2007年12月18日

脂肪溶解注射『メソセラピー』にご注意

 脂肪を溶解する薬液を患部に注射し、その部分の脂肪やセルライトを除去。手軽に部分痩せのできる美容法。

 ……が売り文句の美容整形の医療がある。
 リポセラピー(Lipotherapy)、リポディソルブ(Lipodissolve)、あるいはメソセラピー(Mesotherapy)などと呼ばれる美容法だ[1, 2]。
 日本では『脂肪溶解注射』と『メソセラピー』が一般的かもしれない。

 ちょっと乱暴になるが、『日本メソセラピー協会』なるものが設立されているのもあるので。
 「美容を目的に、脂肪やセルライトを溶解する薬液を皮下注射する医療」
 を、このエントリでは『メソセラピー』で一括する。

 さて。
 メソセラピーは注射なので、医師でないと扱えない。美容外科や美容クリニックで施術してもらえる。それ以外の場所で施術する施設と人物は、医師法違反の可能性があるので近づいてはいけない。
 ……できるなら国民の義務として、警察に通報してほしいところだ。

 病院で扱う治療法だから、効果を期待できる痩身技術だと思われるだろう。
 ……が、「病院だから」「効果」があると「言い切れない」のは、以前別の場所で書いた。[3]

 病院で採用される治療法は、そこの医師が自身で判断・採用するものであり、国や地元の保健所があれこれ口出しできるものではない。

 つまり。
 「効果も何も期待できないが、保険対象外の治療なので、好きなだけぼったくりのできる 医療」を採用している病院・クリニックが実在する可能性はある訳だ。
 ……保健内診療と保険外診療で、医師の取れる金額にどれだけの差があるのか。そこまでは知らない。

●歴史
 この医療法を提唱したのは、フランスのミッシェル・ピストール(Michel Pistor, 1924-2003)医師だ。
 1948年〜1952年の間に、この医療法の土台が形成され、1987年にはフランスで正式な医療として採用されるに至っている。メソセラピーの学部もあるとの話だ。[1, 4]

 メソセラピーを推奨するサイトでは、ピストール博士が「美容法として提唱した」と表現しているが、大 き な 間 違 い だ 。
 あるいは 意 図 的 に 誤 解 を 招 く 書 き 方 を し て い る 。

 元々のピストール博士の研究は、「耳鳴りや疼痛・慢性痛、リンパ腺異常」の局所的な治療であり、1952年に発表された最初の論文も、疼痛治療に関する内容だ。[2, 5]

 美 容 と は 無 関 係 だ 。

 疼痛治療から脂肪溶解への方向転換がいつ頃からなのかは定かでない。
 ともかく、メソセラピーが美容法としての取り沙汰されるようになったのは、ここ数年での動きだ。

 疼痛治療としてはいくつもの論文が発表されてきているこの研究も、美容法としての論文はほとんど提出されていない。
 それどころか、アメリカでは2004年頃からメソセラピーの効果を疑問視する声や、マイコバクテリア感染症の報告と警告も、専門誌ばかりでなくメディアでも取り上げられ始められている。[1, 6, 7]

 海外での動きを知ってか知らずか、日本では2004年11月、メソセラピーを「肯定的に」広めるために『日本メソセラピー協会』を称する団体が設立された。[8]
 ただし『日本メソセラピー協会』は社団法人やNPO、医師らで立ち上げた団体ではない。株式会社J・B・Aの1部門だ。

●メソセラピーの効果
 メソセラピーとは、脂肪を溶解させる薬液を皮下注射し、脂肪細胞を死滅(ないしは脂肪を吐き出させ)、血流に乗せて体外へ排出させる、というものだ。
 ただし1回では効果が期待できないので、2週間〜1ヶ月に1度の割合で何度か通うことになる。

 皮下注射なので、メタボリックシンドロームに言われる内臓脂肪の除去や体重の減少に効果はないが、部分痩せやセルライト除去に効果がある、としている。
 ……ただし体重の減少にも効果があると謳うサイトも多々ある。

 メソセラピーの効果が体重にまで及ぶのかどうか、それすらもはっきりしていないのだから、実際の効果が不明瞭なのだろうとの想像はつく。

 この予想がなくとも、メソセラピーの理論は、素人目にはかなりこじつけているようにしか思えないのだよな。

 脂肪を溶解すると言われる注射には、主成分にレシチンが使われる。[1, 2, 4, 5, 9]
 これ自体は、卵黄や大豆に含まれる成分で、食品加工業でも乳化剤として使われる食品添加物だ。別に怪しい成分ではない。健康食品としては、脂肪燃焼や脳の働きを良くするとかの文言でのサプリメントがある。
 ……あくまで食品なので、効果を期待してはいけない。

 これを皮下注射? こういう使い方をする成分ではないだろ?

mesotherapy.jpg

 見た感じでは、レシチンを注射する事で、脂肪を乳化させるのが目的のようだ。
 だけど脂肪細胞内に蓄積された脂肪を乳化させるには、薬液が細胞内に入っていかないとならない訳で……ピンポイントで細胞を1つ1つ狙っていくのでもない限り、薬液が無駄になるとしか思えないのだが……。
 ……何かの偶然で薬液が脂肪細胞に入ったとしても、乳化するとは到底思えないのだけどね、直感的に。

 仮に。
 「浸透圧で脂肪が脂肪細胞からにじみ出てくるので、脂肪細胞は小さくなるし、脂肪も乳化するのだ」
 などと中学生でも笑うおかしな理屈を展開するようなら、話は簡単。
 こいつは医者じゃない。

 で、更に10万歩ほど譲って、脂肪細胞内の脂肪が、細胞の外に出て乳化されて、血液に入ったとして、だ。
 どうやって体外に排出されるのだ?
 メソセラピーの薬液を製造・販売する企業の主張だと、「血流に混じった脂肪は、普通に新陳代謝される」そうだが。[1]
 ……結局は身体の別の場所で吸収されて、戻ってくるという事だよな。

 俺みたいな素人だからこう考えるのであって、「メソセラピーは美容の医療として幅広く認知されている」という根拠があれば、俺が笑われるだけで済むのだけど……メソセラピーを肯定する科学的な根拠は、ほとんどなかったりする。

●注射液の内容
 注射液の内容は、各種のビタミン剤やハーブエキス、レシチンなどのリン脂質の混合物という話だ。しかし薬液の製造元や商品毎に内容が異なるため、何が充填されているか正確な内容については不明だ。[2, 4, 5, 7]
 一部ではホメオパシーのレメディすら使われているとか。[9]

 英語版のWikipediaでは、良く使用される成分のリストが掲載されている[4]。一部医薬品のようだが、専門家ではないので1つ1つの検証は手に余る。食品添加物など医薬とは関係のない成分などもあるようだ。

 先にレシチンが使われると書いたが、その一種であるホスファチジルセリンが実は良く使われる薬剤らしい。[1]

 ちなみに、実際に医薬品として認可されている成分もある事はある。しかしその効果も、「脂肪溶解に効果がある」という名目では許可されていない。

 「脂肪を溶解する効果がある」として、医薬品の申請が取れているものは、2007年12月現在でも存在しない。

●メソセラピーの安全性
 メソセラピーを推奨するサイトや企業(病院)の多くは、「メソセラピーは従来の脂肪吸引と比べて手軽で、なおかつ安全である」と主張している。
 ひどいのになると、世界の多くの国で効果と安全性が確認され、ヨーロッパや南米など20近い国々で脂肪吸引に替わる新技術になりつつある、とまで謳っている。
 ……薬液の内容物すら定かでない代物が、果たして安全なのか?

 「メソセラピーは安全だ。なぜなら、我々の施術を受けて、被害者が出たとの報告は受けていないからだ」[1]
 これが大概のメソセラピー従事者に共通する『安全性』の根拠だろう。

 メソセラピーでは数千人の人体実験を行ってきた。
 何かしらの事故が起きたとしても、それは病院の殺菌状態が悪かったか、施術後に感染した可能性もある。そこまで面倒は見きれない。[1]
 こういう理屈だ。
 ……人体実験(臨床試験ではない)をしている段階で、話にならない。

●メソセラピーによる健康被害
 メソセラピーによる健康被害は、残念ながら実は報告されている。幸い日本での出来事ではなく、ベネズエラのカラカス市での調査だ。[6]

 2002年3月〜2003年12月までの間にメソセラピーを受け、皮膚と柔部組織に感染症を起こしたケースがある。
 そのうちの患者49人の皮膚組織と、メソセラピーに使用された薬品15種類を培養し、非結核性抗酸菌のマイコバクテリアの存在を確認。患者と薬品から出たマイコバクテリアの遺伝子を比較したところ、49人のうち81.6%のマイコバクテリアは、薬品についていたマイコバクテリアと同じだったというものだ。

 この報告では結論として、「皮膚や柔部組織にマイコバクテリア感染があり、従来の抗生物質が効果の見られない患者には、メソセラピーを受けた経歴がないか注意する必要がある」としている。

 ……これは充分に健康被害と呼んで良い……よな?

●FDA (Food and Drug Administration) からの警告
 アメリカの整形外科医からなる団体、ASAPS(The American Society for Aesthetic Plastic Surgery、『米国美容整形外科協会』で良いのかな?)が重い腰を上げたのは、今年2007年5月14日になっての事だ。[10, 11]
 ASAPSの発表は、安全性と効果の研究が進むまで、メソセラピーそのものに警戒するようにとのものだ。

 その理由として、メソセラピーは
 ・手法が科学的に確立されていない。
 ・効果や安全性についてのデータがない。
 ・注射する内容物も詳細が不明である。
 ・主な副作用として、細菌感染、肉芽腫、および局所的な細胞の壊死がある。
 などが挙げられている。

 脂肪溶解の薬液で主に使用されるレシチンの一種、ホソファチジルセリンには、脂肪溶解の効果があるとの説明を許可された医薬品ではないとして、アメリカのFDAが2007年9月に警告を発した。[12, 13]

 FDAの警告内容は、メソセラピーに用いるホスファチジルセリンを主成分とした薬品は、医薬品としての登録はされてない。効果の検証がされていないばかりでなく、未承認の医薬品が未承認の医療に使用されている状態であり、消費者に対し安全を保証できるものではない、としている。[13]

 ASERF (The Aesthetic Surgery Education and Research Foundation、訳は『美容外科教育研究基金』かな)がFDAから、メソセラピーの安全性の評価試験を行う許可を取り付けたとの発表がされたのは、FDAの警告が発表されたのと同じ9月の事だ。[14]

 試験はFDA監視の元、46週間の長期を予定している。
 一部には期待を寄せるコメントなどもあるが……まあ効果はないだろう、というのが俺の予想。

 ちなみに。
 FDAの報告の前から、ブラジル、カナダ、イギリスでは同様の警告が数年先に出され、「脂肪を溶解するという触れ込みでホスファチジルセリンを主成分とした美容注射」は 禁 止 されている。

 指摘するまでもなかろうが。
 俺の調べた限り、日本においてはメソセラピーを警戒するよう呼びかけている団体は皆無だ。


 溜まった脂肪は簡単には取り除けない。
 とても当たり前の事なのに、どうして手軽な痩身法に手を出すのかねぇ?
 好きな物を好きなだけ食べて、日がな一日ゴロゴロして、それで痩せられる方法があると思っているのだから、もう何と言うか……表現は自重しておく。

 要は、仮に効果があるとしても、だ。
 「見栄えのためなら命だって惜しくない」
 という覚悟のあるヒト向けの美容法だな。


◎参考インターネット◎
[1] Marnell Jameson “Weighing in on Lipolysis” Los Angeles Times, December 3, 2007.
   http://lat.ms/1jsDEgx
   http://www.lipotreatmentfacts.org/downloads/LATimes_12-2007.pdf
[2] Lisa Doty “Technology Report: Mesotherapy” American Society of Dermatologic Surgery, January 2006.
   http://www.asds.net/TechnologyReportMesotherapy.aspx
[3] にわか旅人『もう少し調べてみた(後編)』
   http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/31341883.html
[4] Wikipedia “Mesotherapy”
   http://en.wikipedia.org/wiki/Mesotherapy
[5] Rotunda AM, Kolodney MS. “Mesotherapy and phosphatidylcholine injections: historical clarification and review.” Dermatologic Surgery. 2006 Apr; 32 (4): 465-80.
   http://1.usa.gov/1qCx6Wm
[6] Rivera-Olivero IA, Guevara A, Escalona A, Oliver M, et al. “Soft-tissue infections due to non-tuberculous mycobacteria following mesotherapy. What is the price of beauty” Enfermedades infecciosas y microbiología clínica. 2006 May; 24 (5): 302-6.
   http://1.usa.gov/1qCxaFO
[7] Maria Puente “Critics say mesotherapy offers slim chance” USA Today, August 4, 2004.
   http://usat.ly/1qK3rLd
[8] 株式会社J・B・A『会社概要』
   http://www.jba-group.co.jp/company/outline/index.html
[9] Vedamurthy M. “Mesotherapy.” Indian Journal of Dermatology, Venereology, and Leprology. 2007 Jan-Feb; 73 (1): 60-2
   http://1.usa.gov/1qCxdS0
[10] American Society for Aesthetic Plastic Surgery “American Society for Aesthetic Plastic Surgery Warns Patients to Steer Clear of Injection Fat Loss Treatments” May 14, 2007.
   http://bit.ly/1jEIMyh
[11] Plasmetic.com “ASAPS Warns against Mesotherapy, Injection Lipolysis.” May 15, 2007.
   http://bit.ly/1qCxioI
[12] Department of Health & Human Services Warning Letter
   http://www.lipotreatmentfacts.org/downloads/FDAWarningLetter.pdf
[13] LipoTreatmnetFacts.org
   http://www.lipotreatmentfacts.org/index.php
[14] American Society for Aesthetic Plastic Surgery “Investigational New Drug Application for ‘Fat Melting’ Injections Cleared by FDA.” September 4, 2007.
   http://www.surgery.org/press/news-release.php?iid=483

◎その他参考◎
・非結核性(非定型)抗酸菌症
   http://health.goo.ne.jp/medical/search/10730500.html
・日本メソセラピー協会HP
   http://mesotherapie.jp/index.html
・気になる医学『脂肪吸引・脂肪溶解注射(メソセラピー)』
   http://www.k-igaku.com/liposuction/
・メソセラピー事典
   http://mesotherapy.ezfuture.net/
・スマートリポ・メソセラピー・脂肪溶解注射の情報サイト『脂肪溶解注射「メソセラピー」って?』
   http://smart-lipo.jp/meso_about.html
・日本脂肪溶解オペレーションセンター
   http://shibouyoukai.com/about/index.html
・Injectablesafety.org “Consumer Safety Alert on Fat Dissolving Injections.”
   http://www.injectablesafety.org/newsroom/pr_10082007.php
posted by にわか旅人 at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 健康増進? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月15日

賢脳??サプリ『レシテネ』

 そろそろ終末色濃厚……と言うか、ほぼ確定……になってきた感のマルチ商法、株式会社サンヨーメガには、薬事法特商法無視で勧誘していた携帯音楽プレーヤー『エッセスリムβ』『ラトレ』以外にも商品がある。

   月刊ネットワークビジネス『サンヨーメガ、営業自粛 アフターサービス部門は継続』2007年11月12日
     http://www.network-b.com/news+article.storyid+406.htm
===引用開始(赤字強調は当方による)===
美容器具を主力商材に、ネットワークビジネスを展開してきたサンヨーメガ(本社神戸市、三浦洋社長)が10月16日付で営業活動を自粛していたことが明らかになった。当面は、中途解約や返品対応などのアフターサービス部門と、07年12月に発売した健康食品のリピート注文の受付のみを存続させて事業を継続する方針だ。
===ここまで===

 主力商材―普通は主力「商品」と言わないかと常々疑問なのだが―は、美容器具ではなく、単なるリラクゼーション機器の『LATRE(ラトレ)』だ。
 サンヨーメガ社のHPでもそう説明している。
     http://www.sanyo-mega.co.jp/latre/

 「07年12月に発売した健康食品」は、「06年12月」の間違いだ。
 ちなみに商品は、「神津健一(ニセ)医学博士が手ずから開発した『K.リゾレシチン』を配合した賢脳サプリメント」と豪語する『レシテネ』だ。

 さて。
 『レシテネ』の原料『K.リゾレシチン』は以前まとめようとした事があったのだが、ブログに出さないままお蔵入りになってしまった。
 先日別エントリのコメントで『K.リゾレシチン』について少しだけ触れたので、改めて書き直してみた。

●『レシテネ』って何よ?
 販売社の株式会社サンヨーメガのHPには、最近まで説明があったのだが、2007年12月15日現在、そのページは『準備中』となっている。11月中旬には既に『準備中』となっていたのは確認している。
     http://www.sanyo-mega.co.jp/lecithene/

 資料がないと話にならないので、当時ネット上で配布されていたパンフレットの一部をアップする。

●『レシテネ』パンフレット#1

Lecithene_01-3.jpg

====引用開始==
脳の約3分の1以上は、リン脂質(レシチン)でできています。
レシテネはK.リゾレシチン(酵素分解低分子レシチン)に
PSをプラスした総合賢脳食品です。
脳のα波増加でリラックス&集中力アップ。
脳内のホルモンを活性化することで、
健全・健康なリラックス状態に。
===ここまで===

●脳の1/3はレシチンでできている?
 脳の1/3近くがレシチンでできていると言うが、残念ながら俺の力では、これを裏付けるソースは発見できなった。
 ……ざっと検索した程度では見つけられないとは、どれだけ深くに沈んでいる貴重な文献なのかね。

 Wikipediaによると、脳は成人で1.2〜1.6kgだそうだ。[1]
 そして同じWikipediaの内容を信じるのであれば、体重60kgのヒトで、レシチンは600g程[2]。

 確かに600gあれば、脳細胞の1/3〜1/2近くは占められるだろうけど、この計算だと身体の他の部分にレシチンは「存在しない」事になるのだよな。
 ……体重の1%しかないものが、脳に集中しているって……?

 「脳の約3分の1以上は、リン脂質(レシチン)でできています」
 の説明には元から胡散臭さを感じていたけれど、でまかせと見て良さそうだ。

●リゾレチシンは珍しいのか?
 レシテネに使われる『K.リゾレシチン』は、パンフレットの説明によるとかなり特殊な代物の印象を与える。

 しかし何かが特別だとすればその特許製法程度のもので、リゾ化したレシチンは別段珍しいものではない。
 この特許製法ですら、「神津健一氏が開発した」とは虚偽ではないかと俺は疑っている。
 根拠については、別のエントリで書こうと思う。

 ナガセケムテックス株式会社(京都府福知山市)では、乳化剤として酵素分解した大豆由来リゾレシチンを製造・販売している。勿論、食品添加剤としても使用可能だ。
     http://www.nagasechemtex.co.jp/products/enzyme.html

 つまりリゾレシチンという物質は、珍しくも何ともない代物だ。

●リゾレシチンで賢くなる?
 パンレットにある『PS』とは、ホスファチジチルセリン(phosphatidylserine )のことだ。

 万が一、仮に『レシテネ』に脳の活動に影響する成分があるとすれば、K.リゾレシチンではなく、このホスファアジチルセリンだろう[3]。
===ざっとした訳===
 大豆レシチンのトランス型ホスフォアジチル化ホスフォアジチルセリン(SB-tPS)が老齢ないし薬物で記憶低下させたげっ歯目の学習能力を向上させるのは、周知の事である。本研究において、この物質の健康な成体げっ歯目における学習能力にも効果があるのか、50mg/kgあたり34日間経口投与して試験を行った。
   (中略)
 これらの結果から、継続してのSB-tPS投与により、老齢化のラット同様、健常な成体のラットの学習能力も向上すると考えられる。
===ここまで===

 大豆由来のホスファチジルコリンがネズミの学習能力向上に効果がありそうだ、というのは判った。
 ヒトに対しての知見の報告はないようだ。[4]

 「『K.リゾレシチン』だから」という理由付けは成り立たない。

●α波と記憶力に関係はあるのか?
 残念でも何でもないが、まず、α波が出るのと集中力や記憶力の向上に関係性はない[5, 6, 7, 8, 9]。

 目を瞑ればα波は勝手に増えるし、目を閉じたり何か活動していればα波は減る。
 ある種の痴呆では、α波が大量にみられる場合もあるようだし。[7]
 ……いくらα波をほしいと言っても、痴呆になっての話ではないだろう。

 そもそも、集中力の度合いの測定方法などない。
 ……というか、そのようなものがあると、聞いたことすらないし、検索しても出てこない。

●『レシテネ』の「どこ」が良いなのかね?
 駆け足で疑問を並べてみたが、ほんの6行しかない説明文なのに、これだけいい加減とデタラメさ加減が判るあたり、『レシテネ』が「いかがわしい」説明で販売されている商品なのは良くわかる。

 普通の『健康食品』なのだろうけど、どうしても怪しさが際立ってしまう一品だよな。
 ……まぁ、『エッセスリムβ』とか『ラトレ』を販売しているサンヨーメガ社の商品で、認定しているのがあの『予防医学・代替医療振興協会』で、推奨しているのがニセ医学博士の神津健一氏だからねぇ。


◎参考インターネットサイト◎
[1] Wikipedia 『脳』
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3
[2] Wikipedia 『レシチン』
   http://bit.ly/1jsG6DG
[3] Kataoka-Kato A, Ukai M, Sakai M, Kudo S, Kameyama T. “Enhanced learning of normal adult rodents by repeated oral administration of soybean transphosphatidylated phosphatidylserine.” Journal of Pharmacological Sciences, 2005 Jul; 98 (3): 307-14. Epub 2005 Jul 9.
   http://1.usa.gov/1qCy6di
[4] 独立行政法人 国立健康・栄養研究所『α-グリセリルホスホリルコリン(α-GPC)』
   http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail962.html
[5] Wikipedia『脳波』
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E6%B3%A2
[6] Wikipedia『アルファ波』
   http://bit.ly/1qCydFy
[7] 「脳波」と「事象関連電位」
   http://www2f.biglobe.ne.jp/~yasuq/eeg.htm
[8] 脳波の手習いシリーズ
   http://bit.ly/1jsGCS5
[9] 健康ネット『脳波とは』
   http://bit.ly/1jsGQJ9
posted by にわか旅人 at 19:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 健康増進? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

サンヨーメガ社に一部業務停止命令

 今月上旬に「そろそろ終わりかな?」とまで書いた株式会社サンヨーメガだが、そろそろ本格的に店じまいになりそうだ。

   読売新聞『「病気に効く」音楽プレーヤー、販売会社に業務停止命令』2007年11月28日
     http://bit.ly/1jEJ3RU
===全文掲載===
 「病気に効く」「血液がサラサラになる」などとうその勧誘で携帯型の音楽プレーヤーを販売していたとして、経済産業省は28日、神戸市中央区の美容器具・健康食品販売会社「サンヨーメガ」(三浦洋社長)に対し、特定商取引法違反で29日から6か月間、業務の一部停止を命令した。

 マルチ商法(連鎖販売取引)の手法で会員は延べ11万人にのぼり、全国の消費生活センターに苦情が相次いでいた。

 経産省によると、同社は東京、札幌、福岡などに支店やサロンを置き、「肩こりや腰痛、うつ病、パーキンソン病が治る」として、イヤホン式の機器「エッセスリムブラボー」や「ラトレ」を1台36万〜39万円で販売していた。
===ここまで===

 「業務の一部停止」とあるが、どの業務を停止させたのかが気になるところだ。の内容は、経済産業省の報道発表資料によるとこの3つだ。
     http://www.meti.go.jp/policy/consumer/071128sm.pdf
===引用開始===
1. 連鎖販売取引について勧誘を行い、又は勧誘者に勧誘させること。
2. 連鎖販売取引についての契約の申込を受けること。
3. 連鎖販売取引についての契約を締結すること。
===ここまで===

 これにより、サンヨーメガの社員(クローザー)と会員は、半年間勧誘ができない。

 追加の指示内容として、「2007年11月29日から2008年5月28日までの間、連鎖販売取引に係る事業の全部又は一部を他の事業者に譲渡又は貸与しないこと」ともある。
 ……報道資料では平成を使っているが、このブログでは一貫して西暦を使用しているので、西暦に直している。

 そして気になるのは、10月10日の経産省の立ち入り検査を受けて、サンヨーメガ社では既に営業を自粛していたという話もある。事だ。
 ……ポードソワの活動の制限まではできないのかな?
 
   月刊ネットワークビジネス『サンヨーメガ、営業自粛 アフターサービス部門は継続』2007年11月12日
     http://www.network-b.com/news+article.storyid+406.htm
===全文掲載===
美容器具を主力商材に、ネットワークビジネスを展開してきたサンヨーメガ(本社神戸市、三浦洋社長)が10月16日付で営業活動を自粛していたことが明らかになった。当面は、中途解約や返品対応などのアフターサービス部門と、07年12月に発売した健康食品のリピート注文の受付のみを存続させて事業を継続する方針だ。

 営業活動を自粛した最大の理由は、経済産業省による立ち入り調査。10月10日に、神戸本社や各支店に経産省の職員による立ち入り調査が行われたため「立ち入り調査の結果、今後どのような処分が下るのか、結果がわかるまでは営業を自粛することが賢明だと判断した」(三浦社長)と話している。
===ここまで===

 会員が「延べ11万人」というのには驚いた。
 2006年7月に脱税で告発された時は、会員数は約3万6千人と出ていたからな。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/22950436.html

 1年半前後で会員数が3倍近くに増えたと言うよりは、1人に3台ぐらい買わせていた可能性がある。
 元SEの樋口肇氏が「ビジネスとして取り組むのなら、エッセスリムβを1台ではなく3台買うように」と勧めていたページを見た記憶がある。
 あくまで記憶であって、ソースがある訳ではない、残念ながら。
 ……だから「延べ」なのかもしれない。


 元SEの樋口肇氏のブログ『サンヨーメガなんでも日記』の2006年3月27日の記事より。
     http://blog.livedoor.jp/esshiguchi/archives/2006-03.html
===引用開始(赤字強調は当方による)===
2006年03月27日
サンヨーメガボーナスプラン3(裏技)
--------- 欲張りな方のための裏技 -----------------

ボーナスプランで気をつけて頂きたいのはCラインについてはあなたが直接紹介を出しても直接ボーナスはもらえないという事です。

でももし、直接ボーナスも間接ボーナスも両方もらえたらいいと思いませんか?

実はその方法があるんです。

Cラインの1番トップに自分の分身をおくんです。つまりもう1台エッセスリムを購入するわけです。
===ここまで===

 ここで裏技と称し、2台を購入するよう勧めている。
 「3台」は俺の記憶違いのようだが、1人で2台以上の購入があっただろうとの予測はつく。

 サンヨーメガ社の規約だと、会員1人につき1口しか権利は持てないはずなのだが、その辺りは見て見ぬ振りをしていたのだろうな。

 何はともあれ。
 今回の半年間の業務一部停止命令だけでなく、最終的には刑事事件にまで持っていってもらいたいものだ。
 ……医療機器でないものに、医療効果があるように誤認させて販売していたのだから、薬事法違反か詐欺罪が適用できないものかね。

 そうそう。
 関連会社の『ポードソワ』、元常務らが立ち上げた『リダ』、樋口肇元SE氏が転がり込んだユナイテッドパワーの元幹部らの『スターライン』も合わせて潰してもらえると、もっと嬉しいのだけどね。
 ついでに『オールイン』も入れておくか。

 ……一納税者として、もっと大事な事に税金を使ってほしいとの要望もあるので、気分はちょっと複雑だ。

(2007年12月5日 加筆修正)
posted by にわか旅人 at 00:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月28日

マグローブ社の言論封殺行為

 巡回ルートの『水商売ウォッチング』の管理人apj氏が、掲示板上でこのような呼びかけをしている。
     http://www.i-foe.org/h19wa1493/bbs/tree.php

===引用開始(赤字強調は当方による)===
4: マグローブがまた圧力をかけました
Name: apj
Date: 11/21 20:27

 さっき、冨永教授から電話があり、マグローブがまたお茶の水大に圧力をかけたということです。本当にどうしようもない会社ですね。
   (中略)
 で、皆さんにお願いです。マグローブが、違法でもなんでもない内容のコメントについて、お茶の水大に削除しろと圧力を掛けまくっているということを、何かの折でよいので、できるだけ広く話題にしてくださるとありがたく思います。ただし、相手に口実を与えないように、論評の域を超えないように十分注意してください。個人のblogでも2ちゃんねるでも、出す場所は問いません。情報が広がることが大事ですので。
===ここまで===

 と言う事なので、微力ながら紹介することにする。
 ……関連したツリーに書き込みはしていないけれど、何度か書き込みをしている掲示板でもあるしね。例えばこんなところで。
     http://bit.ly/1jEJmvR

 さて。
 ここで上げられている『マグローブ』とは、今年(2007年)2月に設立された神戸市中央区にあるマグローブ株式会社(以下、マグローブ社)という、磁気活水器を連鎖販売取引(いわゆるマルチ商法)で販売している(らしい)企業のことだ。
     http://www.maglobe.co.jp/index.html

 HPを見る限りでは、マグローブ社がマルチ商法を使っているのかどうかは判らない。

 しかし、この企業の磁気活水器『マグローブ』の家庭用機種を販売している『有限会社 健康と環境の神戸クラブ(以下、神戸クラブ)』は、マルチ商法を採用しているようだ……が、確証はない。
     http://www.ryoryusui.net/tokutei.htm
===引用開始(2007年11月28日)===
磁気活水器はホームページからのご注文は受け付けて
おりません。
ご紹介者または代理店にお問い合わせください。
===ここまで===

 もしマルチ商法であるなら、HP上で報酬プランなどの紹介をしていないので、『特定商取引に関する法律』に抵触していないか?

 ちなみに神戸クラブの所在地は、マグローブ社と同じ神戸市中央区多聞通3-3-16で、同じビル内の8Fと9Fに分かれている。
 神戸クラブの運営統括責任者である取締役吉岡英介氏は、マグローブ社の代表取締役会長でもある。

 マグローブ社にはもう一人、代表取締役社長として上森三郎氏がいる。
 1つの企業で『代表取締役』が2人いるとはおかしな話だ。
 ……「船頭多くして船山へ上る」とあるように、人事ながら先行きに不安を感じる。

 さてさて。
 この吉岡英介氏だが、以前はマルチ商法の『株式会社エッチアールディ(以下、HRD)』のマイナスイオン浄水器(磁気活水器)『ダイポール』の講師をしていた経歴がある。
     http://www.maglobe.co.jp/kaityouaisatu.htm
===引用開始(2007年11月28日)===
吉岡英介 略歴
   (中略)
2002年 磁気活水器「ダイポール」の普及活動を開始
===ここまで===

 ところがHRDの『ダイポール』は、2005年12月に公正取引委員会から排除命令を受けた。
     http://bit.ly/1jEJvPX
===引用開始===
表示の裏付けとなる資料の提出を求めたところ、(中略)期限内に当該資料の裏付けとする資料を提出したが、当該資料は、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められないものであった
===ここまで===

 HRDのHPを見ると『ダイポール』の姿はないので、どうやら取り扱いは止めたようだ。
     http://www.nhcg-product.jp/

 少し逸れたので話を戻す。
 この吉岡氏は、なんとも自爆系クレーマー魂に溢れる御仁だ。
 2003年に『水商売ウォッチング』にクレームを入れ、自分の思い通りに主張が受け入れてもらえないと、自費出版で『水は変わる』という本を出し『水商売ウォッチング』批判を始め、2007年6月に神戸地裁に提訴するという、呆れた行動力を見せてくれている。

 詳細な流れは、『水商売ウォッチング』の方でまとめている。
     http://www.i-foe.org/h19wa1493/this_trial/

 吉岡氏が色々とつづっているサイトはここ。
     http://www.minusionwater.com/
 ……これを読むと、吉岡氏の方が中傷を繰り返しているように思うのだけどね。正直気持ちが悪くなる。
 ならば読まなければいいだけの話なので、当分読むことはないだろう。

 ともかく。
 営業妨害や個人を中傷するのでもない内容に対し、削除せよと圧力をかける言論封殺には反対だ。
 なので、少しだけ前向きに、ここで紹介することにした次第だ。
posted by にわか旅人 at 22:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 表現規制 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

Diet & Beauty Fair 2007

 2007年9月10日〜11日までの3日間、東京国際展示場の東館2・3ホールで『Diet & Beauty Fair 2007』が開催された。
 過去のエントリを調べると2006年のものがないのだが……この展示会に行ったのは初めてだったか?
 ……あちこちの『怪しい』展示会に行き過ぎて、記憶がぐしゃぐしゃになっているな。

 同時開催の『自動認証機器展』とか『真空展』あたりの方に装置的な意味で興味があったのだけど、生憎と時間の都合と無料入場券をもらえなかった事もあり、断念。

 ともかく。
 展示会の名前からして、科学的根拠もどき(体験談)を並べた業者が大量に軒を並べているのは予想できる。
 そして内容は……概ねその通りだった。

 概ねというのは、ここ最近、あちこちで排除命令や業務停止命令が出ているからか、怪文言を並び立てた業者が少なかったからだ。

 まぁ、それでもこの手の展示会には、マルチ商法を含め怪しいものが入り込みやすい状況ではある。
 実際、マルチ商法の株式会社アニューウエルの代理店が出ていたしね。

 遠赤外線の健康効果を謳った岩盤浴は、この展示会でもそれなりの数が見られたし、アクア・デトックスの足湯装置も健在だった。

 忘れるところだった。
 『波動アストレア』の親戚の『レーザーパルス スペクト5』も、ここで展示されていたのだったっけ。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/55783213.html

 ちょっと面白いと思ったのは、酸素水と水素水の業者がほぼ同数、出展していたことだ。
 勿論どちらの水も、飲んだからと言って『健康』になるものではない。
 ……と言うか俺の場合、そのような文言の付いたミネラルウォーターは、サンプルですら飲まないようにしている。怖いから。

 まともな商品を並べている企業の方が多かったけれど、似非科学(物によってはオカルト)商品を並べている企業も少なくなかった。
 ……体感的には、怪しい企業が軒を並べていた、という感じだったけどね。

 という事で、見つけた怪しい商品を紹介。

●株式会社七田チャイルドアカデミー
     http://www.kandou.ne.jp
 『感動生活倶楽部』と称し、『オーラセラピー』だか何だかの怪しい代物を展示していた。ひょっとしたら、癒し系の音楽CDだったのかもしれない。
 名刺と交換で「オーラ」を見るのだか撮影するのだかの実演をやっていたが……何だ、あの女の行列は? ……まさか信じているのか? ちなみに男はいなかった。

 もらったカタログ『感動生活倶楽部 2007年8月号』を見ると、「怪しくて」「胡散臭い」商品がぞろぞろと出てきた……。
 表紙からいきなり「『脳の底力』あなどっていませんか?」と打ち、「脳さえ変われば健康から人間関係、仕事から美容まで、生活のあらゆるものが変わる」と謳っているくらいだから、中味は推して知るべし。

 『聖徳太子の耳』とか称する速聴CDのセット、『デトックスピュアウォーター』と名づけた「デトックス」用の蒸留水、パーソナル情報転写機『アポロ』、「天然」「マイナスイオン」を発生させるウサギの形をした『青葉のうさぎ・パキラセット』、「EM菌」を配合したというシャンプーやら石鹸の数々。

 ……確かに感動はした、悪い意味で。

●ディーセントワーク株式会社
     http://cafecolon.jp
 コーヒーエネマ(浣腸)、カフェコロンの製造・販売業者。

 判る人なら瞬時に連想できるだろう。『病気にならない生き方』の著者、新谷弘実氏とつながりのある企業だ。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/37599347.html

 具体的にどういう関係なのかは、HPやリーフレットからは判断できないが、あちこちに新谷氏の写真と紹介のあるとこからするに、「代理店かな?」程度の予想はつく。

 さらにこの企業、新谷氏の書いた小冊子『便秘と宿便の改善法 コーヒー・エネマの効用について』というものも配布していた。
 ……こんなもの書く前に、『日本酪農乳業協会』からの公開質問状に回答しろよ……期限から半年以上過ぎているのだからさ。
     http://www.j-milk.jp/topics/8d863s000007j0p1.html

 小冊子の中味は、読んでいて気分が悪くなった。
 要するに、「全ての病気の原因は、大腸に溜まった宿便の毒素だ。便秘薬は腸本来の機能を奪う。だからコーヒー浣腸して腸を綺麗にしよう」という与太話だ。
     http://www.supplerank.com/onai_contents/01.html

 ちらと『ゲルソン療法』にも触れているが、その療法の始まりは、「マックス・ゲルソンが、自分の偏頭痛を治すために考案した療法で、身体の解毒作用を促すもの(デトックス)」だというでたらめさ。

 サンプルに『カフェコロン』を勧められたけど、「新谷氏のことは爪の垢ほども信じていないので」と言って断った。

●日本生化学株式会社
     http://www.japan-bio.com/top.html

 マイナス水素イオンをサプリメントにした『水素イオンピュア』を製造販売している。
 ただしどのような方法でイオンを固体にしたのかは不明。
 ……『マイナス水素イオン』だけでも意味不明なのに、イオンを固体に封じ込めるとはどういう事よ??

 リーフレットの説明によると、「沖縄産の食用サンゴカルシウムに、マイナス水素イオンを濃縮して閉じ込めた」とある。
 ……が、どのような技術から、イオンを固体中に安定して閉じ込めているのか、技術的な説明はどこにも無し。

●風天・風大和研究所株式会社
     東京都大田区東矢口1-16-8
 オカルトな水『活性水 プラチナ宇宙』と、活場・空気活性器『銀河の光風』、メガネ活性器『光風スタンド オメガ』等を製造している企業。販売は系列会社の「有限会社 風天」のよう。

 オカルトと断じたのは、こういう主張をしているから。
 宇宙には2つあり、一つが「銀河系宇宙とよび、星がある、星座がある、天の川がある現れた宇宙」で『仮想宇宙』、もう一つが「現している宇宙、宇宙エネルギー」で『実相宇宙』なのだそうだ。
 ……誰かに日本語に翻訳してもらいたい……意味がわからない……。

 さらには陽と陰からなる『光エネルギー』だとか、陰陽のバランスが完全に平衡となった時の『0(ゼロ)磁場』『0(ゼロ)活場』とか、『オーラ』とか、もうね……。

 特に『プラチナ宇宙』は「病気回復」「体質改善」にもなるから病気の人に飲ませたいなどと……薬事法違反じゃないかい?

●株式会社山久
     http://www.yamakyu.net
 ゲルマニウムと付けば、アクセサリーから肌着等の衣類、温浴器、スキンケア化粧品、サプリメント、果ては水までと、幅広くゲルマニウム商品を販売している企業。

===2007年版製品カタログから===
ゲルマニウムにはP (Positive) 型とN (Negative) 型の2種類があります。
人体に接触して反応するゲルマニウムはN型ゲルマニウムだけです。
しかも不純物の入っていない限りなく100%に近いゲルマニウムが要求されます。
===ここまで===

 ……はぁ? これだけでもう十分です。どういう商品かは予想ついているし、この説明だけで見るまでもありません。


 この手の展示会では恐ろしい事だが当たり前のことに、頭の中身がどこかの宇宙に飛んでいった品物が多く、インパクトだけはあった。
posted by にわか旅人 at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

サンヨーメガ社、そろそろ終焉?

 『内閣府認証・特定非営利団体 予防医学・代替医療振興協会(以下、P&A)』及び『医療法人社団・一友会』の理事の一人、中村稔氏が会長を務めるマルチ商法企業『株式会社サンヨーメガ』が、先日別会社に移行したそうだ。
     http://www.cooltatujin.com/tokusyu/sanm.html

 サンメガ社では、P&A『認定品』の「レシテネ」の販売業者でもある。
     http://www.pamedicine.jp/product/index.htm

 さて。
 移行する企業は『株式会社ポードソワ』だ。
     http://www3.ezbbs.net/23/niwaka/
===引用開始===
105.会員宛てのメール
名前:空き地。  日付:11月1日(木) 0時43分

   (前略)
> ◆ 会社の移行
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
> 従来の(株)サンヨーメガから(株)ポードソワへ移行することに
>なります。
>
> (株)ポードソワはもともとサンヨーメガをゼロから立ち上げた
> 中村会長率いるMLM企業です。
>
> 今回の新体制では、サンヨーメガのタイトル、組織構成はそのまま
> でポードソワへ移行します。
===ここまで===

 メールでは『ポードソワ』と言っているが、『ポードゥソワ』ではないのかな?

 ポードゥソワは、会社概要にはそうとは書いていないが、サンヨーメガ社の系列子会社で、化粧品の販売部門だ。
     http://www.peaudesoie.co.jp/

 樋口肇氏のブログ(2006年4月2日の記事)より
     http://blog.livedoor.jp/esshiguchi/archives/2006-04.html
===ここから===
◆ S.M.G サンヨーメガグループ ◆

※ (株)サンヨーメガ
   ・エッセスリム
   ・IDDビジネス

※ (株)ポードゥソワ
   ・化粧品
   ・Xネオリゾ

※ (株)PST (パーソナルセールストレーニング)
   ・SMG専属研修機関
   ・段階的研修プログラム
===ここまで===

 もう少し証拠めいたものを出す。
 『peaudesoie.co.jp』でWhoisのドメイン検索をかけたところ、このような結果が出てくる。
     http://whois.jprs.jp/
===引用開始===
a. [ドメイン名]     PEAUDESOIE.CO.JP
e. [そしきめい]     かぶしきがいしゃぽーどぅそわ
f. [組織名]       株式会社ポードゥソワ
g. [Organization]    Peau de soie Ltd.
k. [組織種別]      株式会社
l. [Organization Type]  CO
m. [登録担当者]     KI9388JP
n. [技術連絡担当者]   TO1594JP
p. [ネームサーバ]    ns.hs.urban.ne.jp
p. [ネームサーバ]    ns2.hs.urban.ne.jp
[状態]          Connected (2008/07/31)
[登録年月日]       2006/07/07
[接続年月日]       2006/07/11
[最終更新]        2007/08/01 01:37:50 (JST)
===ここまで===

 ここではリンクを切っているのでどうにもならないが、『担当登録者』をクリックすると、担当者の名前が出る。
     http://whois.jprs.jp/?key=KI9388JP&type=poc
===引用開始(赤字部分は当方で着色)===
Contact Information: [担当者情報]
a. [JPNICハンドル]     KI9388JP
b. [氏名]          今林 建
c. [Last, First]      Imabayashi, Ken
d. [電子メイル]       sanyo-mega-cosume@sanyo-mega.co.jp
f. [組織名]         株式会社ポードゥソワ
g. [Organization]      Peau de soie Ltd.
k. [部署]          商品受付センター
l. [Division]        Commodity receipt center
m. [肩書]          センター長
n. [Title]         Center head
o. [電話番号]
p. [FAX番号]
y. [通知アドレス]      sanyo-mega-cosume@sanyo-mega.co.jp
[最終更新]         2006/07/07 12:02:00 (JST)
              form@dom.jprs.jp
===ここまで===

 見事にサンヨーメガの名前が出てきた。
 ……しかし電話番号とFAX番号を未登録にしておくとは……「余程後ろめたいものがあるのか?」と勘繰ってしまうな。実際、後ろ暗いところはある訳だが。

 さてさて。
 『ポードゥソワ』ではネット組は切り捨てて、リアル(オフライン)のみの勧誘になる。
 そうなると、樋口肇氏の『サンヨーメガ掲示板』もそのうちなくなるのかもしれない。
 ……それはそれで問題ない。が、オフラインに完全に移行されてしまうと、ネットを使わない高齢者が予備知識を得られずに被害に遭ってしまう可能性が高くなるのがまずいか……。

 とは言え、やっている事はあまりにも付け焼刃すぎて、現場でも話がまとまっていないのではないかと思える。

===引用開始===
111.Re: 悪マニ会議室に
名前:サンメガ嫌い 日付:11月2日(金) 0時54分

     (前略)
コールセンターに電話しても話しになりません。
サンヨーメガの主張は
○今は経済産業省の立入検査が入って会員が活動できないので、受け皿として希望者のみポードソワに移行し、活動できる。
○サンヨーメガはそのまま残り、立入検査の結果を待って(業務改善命令で済むだろうという見解)ラトレを販売していく。
○ネットでの活動はサンヨーメガは禁止していない。
○エッセスリムの販売価格が下がるのはポードソワ側の事情でサンヨーメガとは関係ない。
おおよそこんな感じでした。
===ここまで===

 先の情報ではサンヨーメガの会員は、軒並みポードソワへ自動的に流されるような説明をしているのに、コールセンターではサンヨーメガとポードソワは別々で動くような話だ。
 ……主催企業で整合性が取れてないとは話にならないな。

 ここでサンヨーメガ社が業務停止命令を受けようものなら、関連会社のポードソワも業務停止命令を受ける公算は大きい……のかな?
 ……8月のユナイテッド・パワーでは、系列会社のB&Pの活動は禁止されたけれど、移行が9月だったからなぁ。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/51060810.html

 と思ったら、アースウォーカー社で移行後も活動を停止させた前例があったか。
     http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20060914205104.pdf

 ……サンヨーメガもそろそろ終わりかな?
posted by にわか旅人 at 00:57| Comment(10) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

国際福祉機器展 2007

 時系列が滅茶苦茶になってしまったが……。
 2007年10月3日〜5日までの3日間、東京国際展示場の東館1〜6ホールで『国際福祉機器展』が開催された。

 2006年のレポートはこちら。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/26162263.html

 出展されていたのは概ね去年と同じだと思う。

 今回はトイレタリー(主に携帯用)の方に興味があったので、その関係に時間を割いてみた。
 と言うのも、9月28日〜30日の富士F1での話を読んで、「携帯で水不要の使い捨てトイレとか、持っていったら結構売れるのでは?」とスケベ心を起こしていたからだ。
     http://www42.atwiki.jp/kusotoyota/

 そんな訳で、来年のレースに備えて簡単なプランも頭の中で練ったりもしたのだよな。
 ……あくまで冗談で、実行する気はさらさらない。

 使えそうな代物は色々と見つけたし、価格もチェックした。
 おおっぴらに場内で店を開く訳にはいかないから、バイクで外をだらだら走るしかないかな〜? (迷惑)
 でも、場内でふらふらできるのも捨てがたいから、誰か一人いると助かるかも。(場内での商売は禁止だろ、普通)
 単純計算でも2人だとペイしないからダメだ。

 ……などとつらつら考えながら、それでいてリーフレットは片端からもらっていたりして……。
 頭の中で試算したところ、ある程度納得の行く利益を上げようと思ったら、それこそボッタクリ価格でないと駄目だと判明。

●東京理科大学
     http://www.tus.ac.jp/share/kjf/02program.html#top
 空気圧を利用した人工筋肉(?)のマッスルスーツと、アクティブ歩行器『ハートウォーカー』を、産学提携で行っている。
 企業名は『合資会社 ハートウォーカージャパン』なのだけど、展示会では『東京理科大学』の名前で出ていたから、こちらの名前で紹介。
     http://www.hart-walker.co.jp/

===引用開始(2007年10月16日)===
Hart Walker とこれまでの歩行器との違い

Hart Walker はこれまでの歩行器と違い、4輪の台車部分と、体幹装具や長下肢装具のようなブレースと呼ばれる身体につける部分とからなっています。3歳前後から装着可能で、これまで座位保持装置での生活を余儀なくされていた子供達に、正しい姿勢で安全に立つことと、ステップを踏み出させることが可能です。

装着された皆さんの写真では元々立位が取れるお子様のように見えますが、皆さんハートウォーカーで初めて自分で立つことができました。
===ここまで===

 2005年の時だったかな。
 介護の人に運ばれて、11〜12歳頃の女の子が見に来ていたのを見たことがある。全身不随で車椅子ではなくて、移動できるベッドに寝かされていた。
 その女の子が、1時間半だか2時間おきにある説明講演(約20分程度)に、目を輝かせて一生懸命聞いている訳だ。
 変に内側に折れ曲がった右手が、印象的だった。
 ……まぁ、それだけの話。

 説明してもらったところによると、外部入力で空気圧を調節するので、脚が全く動かない人でも、歩くことができるのだそうだ。
 ……コンプレッサーと入力端末、コードの関係で、移動距離が限られてしまうのが課題だ、とか言っていたか?

●トヨタ自動車株式会社
     http://www.toyota.jp
 今回トイレタリー関連に注目した原因を作ってくれた企業なので、紹介しないと失礼だろう。

 この展示会に行ったのは今回で3回目なのだが、過去2年と比較して来場者の数は少なかったような……?
 ひょっとしたら、最後のプレゼンテーションも終了していた時間の関係もしれないし、富士の出来事を知っている人たちが寄り付かなかったのかもしれないし、ただの俺の気のせいかもしれない。

 車椅子の人でも乗り降りできるワゴン車が2、3台と、セダンで何台か置いてあったと記憶しているが、車に興味はないので詳しくは知らない。

 トヨタホーム(同社住宅事業部門)はバリアフリーの住宅『ATOLIS(アトリス)を提案していたけれど、あまり感銘は受けなかったな。
 何と言うか……「セット価格で住宅1軒いくら」のイメージが強すぎて、別業者の提供するあるパーツやこのパーツの選択肢が無さすぎだったので……。

 今年は見た記憶はないのだけど、去年の展示物ではマイナスイオンで屋内の換気を提案していた。
 ……思いっきり引いた。絶対買わない、と。

●日本セイフティー株式会社
     http://www.wrappon.com
 自動ラップ式トイレ『ラップポン』の製造・販売会社。

 「消耗品のセットだけならそれ程かさばらないし、可燃ゴミとして廃棄できるから、富士に持っていけばそれなりに売れるかな?」などと考えた商品の候補の1つ。
 水を使わずに済むし、能登半島地震での実績もあるので、かなり有望と見ていた。……のだけど、どうもこれは便座とセットでないと使えない模様。

●ユニトレンド株式会社
     http://www.unitrend.co.jp/
 携帯トイレ用紙バック『ユニパック』の製造販売会社。

 これはパック単体でも使えるし、パックのみでも購入できるという事で、かなり期待できそうな商品。折り畳み式の便座とテントは別売りだけど、そう高い代物でもない。携帯用の肩掛けバッグが付属で付いているので、これもポイント高い。
 ……って、ここまで買ったら商売にならないって……。

 ……EM菌は止めてくれと切望……。

 まぁ何と言うか……前述のまとめサイトを見ると、ダンボールの囲いにゴミ袋でも十分商売になりそうな気もしないではないが、そこまでの劣化物で商売したら、主催企業と同じになるじゃないか。
 ……などと考えたりもしたり。

 実際に富士に行ってまでヤミ商売をするつもりは毛頭ないけれど、こういうものを考えながら見て回ったら結構楽しかった。
 ……現地に行って酷い目に遭った人たちには失礼だけど。


◎参考リンク
後藤卓也『悲惨な「F1日本グランプリ」 (上)』オーマイニュース、2007年10月26日
     http://www.ohmynews.co.jp/news/20071023/16489
後藤卓也『悲惨な「F1日本グランプリ」 (下)』オーマイニュース、2007年10月26日
     http://www.ohmynews.co.jp/news/20071023/16492
posted by にわか旅人 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

ダイレクト・マーケティングフェア 2007

 2007年10月10日〜11日の2日間、東京国際展示場西館4ホールで『ダイレクト・マーケティングフェア2007』が開催された。
 訪販、通販、マルチ商法などの『特定商取引に関する法律』で規制される業種の他、ねずみ講(参加するだけで犯罪)に投資詐欺(被害者救済ではなく、加害者となる方。犯罪)、さらにそういった業種専門のコンサルティング企業や団体40前後が集合する展示会だ。

 出展した全ての企業が、違法行為を行っているとは言わない。
 しかし去年の出展企業数社は、この1年で悪い意味で華々しい功績を残している。

 2006年のレポートはこちら。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/25239689.html

 『株式会社近未來通信』は出展後1ヵ月後の11月に破綻。元社長の石井優容疑者は数億円を海外へ逃がし、自分も国外へ逃亡。中国遼寧省に潜伏しているという話だ。警視庁捜査2課は、石井容疑者を4月に国際指名手配にかけている。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/28099328.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/28249241.html

 『生活互助会』こと『株式会社ウインズインターナショナル』は、今年9月に倒産(計画倒産との話もあり)。元幹部ら数人は競馬投資ソフトをFX投資ソフトにしたマルチ商法を展開しているようだ。ただし今のところ商品のソフトは存在しないようなので、ねずみ講の要件を満たしている。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/58088725.html

 「3Dアバターで広告とネットショッピング」構想の『マトリックス・シティー』を唱える『株式会社ライブリー』は、今現在でも活動しているようだが、肝心の『マトリックス・シティー』は始まっているのか……?
 このサイトがそうだとしたら、余りにもお粗末すぎる。
     http://www.mxcity.co.jp/user/

 ……入会金40万円近い会員制サイトかよ……まず利用者いないって。
 これで破綻するなり消滅すれば、詐欺になるかな?

 ライブリー社は今年は出展していなかった。

 俺の気付いただけでこれだけあるのだから、この1年で破綻・逃亡した過去の出展企業はどれだけあるのやら……。

 さて。
 このように「怪しい」「いかがわしい」を通り越して、「犯罪に巻き込まれるから近づかないが吉」な企業が集結しているからか、来場者は少なかった。
 ……西館の他のホールでも2つ3つ展示会があったのだが、どれも来場者は少なかったな。東館に取られた感じだ。

 来場者数の少ないのが原因か、悪い意味でいなくなった企業のせいで自粛しているのか、いなくなった企業が去年は「最後のかき入れ」で騒いでいたからか、今回はかなり静かだった。

 とは言え、株式会社アーティングの勧誘だけはしつこかった。
 ブースの前を通過するだけで、「いらない」「興味ない」「いらない」と、3度断らなくてはならなかった程。
 そのくせブース自体は、ギフトショーで見たのと同じ。去年のあのいかがわしい雰囲気と、口ばかりで実在未確認な「粗品」で釣ってくることもなかった。
 ……このしつこさからすると、『最後のかき入れ』モードなのかな?

●イクソンジャパン株式会社
     http://ixonclub.co.jp
 磁気活水器の『Mercury X マーキュリーX』を販売するマルチ商法企業。

 説明は極めて『お約束』。
 「地球の水は環境破壊と共に汚染され、太古からの活きた水ではなくなってしまった」で始まり、「太古の活きた水を再生するために磁気活水器を開発した」で終わっている。
 ……本当に『お約束』な文言だ。

 リーフレットの説明によると、「弱った水」=「分子の大きい水」であり、『マーキュリーX』を通過した水分子は、「元気な水」=「分子の小さい水」になるそうな。
 ……分子のサイズは不変なので、磁場を通そうがどうしようが、分子の大きさは変わらない。ましてや、4,350G(ガウス)程度の磁力で偉そうなことを……。

 あ。水は非磁性体なので、磁力は通さない。念のため。

 『高エネルギー化(活性化)の原理』の説明も笑える。
 物質の電子は、原子核の周りを特定の周波数で回転している。
 で、電子に磁力を当てると、電子はその周波数の磁気エネルギーを吸収し、外側の軌道に移動する。
 だけどこの状態は不安定なので、電子は元の軌道に戻ろうとする。その時に吸収したエネルギーを放出する。放出したエネルギーと、元の軌道に戻った時のエネルギーの差が、物資の『高エネルギー化(活性化)』に使われる
……と。

 ……どこの宇宙の話なのか、教えてもらいたい。
 と言うか、磁力から仮にエネルギーを吸収して、外側の軌道に電子が移動したとしても、元の軌道に戻ってくればエネルギー的には最初のレベルに戻っている訳で……活性も何もしていないのだけどねぇ?

●株式会社ジェイ・シー・エス・インターナショナル グラシオン事業部
     http://www.gracion.jp
 ゲルマニウムのアクセサリーをマルチ商法で販売している。
 本社のJCSは多分「まとも」な企業なのだろうけど、グラシオンでこういう商品でこういう商法を採用しているのはどうかと……。

 ちなみにこの企業は、マルチ商法の事をDMC(ダイレクト・マーケティング・コミュニケーション)と言っている。

 グラシオンは更に、マンガの小冊子を配布していた。
 ゲルマニウム・アクセサリーで肩こりがなくなったおばさんが、DMCに参加し、感謝されながらマルチの輪を広げていくサクセス・ストーリーだ。
 ……寝言は寝ている時に言え。

●株式会社スターライズ
     http://www.starrise.jp
 倒産した株式会社ウインズインターナショナルの一部幹部が流れたと噂のあるマルチ商法の企業。ソースはないので、真偽は不明。

 歯磨き粉やらノニジュースやら化粧品やらのリーフレットをもらったが、一番意味不明なのはこれだな。

   環境保全型多用途洗剤 All in One Plus オール・イン・ワン・プラス

 植物原料100%の界面活性剤に、プロトンウォーターEXを配合した……って、『プロトンウォーター』って何ですか???

 界面活性剤の原料はパームとトウモロコシ、生分解性99%以上……えっと……微生物によって分解させるということは、今度は微生物が大量発生する可能性があるのですが。
 ……それより、生分解性のある洗剤は今時珍しい商品ではない。

 しかも内容量800gに対して、希望小売価格¥6,300(税込)とか。
 ……以前どこかで、1kg入り¥4,000の洗剤を見た事があったけれど、その上を行くぼったくりだ。

●ユニシティ・ジャパン株式会社
     http://www.staririse.jp
 ニューウエイズジャパン・インクの前社長、小杉友巳氏が2007年7月から社長となったマルチ商法の企業。
     http://www.network-b.com/news+article.storyid+315.htm

 リーフレットを眺めていたら、「興味ありますか?」と話しかけられてしまった。
 「マルチ商法に興味はない」と言って離れたのだけど、「だったらマルチ企業の展示ブースに来るなよ」と自分で自分に突っ込み……ちょっと落ち込んだ。

 この企業、ほとんど噂を聞かないのだけれど、一応活動はしていたのだな。

 何と言うか……去年の経験から判り切ったことではあるけれど、「怪しくない」企業を見つけるのが難しい展示会だった。
 ……そもそも、宅急便の『ヤマト急便』以外にまともな企業、あったのか……?

 来年、何社出てこられるか見ものだな。
posted by にわか旅人 at 23:24| Comment(6) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

予防医学・代替医療振興協会(3)

 ちょっと久し振りに『内閣府認証・特定非営利法人 予防医学・代替医療振興協会(Society of Preventive & Alternative Medicine、以下P&A)』ネタを引っ張り出してみる。
     http://www.pamedicine.jp/

 引っ張り出す気になったのは、産経新聞の記事が原因だ。赤字は当方で付けた。

産経新聞『NPOが犯罪の隠れみのに チェック限界「すべて善良は幻想」』2007年10月14日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071014-00000055-san-soci
===引用開始===
NPO法人(特定非営利活動法人)が悪質商法や犯罪の隠れみのになるケースが後を絶たない。出資法違反容疑で警視庁など合同捜査本部の捜索を受けた健康商品販売業「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京都新宿区、波和二会長)も、傘下のNPO法人による無料コンサートや勧誘で出資者を募っていた。「行政の認証」「非営利」という安心感を悪用したとされるが、行政のチェックには限界があり、「NPOを盲目的に信用すべきではない」との指摘が多い。(森浩)

 ■「公的機関が認定」…信用
 「NPOだから安心してしまった」
 エル社に数千万円を出資した鹿児島県の60歳代の主婦は悔やむ。1年ほど前、友人からエル社への出資を勧誘された。案内のあった無料コンサートの主催者は「内閣府認証NPO法人あかり研究所」となっており、「公的機関から認められている」と信用した。

   (中略)

 ■書面提出だけで設立化
 10年の特定非営利活動促進法の施行後、今年8月末までに全国で認証を受けたNPO法人は3万2366団体で、犯罪や悪質商法に悪用された例も多い。

 大阪府警が17年に出資法違反容疑で摘発し、認証を取り消された「新生協会」は、「多重債務者の救済」をうたっていた。だが、実際は債務者に金を貸し付け、会費名目などで実質的な金利を受け取り、債務者を“食い物”にしていた。

 「暴力団の支配下にあったり、企業の宣伝に専念していたりと活動が不透明な団体は多い」(NPO法人代表)。

   (中略)

 NPOの活動を支援する「NPOサポートセンター」(東京)の山岸秀雄理事長は、「NPOはすべて善良というイメージは幻想」と指摘。被害に遭わないため、「設立者の人格から財務状況まで自分で確かめ、見極めることが大切だ」と呼びかけている。
===ここまで===

 残念ながらP&Aは、「国が認めた機関」としての箔を付ける為に、NPOのシステムを利用した「悪質商法や犯罪の隠れみの」になっているケースの1つだ。

 既に過去のエントリで述べているが、P&Aというのは、さしたる価値のない健康食品や、効果の期待できない似非科学な健康器具に、推奨マークを発行する組織だ。これはあくまで事業の1つの訳だが、要は一般消費者に、
   1. 『学位商法』で購入したニセ学位で、『医学博士』が開発したような箔付けをし、
   2. 「内閣府による認証」と、博士だけでなく『公的な権威にも裏打ちされた』組織のお墨付きも付け、
   3. 基準の不明瞭な『認定マーク』を商品に記載し、
   4. 自分のサイトで紹介する。
という組織だ。

 ところでこの『認定マーク』なるものだが、P&Aの『認定品:審査について』の項でこう説明している。
     http://www.pamedicine.jp/product/about.htm

===引用開始(2007年10月15日)===
P&A認定とは?
   (中略)
情報の乱れ・複雑化の上、業界の基準が確立されていない為に、良い情報を見分けることが困難な状態です。P&Aは、この課題の対策の一つとして、業界の商品や情報を収集、分析し、さらに当協会の厳しい基準「P&A推奨品の五大条件」に基づいて審査しております。P&Aマークは、皆様に商品が業界の基準を超えることを保証するマークです。
===ここまで===

 「業界の基準が確立されていない」にも関わらず、「業界の基準を超えることを保証」しているのだそうだ。
 ……基準がないのだから、いくらでも「基準を超える」と言えるわな。

 そしてP&Aの認定には、5つの条件をクリアしなくてはならないとか。
===引用開始(2007年10月15日)、数字は丸付きだったのを括弧に変更===
(1) 学術的及び第三者機関によるデータがあること
(2) 複数の臨床データまたは関連するデータがあること
(3) 数多くの実体験者がおり好評を得ていること
(4) 該当商品が適正価格であること
(5) 製造品及び販社に経済的、社会的信用性が高いこと
===ここまで===

 (1)(2)のデータに関しては、どのような物を求めているのか不明だ。
 学術的・第三者機関・臨床と言えば聞こえは良いが、『学術』のレベルは曖昧だし、『第三者機関』で5大栄養成分試験程度なら2〜3万円でできるし、臨床というのも(3)を見る限りでは『体験談』と同程度であると思われる。

 (4)の適正価格などというのは、何と比較してなのかね? 原価に対してなのか、市場での同等品と比較してなのか、販売する企業が「適性」と判断してのものなのか……。

 (5)の経済的・社会的信用は噴飯もの。マルチ商法の商品を『認定』しておいいて、どこに信用があるのかと。

 ……ぁぁ。理事長始め理事のほとんどがマルチ商法を「国に認められた商法である」と言ってはばからない連中だから、『信用』という単語そのものを知らない可能性もある。

 ……ちなみに「国(=経済産業省)に認められている~」旨でマルチ商法を正当化するのは『不実の告知となる』と、経済産業省は指摘している。
     http://bit.ly/1qK49bj
 (全116ページと大きいので注意。上記は44ページに記載あり)

 さて。
 NPOに提出されている資料によると、P&Aはこれまで事業年度を1月〜12月としていたのを、新規事業の立ち上げの為に4月〜3月に変更した、とある。
   内閣府NPOホームページ
     http://www.npo-homepage.go.jp/search/index.html
     http://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/Portal_detail
 (NPOポータルサイトからP&Aを検索し、下段の「平成18年度事業報告書」をクリックすると、別ウインドウで表示される)

 だけど『新規事業』とやらの具体的な内容は不明だ。

 2007年10月の現在に至っても、P&AのHP内の『事業内容』に変更はないようだ。
 とは言え、2007年8月3日付で『認定品』のリストが更新されているので、放置されているのではなさそうだが……。

 さてさて。
 P&Aの事業内容の1つに、ナチュラルクリニックの経営がある。『ナチュラルクリニック代々木(以下、NC代々木)』の事だ。
     http://www.natural-c.com/

 NC代々木のHPを見ると、下段に『医療社団法人・一友会』の名前が記載されている。
 以前、NC代々木の医療内容について渋谷区保健所に電話で問い合わせたところ、このクリニックは一友会の名前で登記されているとの回答をもらっている。
 NC代々木とP&Aの所在地が同じ、かつP&AがNC代々木を運営しているのだから、P&A= NC代々木= 一友会、の公式が成り立つ。

 そうは言いつつもNC代々木は、前医院長の白井洋一朗医師が退職したため、2007年6月から開店休業状態だ。

 2007年8月時点においても院長が決まっていないのか、診察は再開されていないようだ。
   うつ病克服マニュアル(2007年8月25日)
     http://ameblo.jp/s0-what/theme-10003096047.html
===引用開始===
しっかりとした診察とカウンセリングの時間を
もうけてくれ、抗鬱剤と併せて、
食事の指導とサプリメントを提案してくれます。
鬱病の機序と人体に必要な栄養について
説明してもらえるので、このブログで紹介してる
   (中略)
カウンセラーと先生が悩みや話を十分に
聞いてくださるので、心理的アプローチも受けられ、
治癒の効果が2倍にも感じられました。
なお、現在は事情により休業中なので、
   (後略)
===ここまで===

 ……2007年12月末まで休診の案内は出しているので問題はないのかもしれないが、事業としてはやっていけないだろうに……。

 診察を再開しているのかどうかはともかく、HP上で未だ休診の案内を出していない病院は、信用できるものではないだろう。
 ひいては、それを運営している一友会、その背後組織のP&Aもな。
 ……まぁ、もともと胡散臭い人達がたむろしている組織だから、今さら言うまでもないか。


◎過去ログ
 予防医学・代替医療振興協会
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/31394126.html
 予防医学・代替医療振興協会(2)
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/45240956.html
 ナチュラルクリニック代々木
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/30673103.html
 ナチュラルクリニック代々木(2)
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/46863934.html
posted by にわか旅人 at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

サンヨーメガ情報企画室

 あるルートから、マルチ商法企業の株式会社サンヨーメガの会員間で流されている資料を紹介してもらった。

 簡単に感想を言うなら、特商法・薬事法は無視、不実告知に錯誤誘引な代物だ。
 内容は少しずつ紹介していければと思っている。

 まず先に断っておく。
「このような情報を配信しているのは、悪質な一部のグループだけだ」
という主張をされる人もいるかもしれない。

 しかしながら、法律無視・遵法精神皆無、嘘と虚偽説明を垂れ流しするのは、サンヨーメガ社公認の行為だ。

 その根拠……とするには弱いかもしれないが、判断の元となった資料を紹介する。

 『ネットワークビジネスリスク研究所』掲示板の過去ログから引っ張り出してきた。
     http://bbslog.realint.com/?serverid=2&bbsid=nbrl&page=6

===引用開始(赤字はこちらで着色)===
No.2781
★※ これは朗報です!!【重要】 ※★

サンヨーメガ(2005-11-05 17:56:04)

こんにちは。樋口です。
   (中略)
昨日(11月4日)、神戸本社へ出向きインターネットグループの
リーダーが集結する会議に出席してきました。

その席でいよいよインターネットを利用しての広告活動が会社から
正式に認められる運びとなりました!!

   (中略)
しかしながら、2年前の10月に会員サイドでの広告管理体制
をきちんと持ったグループについては例外的に、常務以下現場
サイドの許可の元活動を開始し、継続してきた
わけです。

   (中略)
売り上げ実績を作ることだけではなく法律を遵守した活動、
倫理を持った活動
がますます要求されてきます。
===ここまで===

 投稿は2005年11月と約2年前のものだが、その当時からサンメガ社では、
「会員規約では名目上禁止されているネット上の勧誘・広告活動は、実は松永高樹常務の指示により行っていた
という説明だ。

 それが2005年の11月から、松永常務指示からサンメガ社公認で開始されるようになった、と。

 しかしサンメガ会員が「法律を遵守した活動、倫理を持った活動」をしていないのは、ネット管理の総責任者(2005年11月当時、2007年10月現在は不明)の樋口肇氏が管理するらしき『サンヨーメガ掲示板』の、関連法規・規約を指摘すると即座に削除する体質から十分証明されている。

 ちなみに樋口氏は、これでも「ESSグループ」の代表だ。
 しかも以下の議事録を見れば判る通り、サンメガ社の経営陣らと意見を交わす立場にすらある。

===引用開始(赤字はこちらで着色)===
No.2783
Re:★※ これは朗報です!!【重要】 ※★

サンヨーメガ(2005-11-05 18:29:25)

---------------------会議での決定事項-----------------------
出席者
・会社側  三浦社長  松永常務
・会員側  吉本SE 樋口SE 高木SE 柴垣SE 江頭SE

議事録
・上記会員5名をエッセクラブ情報企画室とする。
・室長を樋口とする。
・会社側の情報企画室は所氏とする。
・情報企画室ではインターネット広告におけるルール作成を行う。
・このルールはサンヨーメガ会員でインターネット広告活動を行う
 もの全てに適用をする。

   (中略)
同ルールに同意し登録したメンバーだけが広告活動をする事が
 できる。


   (中略)
★★ 注意 ★★
11月10日までに修正依頼のない既存のグループHPにつきまして
は全て削除しますのでよろしくお願いします。
===ここまで===

 『注意』の項目を読めばわかるように、2005年11月10日前のサンメガ会員の広告・勧誘HPは全て削除ないし修正された事になっている。
 つまり、現在ネットで見かけるサンメガ社の広告・勧誘は、サンメガ社の『情報企画室』の公認、ひいてはサンメガ社からの許可を得ている訳だ。

 サンメガ社がいくら
「このような情報を配信しているのは、悪質な一部のグループだけだ」
とどれだけ声を張り上げようが、社長同席の会議で責任者を選出し、その人物が管理している行為については、これは普通「企業が公式に認めている行為」とみなされるものだ。

 ……サンメガ社にそのような「普通の社会通念が存在するなら」と仮定しての話だけどな。

 ところで疑問だ。
 『情報企画室』の会議には、会員から5人のSEが出席していた。
 この5人の活動は、『会員』としての権利というか行動を逸脱していないか? 内容からして『外注』に相当すると思うのだが……。サンメガ社から別途給与をもらっているという事か?
posted by にわか旅人 at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
記事検索
 
<< 2014年05月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ
日記(6)
悪徳商法追放(67)
似非科学(25)
健康増進?(25)
展示会(20)
表現規制(7)
ぴーかんバディ(11)
読書(5)
最近の記事
(05/13)鼻血の原因を被ばくに求められてもね
(11/05)株式会社Ridaに3ヵ月の業務停止命令
(11/26)いまさらマイナスイオン
(08/23)ゼロ(零)磁場
(08/13)オールイン被害弁護団結成
最近のコメント
重力子(グラビトン) by aj (10/28)
重力子(グラビトン) by 通りすがりのおっさん (10/25)
重力子(グラビトン) by 通りすがりのおっさん (10/25)
重力子(グラビトン) by 助けてください (07/31)
重力子(グラビトン) by a (04/19)
最近のトラックバック
オールイン被害弁護団結成 by なにわ金融道~借金の掟~(08/17)
某学位商法の客員教授の話 by CATのアメリカ東海岸留学(08/03)
株式会社センチュリオン(Cyber Entrance) by スパムGメン -迷惑メール...(04/19)
株式会社センチュリオン(Cyber Entrance) by Tamaki's blog(04/16)
先物取引の「ユニテック」 by どうみても日記です(02/18)
リンク集
CATのアメリカ東海岸留学
うぇるかむ☆TO☆まいるーむ♪
悪徳商法さようなり☆|家|/・x・)/・x・)♪
RAKUKAWAシティ
過去ログ
2014年05月(1)
2012年11月(1)
2009年11月(1)
2009年08月(2)
2009年05月(1)
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。