2008年04月06日

(株)ライブリーは解散しました

 アバター(ネット内の自分のキャラクター)を歩かせ、ネット内の街で買い物やゲームをする/させると、そこからの広告収入で不労所得が入る。

 そんなセカンドライフもどきのネット構想を2004年だか6年あたりに立ち上げ、未だβ版すら稼動していないビジョン系マルチの『株式会社ライブリー』が、大阪・兵庫・京都の2府1県から一部業務停止命令を受けた。
 ……もう投資詐欺と言って良いだろ、これ。

 朝日新聞『マルチ商法でネット端末販売 業者に業務停止命令』2008年3月28日
     http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803280161.html
===全文掲載===
 「月々3万円ぐらいは絶対にもうかる」などとうそを言い、学生らに高額なインターネット端末機とソフトを売りつける連鎖販売取引(マルチ商法)をしていたとして、大阪府と兵庫県、京都府は合同で28日、大阪市の業者「Lively(ライブリー)」に、特定商取引法に基づき、29日から契約や勧誘を6カ月間禁止する業務停止を命じた。複数府県によるマルチ業者への同時処分は全国初という。

 大阪府などによると、同社は05年6月の設立以降、「夜景がきれい。一度来てみない?」などと目的や商品を明らかにせずに20代前半の学生やフリーターらを勧誘し、約40万円でインターネット端末機とソフトを購入させ、新たに勧誘すれば2万〜357万円の紹介料などが入ると説明していたという。

 同社については08年2月末までに、全国で410件の相談が消費生活センターなどに寄せられており、うち3府県で262件を占めた。
===ここまで===

 ライブリーは『シーフォート株式会社』に名前を変えたと思っていたのだけど、まだ存続していたのだな。
 とは言え、今回の件で息の根は止められたようだ。

  京都府『特定商取引法に違反した「連鎖販売業者及びその勧誘者1名」に対する行政処分について』2008年3月28日
     http://www.pref.kyoto.jp/shohise/1206353268336.html
===引用開始(強調赤字は当方による)===
1 事業者の概要
所 在 地  大阪市中央区上汐二丁目3番10号
      (現所在地:大阪市東成区東小橋1丁目11番2号)
商   号  株式会社Lively
代 表 者  清算人(元代表取締役) 柏 木 文 男
業務内容  同社代理店として登録する権利と一体となった「PDA(携帯情報端末)」及び「顧客管理ソフト」販売

(注)同社に対し京都府は平成20年2月22日付けで本件取引停止命令に関する弁明の機会を付与した。同22日、同社は、解散決議を行い、柏木文男を清算人に選任した。
 同社は現在、清算中の法人として存続している。
===ここまで===

 ……建前では、ライブリーの終焉……かな?

 さて。
 ライブリーと言えば、このブログでも3度ほどちまちまと取り上げている。

 過去ログ
   ダイレクト・マーケティング・フェア2006(2)、2006年10月11日
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/25239689.html
   ダイレクト・マーケティングフェア2007、2007年10月30日
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/63550337.html
   小ネタ5発、2008年1月12日
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/78075146.html

 そしてこちらがシーフォートのHP。
     http://www.c-fort.co.jp/
 2008年4月4日に見たところ、『マトリックス・シティ(MX-City)』から『Virtual-City』に変わっていた。
===引用開始===
私たちは「新しいコミュケーション文化の創造に向けて、お客様の視点に立ち、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルでよりインタラクティブなコミュニケーション環境の確立をめざします。″

■Virtual-CITY事業計画
○2008年02月01日
 Virtual-CITY Test-Run
○2008年04月01日
 Virtual-CITY Ver1.0 OPEN
○2008年08月01日
 Virtual-CITY Ver2.0 Test-Run
○2008年10月01日
 Virtual-CITY Ver2.0 へシステム移行
===ここまで===

 さてさて。
 HPによると、バージョン1.0が始まっていてしかるべきなのだが、ざっと検索した程度では、それらしいサイトは見つからない。
 予定より遅れているとしても、ライブリーのオーシャングループが声をかけてきたのは2006年10月、もう1年半も前だぞ? しかももう始まっているようなニュアンスだったし……。
 ……投資詐欺だから始まらなくて当然なのかな?

 ……と、ここまで書いて気がついた。

 ライブリーは入会費と称して会員から30万円以上の費用を徴収していたという話がある。
 しかし俺の知る範囲で、MX-Cityがまともに稼働していた様子はなかった。
 そして今回の業務停止命令から解散・清算になる訳で……。
 ……これって、会員は始まってすらいなかったサービスに大金を払っただけ、という話だよな?

 やっぱり詐欺だよな、これ……?
posted by にわか旅人 at 23:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

PIU代替療法による健康推進学会

 静岡県立大学の小島茂教授の『学歴汚染』ブログの2008年3月18日のエントリに、以前このブログで取り上げたニセ勲章の名前が出てきた。

   『学位商法と勲章ビジネス』2008年3月18日
     http://degreemill.exblog.jp/7514870/
===引用開始===
先日、治療院を経営する親戚のところに送られてきた郵便物が気になり、
もし先生が何か情報をご存じであればご教授いただければと思いメールを致しました。
学位商法が問題視されてきたので勲章商法が始まっているのではないかと思うのです。
そこの団体は「PIU代替療法による健康推進学会」という団体です。
そこから「聖テオトニオ王立勲爵士団」からの勲章を貰わないかという封書をいただきました。
===ここまで===

 よりによって『PIU』『聖テオトニーオ』かよ。

 PIUはフェニックス国際大学(Phoenix International University)というイギリス領バージン諸島に受付窓口を持つDegree Millの事だ。
 窓口を持つと言っても、受付は私書箱のみ。現地にキャンパスは存在しないと予想している。
     http://www.phoenixinternationaluniversity.net/Offices.htm
===引用開始(2008年3月19日)===
BWI Communications Office
PO BOX 3415, ROAD TOWN,
TORTOLA, BRITISH VIRGIN ISLANDS.
Tel: 1-284-494-8940
Fax: 1-284-494-3002
===ここまで===

 ここで注目したいのは、BWI Communications Officeの住所。
 P.O. Boxと私書箱になっている。
 Road Town, Tortola, British Islandというのにも、個人的には注意したい。これはアンステッド大学(Ansted University)の私書箱が置いてあるのと同じ場所なのだよな。
 ……だからどうした、という程度の話で深い意味はない。

   過去ログ『アンステッド大学』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/43752609.html

 『聖テオトニーオ騎士団』が組織されたのは、2000年11月の事だ。
 この1点だけで、歴史や権威のある組織でないのは知れる。
 ポルトガルのドン・ミゲル・ブラカンザ殿下の庇護の下に設立されたと主張しているが、HPに所在地の記載はなく、ドメインはなぜかアメリカにある。
     http://whois.domaintools.com/royalconfraternity.org
 ポルトガルは「共和国」であって王国ではない。1910年まではポルトガル「王国」だったけれど、日本の天皇のような象徴としての「国王」がいる訳でもない。
 騎士位と勲章にしても、金額は不明だが「寄付」の名目で購入する代物だ。
 ……そのような国の「王立叙勲騎士団」と言われても、どう考えようが「胡散臭い組織」以外の何物でもない。

   過去ログ『聖テオトニーオ騎士勲章』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/43201743.html

 この手の物を収集する好事家ならばともかく、俺の感覚では社会的な信用を下げる材料にこそなれ、上げるものではない。

 さて。
 『PIU代替医療による健康推進学会』とやらをgoogle検索したら、早速1つ引っかかった。
   特定非営利活動法人一覧(その15)
     http://www.npo-homepage.go.jp/ninshou/no15_ninshou.html
     http://www.npo-homepage.go.jp/ninshou/no15_ninshou.html#002918
===引用開始===
名称 特定非営利活動法人PIU代替療法による健康推進学会
認証日 2008/01/11
主たる事務所 兵庫県尼崎市大庄中通3丁目25番
従たる事務所 東京都千代田区内神田1丁目11−10コハラビル405
目的 この法人は、ガン、難病の患者をはじめ不安を抱える多くの人達に対して、代替療法についての正しい療法の普及、啓蒙活動により、ガン、難病撲滅推進事業を行い、地域社会に寄与することを目的とする。
===ここまで===

 兵庫県尼崎市の住所は、ルルドゲルマニウム株式会社の住所でもある。
   ルルドゲルマニウム株式会社HP『会社概要』
     http://www.lourdes132.co.jp/field.html
 ……2007年4月9日時点でルルド社の住所は、代表が同じ田中好信(自称)医学博士のオーガニックゲルマニウム株式会社と同じだった。
   過去ログ『健康博覧会2007』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/38299555.html

 NPOのHPでこの組織を検索、定款を調べてみたら、理事長はルルド社の会長の田中好信氏だと判明。
 ……まぁ、『PIU』『聖テオトニーオ』と出てきた時点で、つながりのあるのは予想できたけどな。

 田中氏はPIUの『経営医療学』教授であり、『聖テオトニーオ騎士勲章』を持つ。
     http://lourdes132.co.jp/topics.html

 ちなみにPIUは、自ら『正規の大学ではない』と認めている。
http://www.phoenixinternationaluniversity.net/notice.htm
===引用開始===
PIU is not an USA, New Zealand or UK University but strives to be an international and private educational institution. However, PIU does and would have a presence in these countries in a direct and indirect manner.
PIU has no relationship whatsoever with any Universities in the USA.

PIUは米国、ニュージーランド、英国の大学ではありません。しかしながら、PIUは国際的な私設教育機構であるよう務めており、これらの国々に対し、直接・間接的な手段で関わりを持ち続けています。
PIUは米国の大学とは一切関わりを持っておりません。
===ここまで===

 この一文だけで、アメリカはじめ、どこの「まともな」大学とも単位互換性がないのが判る。つまり、PIUの学歴を出したところで、はったりの役にも立たないという事だ。
 ……このような大学の博士号をもらったところで、どこが嬉しいのかねぇ?

 2008年3月19日時点では削除されているが、過去ログでも書いているように、田中氏はこれまたDegree Mill業者であるホノルル大学から、『ゲルマニウム研究所』の所長の肩書きをもらっていた。現在も所長かどうかは不明だ。

 もう一つ書いておくと。
 田中氏がどこの大学で医学博士の博士号を取得したのか、その経歴がどうしても見つけられない。
 ホノルル大学やPIUとも関わり合いがあるのを見ると、どうしても「いずれかの大学から購入したのでは?」と疑ってしまうのだよな。
 ……正規の大学で取った博士号なら、HPのどこかに経歴欄を作って、そこで掲載しても良さそうなものだけどね。

 さてさて。
 『聖テオトニーオ』つながりで言えば、『ホリスティック予防医学研究所』の杉喬夫(自称)医学博士がいる。

   ホリスティック予防医学研究所HP
     http://shikoku-net.co.jp/sugikanpani/index.htm
===引用開始===
1975年・ノーベル賞生理医学賞にノミネートされたことのある「腸管造血説」の恩師 ・ 千島喜久男博士の 「千島学説 」 をベースとし、分子矯正医学による「栄養学」エドワードハウエル博士の「酵素栄養学」病態生化学を用いて、ガンをはじめ難病など健康障害に苦しんでいる方々の改善をアドバイスしております。 特に、ミステリアスな 「ガン」 の改善には、有効と思われるあらゆる方法を取り入れており、余命 3ヶ月と宣告された方々が現在元気に活躍されています。
===ここまで===

 ノーベル協会(Nobel Committee)はノーベル賞候補の開示を行わないので、候補に選ばれたどうかなど、当人はおろか第三者に判るはずもないのだけどね。
 判る方法があるのなら、教えてほしいものだ。
 ……まぁ、「ホリスティック」「千島学説」「分子矯正医学」と出てくれば、何も語る必要はない。

 ところで、杉氏は医師免許を持っているのか? 厚労省の「医師等資格登確認検索」では該当者はいないと出てくる。
     http://licenseif.mhlw.go.jp/search/top.jsp

 杉氏が使用しているBLA分析法(Live Blood Analysis)は、血液を採取して検査するもののはず。医師免許もなく血液を採取するのは医師法に抵触するのだが……。

 この人物の博士号は、ある意味「由緒」正しい。
 小島教授のブログでは数えるのが面倒なほど名前の出てくるDegree Mill、イオンド大学で取得(購入?)したもので、同大学の「ホリスティック予防医学」で『教授』としても名前も連ねている。
     http://www.iond-univ.org/professor/professor1.html

 小島教授は、エントリの最後にこう締め括っている。
===引用開始===
一般的に言うと、学位商法と勲章ビジネスは密接な関係がある。DMは学位ばかりでなく称号や資格も販売している。また、DM学位とDM勲章をセットで販売したり、DM学位を販売し別のDMの勲章を勧めたりすることがある。複数のDM勲章を誇っている人は同時にどこかのDM博士であるケースが少なくないこともそれを裏付けている。
===ここまで===

 『聖テオトニーオ騎士勲章』で検索して出てくるのが、田中氏と杉氏の2名しかいないので、対象としてのn数が少ないのは認める。
 その上で言うと、
 ・両名とも博士号を持つが、Degree Millのと思われる。
 ・両名ともニセ勲章を持っている。
 という点から、小島教授の主張を裏付けているとして良いだろう。

 『PIU代替療法による健康推進学会』が、これからニセ騎士勲章の販売を広めていくと思われるので、予防になると良いなぁ。
posted by にわか旅人 at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月24日

ニューウエイズに業務停止命令

 出遅れた感があるけれど……。
 連鎖販売取引(いわゆるマルチ商法)のニューウエイズジャパン株式会社(神奈川県横浜市、以下ニューウエイズ)に対し、2008年2月20日付で、経済産業省から3ヵ月の業務停止命令が下された。

   読売新聞『「他社製品は有害」と虚偽説明、日用品販売業者を業務停止処分』2008年2月20日
   http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080220-OYT1T00658.htm
===全文掲載===
 他社製品は健康に有害であると偽って、練り歯磨き粉や栄養ドリンクを販売したとして、経済産業省は20日、日用品・化粧品販売「ニューウエイズジャパン」(横浜市)を特定商取引法に基づき、3か月間の業務停止命令を出した。処分は21日から。

 経産省によると、同社の会員になっている歯科医などは市販されている練り歯磨き粉や洗剤には有害な化学物質が含まれているとする虚偽の説明をし、「自然成分で作ったから」と自社の製品を売り込んでいた。

 ニューウエイズジャパンをめぐっては、「他人に商品を紹介すると収入が入る」などとうたった勧誘方法が事実と異なるなどとする苦情が消費者センターに数多く寄せられたため、同省が昨年9月に立ち入り検査した。その後も苦情が減らなかったため、処分に踏み切った。同省によると、同社は米国に本社がある連鎖販売業者の日本法人。国内でも約49万人の個人と約560社の法人会員が参加し、売上高は年間約599億円に上るという。
===ここまで===

 さて。
 ニューウエイズの主力商品の1つ、『マキシモルソリューション、Maximol Solutions』は、前に別のエントリでも書いたが、フルーツの風味を加えた『ドロ水』だ。

   『植物性コロイドミネラル』
   http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/47797278.html
   『コロイドミネラル販売企業』
   http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/48918253.html

 「砕いた土砂を水に漬け、茶色の上澄みに飲みやすいようにフルーツの味付けをしたもの」を『ドロ水』以外で表現する単語を、今に到っても思い浮かばずにいる。

 『ドロ水』の話はさておき。
 ニューウエイズが業務停止を受けた理由は、経済産業省の発表によると、「勧誘目的等不明示、不実告知、利益が確実と誤解させる断定的判断の提供、目的を告げずに公衆の出入りする場所以外における勧誘及び迷惑勧誘」だそうだ。

   経済産業省『特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令について』2008年2月22日
   http://www.meti.go.jp/press/20080220002/20080220002.html
   http://www.meti.go.jp/press/20080220002/tokusho.(末尾にpdfと打ち込む事)

 また、経産省はDVDやその他の違法な勧誘資料を点検・回収するよう指導している。

===引用開始===
また、併せて同法第38条第1項の規定に基づき、同社に対し、勧誘のために使用しているDVD、ビデオテープ及び印刷物の内容を点検し、不実のことを告げて勧誘する内容を含むものを回収し、
===ここまで===

 難しいとか困難だとか、3ヵ月では短すぎるとかの話ではなく、実際のところ回収は不可能だろ、これ。個人会員で約49万人と法人会員で約560社の全てで、どれだけの違法な勧誘資料が出回っている事やら。

 Amazonで「ニューウエイズ」を検索すると、2008年2月24日現在、71冊の書籍が出てくる。
     http://urx.nu/8gAu

 一部は批判本だけれど、ニューウエイズを肯定する書籍が勧誘に使われなかったとは考えられない。……と言うか、「使われなかった」と証明する事はできないから、これらの書籍も回収対象に入れるのが妥当だと思うのだけどね。
 ……これらの回収費用だけでも、他人事ながら気の遠くなる額になりそうだ。

 そうそう。
 ニューウエイズのヨイショ本と言えば、ニセ名誉勲章の『ザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章』を持つ岡崎敬得(おかざき たかじ)という医師がいたな。

   『ザンテ・聖デニス・ギリシャ勲章』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/40439770.html

 岡崎氏が執筆した書籍は12冊。
     http://urx.nu/8gAE

 「ニューウエイズ」「経皮毒」関係でないのもあるが、この御仁の名前はあちこちの掲示板で少なからず見かけている。せめてこれら12冊は回収しておかないと、経産省から改善努力をしているとは見てもらえないのでないかい?

 しかしながら、ニューウエイズ側に回収する気配を伺えないのだよな。

   ニューウエイズジャパン株式会社『「連鎖販売取引」に関わる説明について』2008年2月22日
   http://www.neways.com/japan/news080222-2.aspx
===引用開始===
第38 条第1 項及び第39条第1 項の規定に基づき、平成20 年2 月21 日から同年5 月20 日までの3ヶ月間、新規ディストリビューターの登録の勧誘及び新規登録契約の締結等の一部業務を停止する旨の命令及び弊社ディストリビューターが独自に製作・使用するDVD等の点検、回収等を内容とする指示を受けました。
===ここまで===

 「指示を受けた」と書いているが、何をどうするのかには全く触れていない。
 と思ったら、2008年2月7日付で、一応公式以外の資料を回収する案内は出していたようだ。
   http://www.neways.com/japan/news080207.aspx
===引用開始===
もしも皆様が独自に製作されたニューウエイズビジネスに関するDVDやビデオテープ、印刷物等があれば、または、他の方が制作したものであっても皆様のお手許にあれば、それらの資料を全て当社コンプライアンス課に送付して下さるようお願いいたします(料金着払可)。また、そのような資料をお見かけした方は、皆様のお手許にない場合でも、当社コンプライアンス課まで詳細についてご報告頂きますよう、宜しくお願いいたします。
===ここまで===

 ただし上記引用元のリンクは、ニューウエイズのHPでは見当たらない。ita氏の掲示板で紹介されていたものだ。
   http://italic.cside.ne.jp/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2222;id=nw

 ニューウエイズHPのトップページ下部にある『DVDやビデオテープ、印刷物等について(08.02.07)』をクリックしても、辿りつけるのは2007年10月23日付の『ディストリビューター業務ルールについて』のページだ。

   ニューウエイズHPトップ
   http://www.neways.com/japan/#
   ニューウエイズHP『DVDやビデオテープ、印刷物等について(08.02.07)』、実は「ディストリビューター業務ルールについて」
   http://www.neways.com/japan/DistributorRules.aspx

 どう肯定的に見ようとしても、ニューウエイズ側に対応する意思があるとはとても思えない。
 まぁ、前もって指摘しているように、対応したくてもできないだろうし。

 しかしなんだ。
 現在収監中の設立者の理想(セールストーク)に賛同し、未来の幸せのために借金をしてまでお布施(と売れる当てのない買い込み)でランクを買い、健康とエコを謳って感涙してドロ水を啜る。勿論、理想のためなら法律は無視して当然、と。
 こんな連中が約49万人もいるのか。

 ……これって、どう見ても新興宗教やカルトのノリだよな。
posted by にわか旅人 at 18:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

ハッピーチャージャー

 スターライン株式会社(大阪市中央区)の『ジョイントビジネス』とやらの1つ、モバイル充電器について調べていたところ、Wikipediaから資料にしていた項目か軒並み削除されてしまった。
 この事は、前回のエントリでも書いたのだけれど、こうも片端から削除されては「怪しい」としか評価しかできないな。

 後日の参考にする予定なので、メモ代わりに貼っておく。削除された項目なので、リンク元のURLは貼らない。
 2008年1月20日頃の版だ。

===ここから===
ハッピーチャージャー(Happy Charger)は、携帯電話及びモバイル機器類の2次電池を現金投入式の充電電力を供給する自動販売機である。 本商品と酷似した同型製品は株式会社ビー・ビー・ティーを販売元として同業他社及び業社に販売、株式会社デンキョウから流通して数多くの酷似した商品が市場に出回り見分けが付きにくいのが特徴であり、登録商標ハッピーチャージャーの呼称は連鎖販売取引いわゆるネットワークビジネス、MLM、マルチ商法による販売形態で使用される。

目次
1 概要
2 経緯
3 電気用品の安全性
4 商品が判別できない
5 同業他社製品との設置条件比較
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
8.1 協力会社
8.2 同型製品を取り扱う会社
8.3 その他

概要
ハッピーチャージャーの商標は、沖縄県に所在地を置く株式会社阿波根組[1]代表取締役を務める阿波根昌樹が商標権利者である。製品は韓国GEONAS社より輸入・販売を始め、細部の機器仕様変更、製品のロゴ(Happy Charger)抹消、色調が変更されるが、2006年には新型製品 モバピット に移行する予定であった。 2007年に大幅バージョンアップを行いモバピットと同等な機能を持つようになる。

製品の特徴
携帯電話を同時に3台まで充電可能な3ボックス。
新型は電池パック(バッテリー)を充電可能、コンセントサービスを搭載。

販売
消費者向けには、権利商材として連鎖販売取引の形態により1人1台50万円を基本として商取引されるが、購入台数の上限及び割引金額などの諸条件は契約者毎に異なる。(ロケーションビジネス#消費者センターに寄せられた相談事例を参照)
同型製品の他社への流通がある。

ハッピーチャージャーの設置
販売元の関連企業が委託により設置代行を行うが、製品本体にはPSE法に基づく表記(製造業者等の名称、略称、登録商標等)が無い為、同型製品の見た目による判別は不可能。

同型製品を取り扱う会社の設置
商品名は「公衆型充電器」「公衆型携帯電話(急速)充電器」「CHARGER(チャージャー)」「1号機」等と複数の呼称が存在、製品にはPSE表記が無い為、ハッピーチャージャー及び他社との判別は困難を極める。
設置先の条件には「(無料)レンタル」「買い取り」、利用料の一部が設置先へ還元される無料レンタルが有る。[2]
設置した業者及び代理店には報酬が発生するシステムが有る。

経緯
2001年(平成13年)9月27日 - 「ハッピーチャージャー」商標出願、出願人 阿波根昌樹[3]
2001年(平成13年)12月25日 - 「充電電力自動販売装置」特許出願(特開2003-196735)、出願人・発明者 阿波根昌樹、代理人 鈴木宣幸[4]
2002年(平成14年)3月 - 韓国GEONAS社、携帯電話充電器を日本へ輸出開始。
2002年(平成14年)5月23日 - 大阪市北区西天満 堂島ビルヂングにて株式会社ビー・ビー・ティー[5]設立、「ハッピーチャージャー」を連鎖販売取引による販売形態で消費者へ販売開始。一方、同型製品を同業他社へ販売する。
2002年(平成14年)10月25日 - 「ハッピーチャージャー」商標登録(商標登録番号 第4615045号)、権利者 阿波根昌樹
2003年(平成15年)9月2日 - 大阪市北区西天満 堂島ビルヂングにて 株式会社MMS 設立。連鎖販売取引による販売は株式会社ビー・ビー・ティーより引き継がれた。
2004年(平成16年)8月11日 - 株式会社デンキョウ設立。同社は主として活動する事務所を大阪市北区西天満 堂島ビルヂングに置いて 株式会社MMS の「ハッピーチャージャー」(後にモバピット)と同型製品を販売、レンタル及び代理店募集を行う。
2004年(平成16年)11月25日 - 丸紅テレコム社が商標「充電ロボ」を出願。
2006年(平成18年)6月20日 - 大阪市北区西天満 堂島ビルヂングに所在を置く株式会社MMS、株式会社ビー・ビー・ティー、株式会社デンキョウ大阪支店の内MMS社が大阪市北区ニチメンビルへ移転。
2006年(平成18年)12月8日 - 「充電ロボ」商標登録(商標登録番号 第5008807号)、権利者 丸紅テレコム株式会社。既存の充電器を含めて「充電ロボ」のロゴが3ボックス前面の上下6箇所に大きく表記された。
2007年(平成19年)2月23日 - 日経産業新聞31面により、携帯電話充電器の設置台数は他社のものを含め全国に14,000台と判明する。[6]
2007年(平成19年)2月27日 - 丸紅テレコム株式会社のニュースリリースおいて株式会社MMSの関与及び関係者の関与を公式に否定した文書が公開された。[7]
2007年(平成19年)6月13日 - 株式会社MMS公式サイトにおいて新型「ハッピーチャージャー」(バッテリのみを充電、コンセントサービスを付加)が公表される。[8]
2007年(平成19年)9月3日 - 株式会社MMSの所在地において株式会社ワールドビジョンが設立されており、株式会社MMSが大阪市北区西天満千代田ビル別館2号館へ移転し終えて公表された。株式会社MMSでは販売を一旦終了して設置事業に取り組むとされ、株式会社ワールドビジョンではロケーションビジネスとして商品名「ハッピーチャージャー」「モバピット」が販売とされる。
2007年(平成19年)10月17日 - 株式会社スターテレコムのトピックスにおいて商品名チャージャーと公表、株式会社MMSとの関与を否定。なお、株式会社ワールドビジョンについては記載が無く代理店募集概要では、取扱商材「公衆型携帯充電器(1号機)」として紹介される。
2007年(平成19年)12月 - 株式会社MMSのホームページにおいて「ハッピーチャージャー」「モバピット」の画像が消去、株式会社ワールドビジョンのホームページでは商品名「ハッピーチャージャー」「モバピット」の紹介が消去され、「モバイル充電器」として「ハッピーチャージャー」と同型製品が紹介される。

電気用品の安全性
本製品は電気用品安全法(PSE法)施行令に定められた「特定電気用品」の手続き(電気用品名の確認、行為内容の確認、国への事業届出、基準適合確認、自主検査、適合性検査の受検、国が定めた表示「PSEマーク、事業者名、定格電流等」)の無い電気用品である。
本商品及び同型製品には、韓国安全認証(韓国内にて適用される電気用品安全管理法に基づいた電気製品安全規制)を取得したEKマークと電気用品に関する記載した表記があるが、韓国で販売する事を目的とした表記であり、日本国内で適用するものでは無い。さらに韓国安全認証による記載内容は欠落し表記方法も異なる。なお、日本国内に於いて表記してはいけない法律は無く企業の自主的な責任に依存しているのが現状である。
この表記は日本語で記載されているが、日本国内では必要ない表記であり、表記内容自体は意味を持たなく錯誤させるものとなる。日本国内ではPSE法に基づく表記が適用されるが、特例としてレンタル製品等は除外される。(PSE問題「再検査によるPSE表示の追記」参照)
携帯電話等の利用時トラブルは、製品に付属した表記物に「24時間有人対応のコールセンター」をダイヤルする受付があるが、製品本体には販売業者、所有者、管理者等が表記されてないため事故が発生した場合の責任問題、製造物責任法(PL法)に於いて損害を被った利用者の損害賠償を求める製造業者等の表記が無い製品となる。

商品が判別できない
ハッピーチャージャーは通称「コイン式携帯電話急速充電器」と呼ばれていたが同商品を取り扱う代理店においては別の俗称で呼ばれ、2007年6月に新型を公表後「モバイル機器充電器」とも呼ばれる様になる。また、株式会社デンキョウにおける同型製品は公衆型携帯電話充電器として紹介される。
ロケーションビジネスと称する販売形態(連鎖販売取引)にてハッピーチャージャーとモバピットが販売されるが、ロケーションビジネスと酷似した他社所有商品、名称が違う商品、複数の呼び名、仕様の細部が異なる商品、表記が異なる仕様等があり電気用品名が特定できない非常に紛らわしい状況である。
商品名ハッピーチャージャーは、株式会社ビー・ビー・ティー、株式会社MMS、株式会社ワールドビジョンが商標使用者であり、商標権利者は阿波根昌樹である。従って両者が黙認すれば商標問題は発生しない。関係会社である株式会社デンキョウを所有者として他社を通じて店舗へレンタルされた充電器が多く存在する。

同業他社製品との設置条件比較
ハッピーチャージャー及び同型製品
販売元(メーカー) - 設置店 … 利用者(消費者)
製品の販売元は不明。設置店には無料条件が多く好条件となる。主に充電器の利用料金から集金。
消費者側の見地から利用した製品情報(製品名、販売元等)は不明である。
ハッピーチャージャーは付加価値を付けた権利商材として連鎖販売取引にて50万円を基本として販売する。
同業他社製品(カプコンチャーボ、街角充電屋さん等)
販売元(メーカー) - 設置店 … 利用者(消費者)
製品の販売は1経路。設置店には定額制と買取りが多い。設置店より集金する。
消費者側の見地から利用した製品情報(製品名、販売元等)は明確である。

脚注
[1] 株式会社阿波根組は1967年創業の建築・土木を営む沖縄県名護市を代表する建設業であった。受注は沖縄県内だけに留まらず、はるばる東京都まで施工に出掛け「非常識」と呼ばれて2002年に完成したありえない家「ナチュラルエリップス」は住宅建築として話題を呼んだ。2005年は、発覚した公共事業の不正入札に関する処分決定待ちであり、同年8月にはバブル景気に行ったゴルフ場開発の失敗やマンション建設に関する施主側とのトラブル問題等も重なり資金繰りが悪化し破綻に至る(沖縄タイムス「経済ニュース 2005年8月12日(金) 朝刊9面」)。2006年には廃業後として「平成18年(措)第2号 排除措置命令書」(沖縄県が発注する建設工事の入札参加業者に対する排除措置命令及び課徴金納付命令について 平成18年3月30日 公正取引委員会 内閣府沖縄総合事務局)が下され、社団法人沖縄県建設業協会から除名された。
[2] 同じ連鎖販売取引の業界で ウインズインターナショナル社(2007年9月5日に破産申請)と繋がりのあるサムライン (企業)とスターラインではそれぞれの代理店を通じて無料貸し出しされる。サムライン株式会社の無料貸し出し、スターライン株式会社の無料貸し出し。
[3] 2002年(平成14年)7月19日、「沖縄発!ビジネス・アイディア・コンテスト〜沖縄復帰30周年記念事業〜」にて商品に付加価値を持たせて権利委譲していくビジネス・アイデア「ビジパラ(ビジネスをつくるビジネス − ビジネスパラダイス)」で審査員特別賞を受賞。
[4] 自由法曹団所属。2005年、弁護士に対する業務停止5ヶ月、2006年、沖縄弁護士会から除名処分及び弁理士資格抹消。
[5] 株式会社ビー・ビー・ティー代表取締役に就任した山森政之は京都府を所轄庁とする特定非営利活動法人ライフ・トゥラブル・セトゥル代表を務める。なお、氏名は通名として一字違いの「山森政雲」が常用される(ライフ・トゥラブル・セトゥル#会員及び関係会社を参照)。
[6] 2007年9月以降、販売関係者はしきりに同年2月23日における日経産業新聞の記事は調査不足と公言、また、同型製品は2月以前に販売開始したと公言するが公式発表は無い。
[7] 丸紅テレコム株式会社ニュースリリース2007年2月14日「コイン式携帯電話用充電器の取扱について」
[8] 株式会社MMSを主宰会社とするLBP代理店では2ndステージ用のラインナップとされ、2007年9月以降(2ndステージ開始)には新型「ハッピーチャージャー」と同型製品の設置が始まると韓国安全認証に関する表記では製造年月日2006年と記載されている。

関連項目
株式会社MMS
株式会社ワールドビジョン
モバピット
ロケーションビジネス
ライフ・ボート・プロジェクト
ライフ・トゥラブル・セトゥル
連鎖販売取引
リージャ - フリーペーパー
サムライン株式会社
スターライン株式会社

外部リンク
協力会社
株式会社ビー・ビー・ティー公式サイト
株式会社MMS公式サイト
株式会社ワールドビジョン公式サイト
株式会社デンキョウ公式サイト

同型製品を取り扱う会社
株式会社スターテレコム公式サイト
サムライン株式会社公式サイト
株式会社ホットウェブ公式サイト
スターライン株式会社
アイピーソリューション株式会社公式サイト
コムデックス株式会社公式サイト

その他
GEONAS社公式サイト
ニュースリリース「コイン式携帯電話用充電器の取扱について」丸紅レコム株式会社
ニュースリリース「コイン式携帯電話充電器『チャーボ』の販売で業務提携」 - 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト
カプコンチャーボ株式会社公式サイト
携帯充電サービス 街角充電屋さん
株式会社データサポート公式サイト
===ここまで===

(2008年2月20日追記)
 「同型製品を取り扱う会社」として株式会社スターテレコムがあるが、スターテレコム社は2008年1月12日付で自社HPにてモバイル充電器の取り扱いから撤退する旨を発表している。
     http://www.startelecom.co.jp/topics/denkyo.pdf
posted by にわか旅人 at 01:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 表現規制 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

Wikpediaから削除されたスターライン社の項目

 (裏)サンヨーメガ掲示板が不正アクセスを受けている。書き込んでも誰かに削除されるので、備忘録代りにこちらに避難させておく。

 削除されるのは、2007年末にWikipediaからも削除されたスターライン株式会社関連の記事だ。

===ここから===
スターライン株式会社(STAR LINE,Inc. )は、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)ソフトウェアを用いて商材を販売する企業。異業種交流会「サムライと撫子の会」の主催企業。 取引は連鎖販売取引 いわゆるマルチ商法、ネットワークビジネス、MLMの形態である。

目次
1 概要
2 ビジネスメンバー
3 無料メール会員
4 サムライと撫子の会
5 組織
6 系列会社
6.1 サムライン株式会社
6.2 株式会社ウェブアイ
6.3 株式会社ウインズインターナショナル
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク

概要
代表取締役である政井禎久は、連鎖販売取引で会員を限定募集した消費者団体「生活互助会」[1]運営母体であるウインズインターナショナル社の役員を務め、セミナー講師として全国で活動していた。[2]2007年9月5日、ウインズインターナショナルが破産申請後、系列会社であるウェブアイ社の協力を受けてスターライン社が設立された。サムライン株式会社と同ビルに本社を置き、2007年9月27日をプレオープンとした。

プレオープン後は、全国各地で事業説明会(セミナー)が開催され、会員及び新規が参加する。また、講演会などが開かれる「分科会」、勧誘者(会員)と被勧誘者が参加して人脈形成を図る「懇親会」から構成した異業種交流会「サムライと撫子の会」が開かれ、会員はこれらを活用して販売促進活動を行う。

販売方法としては、ASPソフトウェアを活用したインターネット上における商材の流通場所を提供、無料メール会員を取得しながら販売するものであり、流通する商材はスターライン株式会社と会員(ビジネスメンバー)の両方から提供された商材、資産運用などの電子商取引が行われる。ジョイント事業としてサムライン社からも商材が提供されており、会員からも流通[3]する。ロケーションビジネスと称する商標「ハッピーチャージャー」「モバピット」と同型製品を無料貸し出しする事業[4]が行われる。

ASPソフトウェアはサムライン株式会社と同等であり、事業者側としてのコンピュータセキュリティ、サーバなどのハードウェア、設備運用については非公開である。ホームページでは特定商取引に関する法律に関する告知はなされていないが、ビジネスメンバーの営業に係る行動は規制対象となる。

ビジネスメンバー
スターラインの提供するインターネット上の流通網の利用、商材の購入及び販売、資産運用の取次ぎをしたり、スターラインへのビジネス勧誘する会員をビジネスメンバーと称する。ビジネスメンバーとなるには無料メール会員に登録(仮登録とも呼ばれる)した後に案内通知を受ける、全国各地で開催する事業説明会(セミナー)に参加、ビジネスメンバーからの誘引などの方法があり、ビジネスメンバーを通じてスターラインと契約を締結する。契約時のビジネスメンバーが連鎖した組織系列の上位者(アップ)となり契約者が下位者(ダウン)となる。

契約時の費用は、登録時の初期費用、初回の月額費用をスターラインに支払い、契約後は月額費用、年会費、その他必要な費用を支払う。紹介者はその初期費用と毎月の月額費用の一部を受け取る。

無料メール会員
メールアドレスを送信すると自動的に登録される会員。登録後は情報案内が届き任意で選択した情報内容を閲覧したり、任意で個人情報を提供、商材を購入する事が可能となる。ビジネスメンバーは無料メール会員をASPソフトウェアの顧客管理機能を活用して情報配信を続け、情報選択を分析するメールマケーティングにより誘引方法が模索される。

サムライと撫子の会
スターライン株式会社公式サイト参照

組織
設 立:2007年9月14日
資本金:2000万円
所在地:大阪府大阪市中央区島之内 1-17-12-3F
代 表:政井 禎久
企業理念:敬天愛人
「天を敬い人を愛す(公愛)」西郷隆盛が目指した目標・思想として有名
地球温暖化防止チーム・マイナス6%に参加、環境保全のために「My箸運動」を推奨。

系列会社
サムライン株式会社
詳細はサムライン (企業)を参照
所在地:大阪府大阪市中央区島之内1-17-12-10F
設 立:2006年2月
代表者:関山 真生
会員取得、顧客管理、情報配信、メールマーケティング、資産運用、電子商取引などのASPソフトウェアを用いたメール配信ソフト「メールビルダー」、その上位にて複数管理する「メールビルダーα」を主力製品として提供。

株式会社ウェブアイ
所在地:大阪市中央区島之内1-17-12 長堀橋第25松屋ビル10F
設 立:2000年12月
代 表:関山 真生
会員取得、顧客管理、情報配信、メールマーケティング、資産運用、電子商取引などのASPソフトウェアを用いたメール配信ソフト「i-net-i」、その上位にて複数管理する「i-net-α」を提供。
インターネットTV電話「BuRuRu」、クレジット決済サービス「wic」、ブロードバンドTV局「web-i.TV」(メンテナンス中)などを提供。
商材はウェブアイ社のFC加盟店及び他社を通じて消費者へ提供。系列会社であるウインズインターナショナル社[5]が運営する消費者グループ「生活互助会」に提供。[1]
ウェブアイ社の協力により設立したスターライン株式会社において商材を提供。

株式会社ウインズインターナショナル
所在地:神奈川県横浜市港北区篠原町3014 加祥ビル
設 立:1994年1月
代 表:山口孝榮
連鎖販売取引にて限定募集した消費者団体「生活互助会」を運営。[1]
2006年12月13日、アントシアニンを含有する食品について不当に顧客を誘引した事が発覚、不当景品類及び不当表示防止法に基づき公正取引委員会より排除命令書が報道発表。[6] 翌年2月1日には株式会社ウインズインターナショナル、「生活互助会」の会員に対する審判開始が通達された。[7]
2007年9月5日、破産申請。

脚注
^ a b c 全国限定募集「生活互助会」
^ 例:「未来経営戦略フォーラムin北見」2007年4月12日北海道北見市サントライ北見で開催
^ 例えば京都府 オフィス・シオン
^ スターライン株式会社の無料貸し出し 、サムライン株式会社の無料貸し出し。事業計画はロケーションビジネス参照
^ 株式会社ウィンズインターナショナル概要
^ 平成18年(排)第31号 排除命令書
^ 株式会社ウインズインターナショナルほか1社に対する審判開始について(アントシアニンを含有する食品の不当表示事件)平成19年2月1日

関連項目
サムライン株式会社
ロケーションビジネス
チーム・マイナス6%
連鎖販売取引

外部リンク
スターライン株式会社公式サイト

===ここまで===
posted by にわか旅人 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

スターライン社は詐欺でないかい?

 2007年9月に破産したウインズインターナショナル株式会社の役員が立ち上げ、現時点では計画倒産が濃厚な株式会社サンヨーメガの上位会員らが合流したマルチ商法(連鎖販売取引)の企業……それがスターライン株式会社だ。

 さて。
 スターライン社は設立された当初から、モバイル型充電器の設置ビジネスを事業の1つに上げていた。現在HPからは削除されているが、この充電器設置ビジネスは継続中のようだ。
 そしてこの充電器は、同じくマルチ商法を採用しているサムライン株式会社から提供を受けている。

   スターライン株式会社『サムライと撫子の会』PDF
      http://www.vipclass.jp/pdf/clubvip.pdf
 全17ページの15ページ目に充電器の紹介写真があるが、使われているロゴはサムライン社のもの。

 追加すれば、スターライン社の扱っているサムライン社商品は、充電器だけにとどまらない。サムライン社の事業とほとんど同じ……と言うよりは下請け、マルチ商法だからダウンか?

   オフィス・シオン(スターライン社のグループの1つ)
    http://shion.biz/index.php?
       %A5%B9%A5%BF%A1%BC%A5%E9%A5%A4%A5%F3
(リンク切れ)
 ジョイントビジネスと称し、公衆充電器などを紹介しているが、『公衆充電器』『メールビルダー』『QRスクラッチカード』『CY-POP』のページはサムライン社のものを流用。

 2社の所在地にも注目。
   スターライン株式会社  http://www.stline.jp/
     〒542-0082 大阪府大阪市中央区島之内1丁目17-12-3F
   サムライン株式会社  http://www.samuraing.jp/
     〒542-0082大阪府大阪市中央区島之内1-17-12-10F
     代表者:関山生男
 階が異なるだけで、2社は同じ建物に入っている。

 さらに付け加えるなら、サムライン社の代表、関山生男氏は、株式会社ウェブアイの代表でもある。
   株式会社ウェブアイ  http://www.webi-net.com/
     大阪市中央区島之内1-17-12 長堀橋第25松屋ビル10F
     代表者:関山生男

 ここまでなら。
 「ビジョン系マルチ……と言うよりは投資詐欺のグループが、同じ商品を使った複数の企業を乱立させて荒稼ぎしている」
 で済む話―これだけでも問題―だが、スターライン社など充電器設置ビジネス(ロケーションビジネスと称するらしい)の企業、商品の充電器、及び関連組織の項目が、2007年末よりWikipediaから立て続けに削除(ないしは削除依頼)されている。

 「モバイル充電器ビジネスがネタ割れしてきたから、無理矢理『なかった事』にしてしまおう」と受け取れる行動だ。

 スターライン社は他にも、『ジョイントビジネス』として、色々なところから商品を引っ張ってきては、紹介料と称する手数料を会員に配布する事業を謳っている。
 しかしこの代物、スターライン社がジョイントしている(と自称する)企業とメンバーの橋渡し役をする必要があるのか、それらの企業と取引があるのか、甚だ疑問だ。

   ひまわりGP(スターライン社のグループの1つ)『ジョイントビジネス』
   グルーブ代表:会田由記夫
     http://www.pr-hokkaido.com/index3f.html

 ・『携帯電話事業』と称するソフトバンクモバイル株式会社の携帯電話紹介。
 ・『自動販売機オーナー事業』という、¥100自販機の設置案内業。
 ・『証明写真機の設置先紹介事業』。これはもう、その名前の通り。
 ・『ギャオNEXTの紹介事業』。インターネットの配信サイト『Gyao』の代理店紹介。
 ……などなど。

 これだけを見ると、かなり多面的かつ将来性・信頼性のある事業を展開していると、社会経験の少ない人には見えてしまうのだろうか?

 しかしこれらの『ジョイントビジネス』を称する紹介業、実はどれも元の企業が代理店(ないしは販売店・個人)を常時募集している。わざわざスターライン社を間に挟む必要はない。

 書いている途中で確認の取れたのが1件あるので紹介。
 『携帯電話事業』で、スターライン社との関係の有無をソフトバンクモバイル社に問い合わせたものだ。
 その回答は、
 ソフトバンクモバイル社とスターライン社との間に、直接の代理店契約は結ばれていない。また、個人との代理店契約も、ソフトバンクモバイル社は行わないとの事だ。
 転記には同意してもらえなかったので、メール内容を紹介できないのが残念だ。

 スターライン社は、ソフトバンクモバイル社とは「ジョイントしていない」。予想していた裏がこれで取れた。

 と言う事は、スターライン社はソフトバンクモバイル社の一次代理店ないし二次代理店を通じて紹介をしなくてはならない訳で……その端っこにメンバーが来るのか。
 だとしたら「報酬はもちろん1次代理店の報酬です!」とはどういう意味だ?
 もしスターライン社が代理店ないと取次店でないなら、このビジネスの権利云々で金を取るのはおかしい話になる訳で……これは詐欺だろ?

 ……ひまわりGPの会田由記夫氏は、スターライン社が一次代理店資格を持っているような表現を自身のブログでしている訳で、この時点で虚偽確定。
     http://blog.goo.ne.jp/homebissaida/e/d3c7fe321984a4e13d0471acfa22f564
===引用開始(青字強調は当方による)===
私の属している会社(と言っても雇用関係はありません。)は携帯電話の販売代理店の1次代理店資格を持っています。
つまり、この会社の営業マンとして携帯電話の販売が出来るんです。
===ここまで===

 また、自販機オーナー事業の『ハッピーベンダー』は、メーカー自体が個人のオーナーを募っている。
     http://www.fujitaka.com/happy/
 それこそスターライン社が出しゃばる余地などない。

 それともスターライン社のこの『ジョイントビジネス』は、販促のための営業の派遣業か?
 しかも完全に歩合制。社会保障なし、交通費など経費は自己負担、その他の保障も一切なし。
 ……こんなものを『副業』と呼んでいるあたり、一体どんな詐欺だよ。

 こちらの待遇の方がよっぽど良いと感じてしまった。
   グッドウィル ピンハネの一部を返還へ(2007年6月9日)
     http://www.news.janjan.jp/living/0706/0706086945/1.php
   ネットカフェ難民・名古屋で考える(7)「あの」グッドウィルで働いてみた【上】(2007年6月29日)
     http://www.news.janjan.jp/living/0706/0706288012/1.php
   ネットカフェ難民・名古屋で考える(8)「あの」グッドウィルで働いてみた【下】(2007年7月5日)
     http://www.news.janjan.jp/living/0707/0707040311/1.php

 さらに2008年4月から開始予定のメンバー各自が自分のHPに開くショッピングモールも意味不明。

===ひまわりGPのHPから引用===
Web上のショッピングモールは珍しくありませんが、我々ビジネスメンバー全員が1店舗ずつお店を持つわけですから、メンバー数が5000人としたならば5000店が一斉にオープンすると言うことですから凄いことですね。
===ここまで===

 えっとぉ……自分の競合4,999店が一斉に沸いて出る(しかも同じ商品、同じ価格で)という事になるのだが??
 ……凄いことには同意だが、普通の感性なら「 絶 対 」に起きてもらっては困る「 凄 い 」だ。

 さらに理解のできない説明まである。
===引用開始===
収入のイメージ
1000円の商品を商品提案して5000店のビジネスメンバーのショッピングモールから10日で1個だけ各店で売れた場合、5000個の商品が売れたことになります。

その場合
商品の値段×提案手数料(%)×5000個=ビジネスメンバーの収入ですから、

1000円  ×(5%〜10%) ×5000個=250,000円〜500,000円となります。

25万円〜50万円が10日間のビジネスメンバー報酬となります。
1ヶ月は30日ですので、この金額の3倍の75万円〜150万円が月収となります。
このイメージは僅か1つの商品提案をされた場合の収入ですが、いくつでも商品提案をしていただけますので、収入はまだまだ大きくなります。
===ここまで===

 5,000店のビジネスメンバーから、10日で各店1個ずつ……ここまでは良い。
 問題はその後の計算。
 「1個人の月収スキームを説明するのに、5,000店舗全部の数量と金額を合計したものを、なぜ出すのさ?」
 25万円〜50万円がビジネスメンバーの報酬とは言うが、これは5,000店舗を合わせての金額だ。
 ……5,000店舗での儲けを合計した金額が、各メンバーに配当されるはずがないのは、小学生でもわかる……だろ?
 1ヶ月で¥3,000(仮定)の売上しかないサイトで、25万円の利益が得られるはずがない。

 ……「錯誤の誘引」という事で、『特定商取引に関する法律』違反。

 計算し直してみる。
 1,000円の商品を10日で1個、30日で3個売れたと仮定して、手数料が5%〜10%だとすると、だ。
   ¥1,000×3個×5%〜10% = ¥150〜¥300
 これが1ヶ月の儲けとして得られる金額だ。

 ただし条件がある。
 「同じ商品」を「同じ価格」、しかも「同じHP」で扱っているネットモールが他に5,000もある中、「1/5,000の確率」で自分のHPが選択されたら、の場合だ。
 しかもこの確率は、誰かがスターラインの会員に加われば、それだけ低くなっていく悪循環。
 ……いやはや。どれだけの幸運が必要なのかね。

 さらにおまけがある。
 スターラインビジネス(と当事者らは称しているが)に参加するには、当然費用がかかる。
    入会費・年会費は¥12,000。
    月額利用料金が¥25,000。
 ネットモールで1品¥150かそこらの利益(しかも取らぬ狸の何とやら)のために、初回費用¥37,000、月々¥25,000も払えるのは、一体どこの金持ちですか? どれだけアクセスのあるショッピングサイトですか?

 この「売れないネットモール」構想は、『ウインズインターナショナル』の『生活互助会』を踏襲している感があるな。
 ……さすが代表がウインズ上がりなだけある。

 勿論、スターライン社が提供する他のビジネスと組み合わせるのは自由だ。
 でもそこまでして働くとなると、これはもう『副業』でなく『本業』だよな。

 最後にもう1つ。
 スターライン社は『資産運用』と称して、外国為替取引(FX)のソフトの運用や専門家によるセミナーも行うようだ(開始時期未定?)。

 FXと言えば、これまたウインズ社上がりの社長の立ち上げた『株式会社オールイン』があるが、オールイン社は投資詐欺だとJPモルガンから名指しで警告が出ている。
     http://www.jpmorgan.co.jp/important.html

 仮にスターライン社経由で資金を動かす仕組であれば、これも詐欺と断定しても良いだろう。詐欺が言いすぎならば、金融商品取引法違反でも良い。
 ……「完全お任せ」と『ひまわりGP』では謳っているくらいだから、スターライン社で資金を回す可能性が高い。

   金融庁HP  http://www.fsa.go.jp/ordinary/iwagai/
===引用開始===
金融商品取引法では、いわゆる外国為替証拠金取引を業として行う場合には、金融商品取引業の登録を受けることを義務付けています。
===ここまで===

 そして金融商品取引業の免許を受けている業者のリストに、スターライン社の名前は存在しない。
     http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf
 勿論、オールイン社もな。

 ……ウインズとサンヨーメガの残党が組んだマルチ商法組織だから、さぞかしろくでもないものになるだろうと予想はしていたけど、よもや連鎖販売取引の体裁すらない犯罪組織になるとは予想外だった。

 ところで『ひまわりGP』は安井グループの1系列だそうだが、まさか「あの」安井克昌氏なのかな? 元サンヨーメガの。
 ……安井氏のブログでは、グラシオンが出ていたからそっちへ流れるのかと思っていたけど、スターラインと掛け持ちにしたのか。
     http://leadgroup.exblog.jp/m2008-01-01/(1月8日のエントリを参照のこと)
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2008年01月20日

ハーバライフ製品で肝臓障害

 『独立行政法人 国立健康・栄養研究所』のHPで、ハーバライフ社の製品が原因による肝毒性の調査報告が、2008年1月17日付で発表された。[1]

===引用開始===
ヨーロッパの肝臓専門の科学雑誌Journal of Hepatologyの2007年10月号に、ハーバライフ社(サプリメントや食品を販売している会社)の製品摂取と肝障害の関連を示唆する2つの研究論文が掲載されました。これを受けて、2008年1月14日、フィンランド食品安全局(EVIRA:Finnish Food Safety Authority)は、ハーバライフ社に評価のための詳細な追加情報の提供を求め、フィンランドで販売されているハーバライフ製品の調査を行うことにしています。
===ここまで===

 ここではハーバライフ社を「サプリメントや食品を販売している会社」としか述べていないので、少し追加する。

 ハーバライフ社では販売方式を「ダイレクト・セリング」と称している[2]が、これはいわゆるマルチ商法―法律では『特定商取引に関する法律』で「連鎖販売取引」に区分される―で、ハーバライフ社はマルチ商法の主催企業だ。

===引用開始(2008年1月19日時)===
ハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社
所在地:〒107-8546 東京都港区赤坂2-9-11
配送センター:〒437-0066 静岡県袋井市山科2819
電話:03-5549-0111(会社代表)
設立:1992年11月25日
資本金:3億9,000万円
代表取締役社長:ウィリアム・ラーン
   (中略)
販売方式:ダイレクト・セリング
===ここまで===

 また、フィンランド食品安全局はハーバライフ社に詳細な追加情報を求めたとあるが、当のハーバライフ社(アメリカ本社なのかフィンランド支社のかは不明)は以前にも協力要請を受けても拒否したという経緯がある。[3]
 ……理由については色々と考えられるが推測の域を出ないので、ここでは触れないでおく。

 さて。
 ハーバライフ社の製品と肝毒素との関連を示唆する論文2本だが、スイスとイスラエルの2ヵ国での調査によるものだ。医療関係の専門家ではないので、病名には触れない。

●イスラエルでの事例[4]
 2004年にハーバライフ社製品を飲用して急性肝炎を発症した4件の事例を元に、イスラエル健康省(Ministry of Health)がイスラエル国内の全病院に対し調査を行った。
 結果、ハーバライフ社製品の使用者12名が、原因不明の肝臓障害を起こしていたことが判明。11名は肝炎、1名は肝機能停止による移植手術を要したそうだ。
 この論文では最後に、ハーバライフ社製品の飲食と急性肝炎の相関関係は明らかであり、消費者、特に肝臓に病気を持つ消費者は、商品の飲食に注意するように、と締めくくっている。

 ……病院送りになった12人のうち3人が、回復後にハーバライフ製品の飲食を再開、2度目の肝炎になりかけたそうで、もう何と言うか……。

●スイスでの事例[5]
 ハーバライフ社製品と肝炎の関係調査のため、SchoepferとEngelらはスイス国内の全ての公立病院に質問状を送った。12件の事例の回答があり、ハーバライフ社製品による被害と判断される事例は10だった。うち1人は肝機能の停止により移植手術を要したそうだ。
 この論文では、ハーバライフ社製品は重篤な肝臓毒の可能性があるとし、内容物の詳細な分析と、公的機関の事後対応の強化が必要であると述べている。

==========
 イスラエルとスイスの報告を合わせると、計22名が肝炎による治療を病院で受け、うち2名は肝臓移植が必要なほどの重篤な状態だった、と……。肝臓移植患者の片方、おそらくイスラエルの患者は、移植後も回復せずに死亡している。[3]
 ……因果関係のはっきりしていない被害者も大勢いるな、この分だと。

 論文では、1日にどの程度の量を飲食していたかの記載がないが、肝炎を発症するまで11ヵ月ほどかかっている(イスラエルの事例)ので、ひょっとしたらラベルにある目安量を食べていたのかもしれない。
 それでも3~17種類食べていたようで、そりゃあ具合も悪くしそうだと、素人ながらに納得。


◎参考インターネット◎
[1] 『フィンランド食品安全局(EVIRA)がハーバライフ社製品との因果関係が疑われる肝毒性を調査(080117)』独立行政法人 国立健康・栄養研究所、2008年1月19日
     http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail983.html
[2] ハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社HP『会社概要』
     http://www.herbalife.co.jp/hl_about/about1.html
[3] C. P. Day “Slimming at all costs: Herbalife® -induced liver injury.” Journal of Hepatology 47 (2007) 444-446
     http://urx.nu/8gBd
[4] Elinav E, Pinsker G, Safadi R, et. al “Association between consumption of Herbalife nutritional supplements and acute hepatotoxicity.” Journal of Hepatology, 2007 Oct;47(4):514-20. Epub 2007 Jul 26.
     http://1.usa.gov/1jsCotM
[5] Schoepfer AM, Engel A, Fattinger K, et al. “Herbal does not mean innocuous: ten cases of severe hepatotoxicity associated with dietary supplements from Herbalife products.” Journal of Hepatology, 2007 Oct;47(4):521-6. Epub 2007 Jul 24.
     http://1.usa.gov/1qCw5O3

◎その他参考◎
・国立医薬品食品衛生研究所 安全情報室『EVIRAはハーバライフ社製品との関連が疑われている肝毒性を調査』食品安全情報 No. 2/ 2008 (2008.01.16), pp34-35
http://hfnet.nih.go.jp/usr/annzenn/image/080117/080117-1.pdf
・”STOP PRESS: Liver Damage associated with Herbalife use:” Health Span, September 4, 2007.
http://www.healthspanlife.co.za/news-room.html
・”Herbalife's South Africa CEO responds reassuringly:” Health Span, September 4, 2007.
http://www.healthspanlife.co.za/news-room.html
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2008年01月12日

小ネタ5発

 小ネタを5つ。

◎このブログを読むには、高校生レベルの教養が必要です
 『The Blog Readability Test』でチェックしたところ、このような結果となった。

cash advance



 どういう分析をしての結果なのか……などとは言わず、お遊びと言う事で。
 ……まぁ、このブログで書いている内容−似非科学やマルチ商法−には、高校生程度の知識があれば引っかからないだろうしねぇ……と一人で納得。

◎メソセラピー薬剤の販売で医師法違反、逮捕
 昨年12月の中旬に紹介した脂肪溶解注射『メソセラピー』。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/73495676.html

 その中でこう書いた。
 メソセラピーは注射なので、医師でないと扱えない。美容外科や美容クリニックで施術してもらえる。それ以外の場所で施術する施設と人物は、医師法違反の可能性があるので近づいてはいけない。
 ……できるなら国民の義務として、警察に通報してほしいところだ。


 別にこのブログを見て誰かが通報したのではないが、メソセラピーの薬をエステ店に販売したとして、エステ器材販売会社が薬事法で逮捕された。

  時事通信『エステ社長、薬事法違反で逮捕=「脂肪溶解剤」を無許可販売−広島県警』2008年1月10日
     http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008011000446
===全文掲載===
 「注射するだけで皮下脂肪が溶ける」とうたい、「脂肪溶解剤」と呼ばれる国内未承認のイタリア製薬品などを無許可で販売したとして、広島県警生活環境課などは10日、薬事法違反(医薬品の無許可販売)容疑で、広島市安佐北区あさひが丘、エステ機材販売会社「プロジェクトバーン」社長井上安幸容疑者(58)を逮捕した。

 同容疑者は「許可なく販売していた医薬品です」と容疑を認めているという。

 調べによると、井上容疑者は2005年9月27日から昨年5月25日ごろまでの間、兵庫県姫路市のエステ店経営の女性(46)ら計4人に、6回にわたり無許可でイタリア製薬品などを販売し、計約33万円を受け取った疑い。健康被害などの報告はないという。
===ここまで===

 プロジェクトバーンは未承認医薬品の販売で薬事法違反。
 で、購入したエステ店は、医師でもないのに誰かに注射していたら、医師法違反だよな。こっちは逮捕されないのか?
 ……健康被害はないようで何より。

◎競馬予想ソフトのアーティングが倒産
 いくつかの展示会で、不愉快な勧誘をしてきた株式会社アーティング(東京都港区)。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/25239689.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/60683719.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/63550337.html

 2007年10月の『ダイレクト・マーケティングフェア 2007』で、俺はこう書いた。
 とは言え、株式会社アーティングの勧誘だけはしつこかった。
 ブースの前を通過するだけで、「いらない」「興味ない」「いらない」と、3度断らなくてはならなかった程。
(中略)
 ……このしつこさからすると、『最後のかき入れ』モードなのかな?


 珍しく予想が的中した。
 先日の2008年1月6日をもって全ての業務を停止、ソフトの管理を別会社に委託したとの事だ。
   株式会社アーティングHP『お知らせ』2008年1月6日
     http://www.arting.co.jp/whatsnew/2008/closeup_080106.html
===全文掲載===
当、株式会社アーティングは激動する経済情勢の中、よりよい製品を提供すべく会社運営に邁進して参りましたが、弊社を取り巻く経営環境に対応する事が困難となりました。
つきましては平成19年度をもちまして当社の営業活動及びその他の業務を停止させて頂きます。

長年ご愛顧頂きましたお客様ならびに関係各社様につきましては、お詫びを申し上げるとともに御理解を賜ります様お願い致します。

ご購入頂きました製品につきましては、今後も取り扱いが出来る様に保守管理を委託しておりますのでご安心下さい。又、加盟店様に対してのサポートにつきましては、加盟店サイトにてご確認をお願い致します。
===ここまで===

 その委託された企業も近いうちに事業を畳んで逃亡……かな?
 ……というか、その委託会社は存在するのか? 社名を出さない辺り、存在すら疑わしく感じるのだが……。

◎ライブリーの『マトリックス・シティ』まだ始まらず
 2006年の『ダイレクト・マーケティングフェア』で会員の募集を行っていた株式会社ライブリーの『マトリックス・シティ(MX-CITY)』だが、2008年にもなってβ試験すら始まっていなかったのだな。
 ……しかも会社名を『シーフォート株式会社』に変えているし……

  シーフォートHP『MX-CITY』
     http://www.c-fort.co.jp/
===全文掲載===
MX-CITY
私たちは「新しいコミュケーション文化の創造に向けて、お客様の視点に立ち、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルでよりインタラクティブなコミュニケーション環境の確立をめざします。"

■MX-CITY事業計画
○2008年春
 MX-CITY Test-Run
○2008年春
 MX-CITY Ver1.0 OPEN
○2008年秋
 MX-CITY Ver2.0 Test-Run
○2008年秋
 MX-CITY Ver2.0 へシステム移行
===ここまで===

 俺が勧誘を受けた2006年よりも前から会員を集めているだろうし、これって十分『詐欺』にならないか?
 ……この分だと、2008年が終わってもβ試験すら始まらないだろうな。

◎牛乳有害説の新谷医師の半年遅れの回答に「科学的根拠無し」
 これは年をまたいでしまったネタ。
 『病気にならない生き方』の著者、新谷弘実氏が2007年10月にようやく回答を出した(回答期限は2007年4月末)。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/9457063.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/23667290.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/35722614.html 
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/37599347.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/65564520.html

  朝日新聞『牛乳有害説に業界有識者が反論 「科学的根拠ない」』2007年12月18日
     http://www.asahi.com/health/news/TKY200712180204.html
===全文掲載===
 牛乳や乳製品が体に悪いとする本「病気にならない生き方」(サンマーク出版)について、著者で医師の新谷弘実氏に公開質問状を送付していた「牛乳乳製品健康科学会議」(会長・折茂肇健康科学大学長)は18日、著者からの回答書が届いたとして公開。「科学的根拠のない主張だ」との見解を発表した。

 新谷氏は、世界保健機関(WHO)の論文などを引用し、欧米のように大量に牛乳からカルシウムをとる国で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や骨折の発症率が高率だ、などと回答した。

 これに対し、同会議は、「WHOは牛乳の多飲が骨折の原因であるとは述べていない」などと反論。折茂会長は「新谷医師の主張は、内外の研究論文から都合のよい部分だけを引用しており、科学的根拠はまったくない」と話している。
===ここまで===

 まあ何と言うか……
 ガンの末期患者を対象にした『ゲルソン療法』(勿論のこと、効果の程は否定された)のことを、「偏頭痛の治療のために開発した」との虚言で本を書いている御仁だし、「水のクラスター」とか「コーヒー浣腸」、「ブラジル酵素」に『BE GOD』とかもうね……。
 ……マルチ商法の広告塔にまで落ちぶれているのだから、何をかいわんや。


 ネタはあっても書きまとめられなかったので、だらだらと並べてみた。
posted by にわか旅人 at 21:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

2007年に行ったその他の展示会

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 さて。
 訪問した展示会はちまちま紹介してきたが、全てを書き切れていた訳ではない。途中まで書いて挫折したものも多々ある。

 なので、書き損じたデータで残っているものだけでも、まとめて上げてみようと思う。
 開催日時で並べてみた。

◎ファベックス2007◎
 2007年4月18日〜20日の3日間、東京国際展示場東館4〜6会場で開催された。
 2006年の時は怪しいシャワーヘッドを見かけたが、今回は気が付かなかったな。

 『ファベックス2006』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/16550242.html

 スケジュールを調整してほぼ全日空けておいたのに、急用のため1時間で戻らざるを得ない状況になったのが痛い。
 ……同じ東館1~3会場で開催されていた『国際医薬品・中間体展2007』の方には、結局足を踏み入れる事すらできなかったし……。

 こちらの都合はさておき。
 『ファベックス』のHPによると、来場者数は2006年対比で15~30%増との事だ。
     http://www.fabex.jp/
 「そんなに来ていたかな?」という感じがしないでもないが、昨年より規模が大きくなっているとこからすると、広さに誤魔化されたのかもしれない(2006年は4・5の2会場)。

 『ファベックス』は飲食物の展示会な訳だが、『FoodEx』のように食品・食材だけを展示しているのではない。業務用の調理器具から包装・梱包機械、移動店舗(車両)にしたものも扱う、『食』で起業を検討している人なら、既に起業している人でも、一度は覗いて損はない展示会だ。
 大手食品メーカーの人も来るので、OEMや自分の店舗用の商品の相談も多少は受け付けてもらえる。店舗の間取りなどの相談も受け付けてくれる企業もいたな。

 どちらかと言うと、若者や家族向けの物の多い展示会だったが、シニア向けの食材の紹介もちらほらと見かけた。
 ……俺個人としては、こちらの方をメインに扱ってもらっても良いのだけどね。

◎第3回 化粧品産業技術展◎
 2007年5月16日〜18日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された。
 なにせ業界関係の展示会なので、行く予定はなかった。
 それがうまい具合に入場券が手に入り、スケジュールの調整がついたので、ついつい行ってきた。

 化粧品産業の展示会だから、さぞかし愉快なトンデモトークを聞かせてくれる胡散臭い企業ばかりだろう。
 ……などと期待すれば、完全な肩透かしを食らわされる。

 それどころか、かなりまっとうな説明で商品(この場合、化粧品の中間原料など)を紹介してもらえた。
 業界の展示会たるもの、こういう真面目な紹介をしてくれないと、業界そのものが疑われる。

 実は入場券を譲ってくれたのは、展示会を厳選する企業の人だ。で、別の企業の人も「入場券があるなら、この展示会は行った方が良い」と勧めてくれたぐらいだ。

 あちこちの展示会のコスメやら健康グッズのエリアに行くと、必ず出てくるのが「○○○は健康に良い」「身体が○○○の時は×××」と言う「どこの宇宙の物理・化学・生物学ですか?」というトークやバナーの数々だ。
 だけどこの展示会では、少なくとも俺の気づいた範囲では見かけなかった。

 新開発の化粧品成分の説明では、同様な特性を持つ既存成分との比較試験を前面に出している。これは『怪しい』系の展示会でも時々見かけるけど、技術面で突っ込まれても回答できる辺り、社員教育のレベルが違う。
 ……しかも皮膚感作試験などの安全性試験が終わっているか、まだ試験中なのか、別々の成分に質問されても対応できるし……。
 社員なら当然答えられるべきこの手の質問も、『怪しい』系はほとんど答えられないのが怖い。

 特筆できるデータのないところは「触感が従来と変わっている(某パウダー製造企業・某石鹸製造業)」「地域色を出す提案です(某フレグランス製造企業)」などと、間違えても「最近○○○に良いとテレビで報道された×××成分を配合」「○○○成分配合だから」「○○○は健康に良い」などという説明は一つもない。

 ……う〜〜〜む。まともだ。

 『怪しい』系では女の来場者が多いのだけど、この展示会では男が圧倒的に多い。これも違いの一つだ。
 『怪しい』系では「どこのホスト(レースクィーン)?」と見紛う服装やスタイルをしているのとか、医師でもないのに白衣を着て「○○先生による検査(講演)」というのを見かけるけど、そういうのもいない。
 いつだったか、メイドの格好をさせた企業が2、3出ていたところもあって、吹いたものだけど。
 ……見るだけならともかく、会話しようとも思わなかったな、あれは。

 資生堂が展示会に出展しているのを、初めて見た。
 『怪しい』系で見たことがなかったから、展示会は検討しない企業なのかと思っていた。
 ただ単に、「怪しい企業の出てくる展示会には出展しない」という方針なのかもしれないな。

 原料を供給する側は真面目に科学的な説明をしているのに、商品の販売段階になるとどうしてトンデモなトークが蔓延するのやら……。

 ちなみに。
 最近のトレンド(?)な
 「○○をナノ化させた化粧品なので、皮膚への浸透率が高い」
 などというトンデモトークを吹聴している企業は、見た限り1社もなかったと言っておこう。

◎第5回ヘルスフードEXPO◎
 2007年5月30日〜6月1日までの3日間、東京国際展示場西1・2ホールで開催された。

 2006年にも行ったけれど、この展示会は何となく微妙。
  『ヘルスフードEXPO』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/18784228.html

 あからさまに怪しい商品が並んでいれば笑いのネタに紹介できるし、怪しいものがなければ「まともな」展示会だったと紹介できる。
 ……まぁ、日頃あまりにも「怪しい」ものを見てきただけに、笑いのネタにならない中途半端なものが集まってきた、と言ってもいいのかも。

 内容的には、前年のものと大した差はなかった。
 かろうじてあるとすれば、去年は『ナットウキナーゼ』を結構大きく扱っていたと記憶していたのが、今回はほとんどなりを潜めていた。
 大豆製品自体はパウダーからおから、パンやクッキーと色々とバリエーションを変えて紹介されていたけれどな。
 ……『K.リゾレシチン』こと『大豆エキス』の姿は見かけなかった。

◎コ・メディカル産業展◎
 2007年8月28、29日に開催された。会場はどこだったか忘れた。
 ……と思い検索してみた……産業貿易センターだったか……。
     http://www.health-station.com/health-care/index.html

 2007年……どころかこれまで行った展示会の中で、最低の賑わいだった。
 この展示会に出展すると言い入場券を持ってきたK氏も、予想外の不人気に俺に謝る程……ここまで酷いとは想像外だったようで。

 ……俺も会場に到着した瞬間に「ここが会場か?」と疑ったほどだしな。

 展示されていたのは、一部まともなものを除けば、概ね「怪しい」系かな?
 マイナスイオンあり、ゲルマニウムのアクセサリーあり、波動商品ありと、K氏も「(科学的に)まともな商品ってありましたか?」と……。

 俺に聞くな。

◎ナチュラルEXPO 2007◎
 2007年10月10日〜12日までの3日日間、東京国際展示場西1ホールで開催。
 同時期に開催されていた『ダイレクト・マーケティングフェア2007』のいかがわしさがあまりに強烈で、どう書いても見劣りしてしまい諦めた次第。

 過去エントリにはないが、去年にも行ったと記憶している。……確信はないが。

 ともかく。
 来場者数はすかすかで、本当に展示会をやっているのか心配になったほど、人気がなかった。受付の待ち時間0分だなんて、ありかよ……。

 オーガニックの農産物が半分以上を占める展示会なだけあり、オーガニック崇拝者やマクロビオティック推奨の企業をちらほら見かけた。
 海外からの出展がそれなりに多く、メキシコ、ポーランド、アメリカなどから数社ずつ集まり、エリア毎に区切られていた。

 ただし展示されていたのは、食品ばかりではなかった。
 サプリメント……は食品か……の企業も多数出展していたし、オーガニック栽培の植物エキスを使った化粧品とか、オーガニック栽培の綿で作ったTシャツとかもあった。
 ……化粧品までは譲歩できるとして、服飾関係にオーガニック……? 意味があるのか??

 オーガニックワインのコーナーもあり、昼間からワインの試飲。これでもう、至急戻れのメールが入っても、仕事にならないこと確定。
 ……この時は手はず通り、突然の仕事が入ってくることはなかったので杞憂だった。

◎プレミアム・インセンティブショー 秋2007◎
 2007年10月10日〜12日までの3日間、東京国際展示場東1・2会場で開催された。
 西館の『ダイレクト・マーケティングフェア』『ナチュラルEXPO 2007』の入場者が少なかったのは、こちらの展示会に食われたからと思ったほどの賑わいだった。
 ……春の閑古鳥はどこへ行った?

  『プレミアム・インセンティブショー 春2007』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/40561770.html

◎食品開発展 2007◎
 2007年11月20日〜22日の3日間、東京国際展示場東館4〜6で開催された。

 『健康博覧会』やダイエット系、ビューティ系の展示会の毒に慣れてきたからか、「かなりまともな展示会じゃないか」とちょっと物足りなさを感じた。
 ……怪しいものを探し回っている訳ではない、念のため。

 食品の『開発』という事で、大きく3つに分けられるかな。食品(ないしは原料)としての素材、加工機器、そして製品の検査機器の3つだ。
 本当はもっと細かく、環境対策とか機能性評価とか、海外企業の出展エリアなどもあったのだけど、そこまでは分類しない。

 製造機械や検査機器に「怪しい」ものがあるとは考えにくいので、主に食材(原料)の辺りを彷徨ってみた。
 ……製造に使う配合水の『クラスターが小さい』とか『マイナスイオン豊富』などと文言を垂れている可能性はあったけれど、そこまで見て回る時間はなかった。

 見かけたのは「高い抗酸化能力がある」という触れ込みのアサイやノニ、おからや大豆を使った加工食品、マクロビオティックの一環で五穀米や玄米系のレトルト食品、低カロリーを謳ったこんにゃくを使った食品とか……かな?

 特筆する程に怪しい商品はなかったと記憶している。


 ……とまぁ、書きかけのデータで残っていたのはこの程度だ。もう少し数をこなしていたと思ったけれど、そうでもなかったのかな?
posted by にわか旅人 at 19:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月29日

大豆エキス『K.リゾレシチン』

 2007年11月28日に一部業務停止命令を受けたマルチ商法の株式会社サンヨーメガ(神戸市中央区)のHPが、12月25日頃から消えている。
     http://www.sanyo-mega.co.jp/

 どうやら本格的な逃亡モードに移行したようだ。

 さて。
 サンメガ社の自称「賢脳食品」、いわゆるサプリメントの『レシテネ』の商品説明が、お粗末なまでにいい加減だというのは、前回書いた。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/72996213.html

 今回は『レシテネ』の売りである『K.リゾレシチン』に触れる。
 ……と大きな事言っているが、そう大した内容ではない。

●開発者「ニセ医学博士」神津健一
 今ではネット上では見られないが、2007年10月頃まで公開されていた『レシテネ』のボーナスプランの一部を紹介する。

lecithene_04.JPG

lecithene_02.JPG

 ……という事で、『レシテネ』を開発したのが、神津健一氏だという裏は取れた。

 神津氏がニセ医学博士だという根拠は、過去に何度も取り上げているので、今回は触れずにおく。

 参考として、神津健一ニセ医学博士の自称「臨床」実験報告を上げておく。
   『研究報告:K・リゾレシチン』
    http://members.at.infoseek.co.jp/kkozu/index.html

●『K・リゾレシチン』って何よ?
 リゾレシチンの構造やら物理特性やらは、ひとまず脇に置く。

 『IQ・EQ(心の知能指数)をぐ〜んと高める!
 無限の潜在能力を引き出す“K・リゾレシチン”を開発』
 とあるが、そんな簡単にIQが上がるはずなかろう。これだけで大抵は『似非科学』と判断してしかるべきだが、どういう訳か信じる人もいるのだよな。

===引用開始===
医薬品としても、健康食品としても、既に世界中に普及しているレシチンは、神経伝達物質の主要成分です。私が開発した「K・リゾレシチン」は、従来型のレシチンを酵素分解により低分子化し、いくつかの特殊栄養素を加えたものです。低分子化と他の特殊栄養素の配合バランスにより細胞組織内への触媒作用が高く、脳内ホルモンの代謝機能を活性化する効果があります。
===ここまで===

 「従来型のレシチン」「低分子化」「特殊栄養素」「高い細胞組織内への触媒作用」「脳内ホルモンの代謝機能の活性化」
 ……まったく意味がわからないのだけど……俺の勉強不足か?

 『レシテネ』のパンフレットからは、『K・リゾレシチン』とは『酵素分解低分子リゾレシチン』と読める。
 頭のKは、KozuまたはKenichiのKと推測される。間違えてもカリウムのKではないだろう。

●「酵素分解」した「レシチン」?
 『K.リゾレシチン』の説明を見ると、その特徴とは、「酵素分解により、大豆レシチンを低分子化させたもの」のようだ。

 で、そのような物は、さして珍しい物ではない。
 「独立行政法人 国立健康・栄養研究所」の『「健康食品」の安全性・有効性情報』において、「リン脂質結合大豆ペプチド」として既に収載されている。
     http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail720.html

 詳細情報を見る限りでは、神津氏の主張するIQ・EQの向上は「まったく期待できない」のだよな。

●『K・リゾレシチン』配合のサプリメント
 『K・リゾレシチン』を含有した商品は、『Xネオリゾ』と『レシテネ』の2点だけではない。
     http://www.rose-collagen.com/health/alphabest/index.html

 これはサンメガ社とは無関係な商品で、『アルファベスト』というサプリメントだ。
 その説明の中に、気になる一文がある。
 「主成分に大豆エキスを含みます。(大豆エキス特許製法)」

 原材料名にも注目。
===引用開始(青色は当方で付けた)===
水飴、還元水飴、ゼラチン、ブドウ糖、オリゴ糖、黒糖、濃縮リンゴ果汁、デンプン、DHA、植物油脂、濃縮ヨーグルト、フォスファチジルセリン、酵素分解リゾレシチン、甘味料(キシリトール)、クエン酸、香料、ビタミンB1、光沢剤、ナイアシン、ビタミンE、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンA、葉酸、ビタミンD3、ビタミンB12(原料の一部に大豆を含みます)」
===ここまで===

 『栄養成分表示(1個3.2g中)』の項目には、『大豆リゾレシチン:300mg』の表示がある。
 大豆エキスの名前はない。
 だけどなぜか、『酵素分解リゾレシチン』の名前はあるし、原材料に「大豆使用」の文字もある。

 ……という事は、『K・リゾレシチン』とは『大豆リゾレシチン』……上の『大豆エキス』のことか。『K・リゾレシチン』=『酵素分解リゾレシチン』なのは判明しているからな。

●大豆エキス特許製法
 『大豆エキス』の製法は、特許で1件登録されている。
     公報テキスト検索
          http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

 大豆エキスの抽出方法(特開平6-217726)

 特許の情報によると、出願者は株式会社堀内(福岡県久留米市)、発明者は池田泉氏だ。
 ……神津健一ニセ医学博士とは関係のない名前だ。

===引用開始===
【目的】分子量が小さく、消化吸収性の良い大豆エキスを得る。
(中略)
【006】次いで、繊維素分解酵素、植物組織崩壊酵素、たん白分解酵素を加えることにより、大豆の組織細胞を分子量が1000以下のオリゴ型まで分解できる。
===ここまで===

 特許の最後に、分子量を計測したデータが上げられているが、分子量を小さくしたことで、消化吸収性が良くなったというデータは付記されていない。
 試験法も書いていないから、追試もできない。

 長くなったので、次に続く。
posted by にわか旅人 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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