理屈は成り立たないし、「アースウォーカーだけ逮捕されるのはおかしい」という主張も通じないのは、改めて言うまでもない。

 最終的な判断を下すのは裁判長なので、弁護側が何をどう主張しようが勝手だが、そもそも理屈の通る主張をしているようには見えないのだな。
 ……まぁ、負ける事を目的で争っているなら、それもそれで構わないけどね。

 2007年9月19日の判決がどう出るか、もうしばらく観察が必要だな。
posted by にわか旅人 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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