2008年01月01日

2007年に行ったその他の展示会

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 さて。
 訪問した展示会はちまちま紹介してきたが、全てを書き切れていた訳ではない。途中まで書いて挫折したものも多々ある。

 なので、書き損じたデータで残っているものだけでも、まとめて上げてみようと思う。
 開催日時で並べてみた。

◎ファベックス2007◎
 2007年4月18日〜20日の3日間、東京国際展示場東館4〜6会場で開催された。
 2006年の時は怪しいシャワーヘッドを見かけたが、今回は気が付かなかったな。

 『ファベックス2006』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/16550242.html

 スケジュールを調整してほぼ全日空けておいたのに、急用のため1時間で戻らざるを得ない状況になったのが痛い。
 ……同じ東館1~3会場で開催されていた『国際医薬品・中間体展2007』の方には、結局足を踏み入れる事すらできなかったし……。

 こちらの都合はさておき。
 『ファベックス』のHPによると、来場者数は2006年対比で15~30%増との事だ。
     http://www.fabex.jp/
 「そんなに来ていたかな?」という感じがしないでもないが、昨年より規模が大きくなっているとこからすると、広さに誤魔化されたのかもしれない(2006年は4・5の2会場)。

 『ファベックス』は飲食物の展示会な訳だが、『FoodEx』のように食品・食材だけを展示しているのではない。業務用の調理器具から包装・梱包機械、移動店舗(車両)にしたものも扱う、『食』で起業を検討している人なら、既に起業している人でも、一度は覗いて損はない展示会だ。
 大手食品メーカーの人も来るので、OEMや自分の店舗用の商品の相談も多少は受け付けてもらえる。店舗の間取りなどの相談も受け付けてくれる企業もいたな。

 どちらかと言うと、若者や家族向けの物の多い展示会だったが、シニア向けの食材の紹介もちらほらと見かけた。
 ……俺個人としては、こちらの方をメインに扱ってもらっても良いのだけどね。

◎第3回 化粧品産業技術展◎
 2007年5月16日〜18日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された。
 なにせ業界関係の展示会なので、行く予定はなかった。
 それがうまい具合に入場券が手に入り、スケジュールの調整がついたので、ついつい行ってきた。

 化粧品産業の展示会だから、さぞかし愉快なトンデモトークを聞かせてくれる胡散臭い企業ばかりだろう。
 ……などと期待すれば、完全な肩透かしを食らわされる。

 それどころか、かなりまっとうな説明で商品(この場合、化粧品の中間原料など)を紹介してもらえた。
 業界の展示会たるもの、こういう真面目な紹介をしてくれないと、業界そのものが疑われる。

 実は入場券を譲ってくれたのは、展示会を厳選する企業の人だ。で、別の企業の人も「入場券があるなら、この展示会は行った方が良い」と勧めてくれたぐらいだ。

 あちこちの展示会のコスメやら健康グッズのエリアに行くと、必ず出てくるのが「○○○は健康に良い」「身体が○○○の時は×××」と言う「どこの宇宙の物理・化学・生物学ですか?」というトークやバナーの数々だ。
 だけどこの展示会では、少なくとも俺の気づいた範囲では見かけなかった。

 新開発の化粧品成分の説明では、同様な特性を持つ既存成分との比較試験を前面に出している。これは『怪しい』系の展示会でも時々見かけるけど、技術面で突っ込まれても回答できる辺り、社員教育のレベルが違う。
 ……しかも皮膚感作試験などの安全性試験が終わっているか、まだ試験中なのか、別々の成分に質問されても対応できるし……。
 社員なら当然答えられるべきこの手の質問も、『怪しい』系はほとんど答えられないのが怖い。

 特筆できるデータのないところは「触感が従来と変わっている(某パウダー製造企業・某石鹸製造業)」「地域色を出す提案です(某フレグランス製造企業)」などと、間違えても「最近○○○に良いとテレビで報道された×××成分を配合」「○○○成分配合だから」「○○○は健康に良い」などという説明は一つもない。

 ……う〜〜〜む。まともだ。

 『怪しい』系では女の来場者が多いのだけど、この展示会では男が圧倒的に多い。これも違いの一つだ。
 『怪しい』系では「どこのホスト(レースクィーン)?」と見紛う服装やスタイルをしているのとか、医師でもないのに白衣を着て「○○先生による検査(講演)」というのを見かけるけど、そういうのもいない。
 いつだったか、メイドの格好をさせた企業が2、3出ていたところもあって、吹いたものだけど。
 ……見るだけならともかく、会話しようとも思わなかったな、あれは。

 資生堂が展示会に出展しているのを、初めて見た。
 『怪しい』系で見たことがなかったから、展示会は検討しない企業なのかと思っていた。
 ただ単に、「怪しい企業の出てくる展示会には出展しない」という方針なのかもしれないな。

 原料を供給する側は真面目に科学的な説明をしているのに、商品の販売段階になるとどうしてトンデモなトークが蔓延するのやら……。

 ちなみに。
 最近のトレンド(?)な
 「○○をナノ化させた化粧品なので、皮膚への浸透率が高い」
 などというトンデモトークを吹聴している企業は、見た限り1社もなかったと言っておこう。

◎第5回ヘルスフードEXPO◎
 2007年5月30日〜6月1日までの3日間、東京国際展示場西1・2ホールで開催された。

 2006年にも行ったけれど、この展示会は何となく微妙。
  『ヘルスフードEXPO』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/18784228.html

 あからさまに怪しい商品が並んでいれば笑いのネタに紹介できるし、怪しいものがなければ「まともな」展示会だったと紹介できる。
 ……まぁ、日頃あまりにも「怪しい」ものを見てきただけに、笑いのネタにならない中途半端なものが集まってきた、と言ってもいいのかも。

 内容的には、前年のものと大した差はなかった。
 かろうじてあるとすれば、去年は『ナットウキナーゼ』を結構大きく扱っていたと記憶していたのが、今回はほとんどなりを潜めていた。
 大豆製品自体はパウダーからおから、パンやクッキーと色々とバリエーションを変えて紹介されていたけれどな。
 ……『K.リゾレシチン』こと『大豆エキス』の姿は見かけなかった。

◎コ・メディカル産業展◎
 2007年8月28、29日に開催された。会場はどこだったか忘れた。
 ……と思い検索してみた……産業貿易センターだったか……。
     http://www.health-station.com/health-care/index.html

 2007年……どころかこれまで行った展示会の中で、最低の賑わいだった。
 この展示会に出展すると言い入場券を持ってきたK氏も、予想外の不人気に俺に謝る程……ここまで酷いとは想像外だったようで。

 ……俺も会場に到着した瞬間に「ここが会場か?」と疑ったほどだしな。

 展示されていたのは、一部まともなものを除けば、概ね「怪しい」系かな?
 マイナスイオンあり、ゲルマニウムのアクセサリーあり、波動商品ありと、K氏も「(科学的に)まともな商品ってありましたか?」と……。

 俺に聞くな。

◎ナチュラルEXPO 2007◎
 2007年10月10日〜12日までの3日日間、東京国際展示場西1ホールで開催。
 同時期に開催されていた『ダイレクト・マーケティングフェア2007』のいかがわしさがあまりに強烈で、どう書いても見劣りしてしまい諦めた次第。

 過去エントリにはないが、去年にも行ったと記憶している。……確信はないが。

 ともかく。
 来場者数はすかすかで、本当に展示会をやっているのか心配になったほど、人気がなかった。受付の待ち時間0分だなんて、ありかよ……。

 オーガニックの農産物が半分以上を占める展示会なだけあり、オーガニック崇拝者やマクロビオティック推奨の企業をちらほら見かけた。
 海外からの出展がそれなりに多く、メキシコ、ポーランド、アメリカなどから数社ずつ集まり、エリア毎に区切られていた。

 ただし展示されていたのは、食品ばかりではなかった。
 サプリメント……は食品か……の企業も多数出展していたし、オーガニック栽培の植物エキスを使った化粧品とか、オーガニック栽培の綿で作ったTシャツとかもあった。
 ……化粧品までは譲歩できるとして、服飾関係にオーガニック……? 意味があるのか??

 オーガニックワインのコーナーもあり、昼間からワインの試飲。これでもう、至急戻れのメールが入っても、仕事にならないこと確定。
 ……この時は手はず通り、突然の仕事が入ってくることはなかったので杞憂だった。

◎プレミアム・インセンティブショー 秋2007◎
 2007年10月10日〜12日までの3日間、東京国際展示場東1・2会場で開催された。
 西館の『ダイレクト・マーケティングフェア』『ナチュラルEXPO 2007』の入場者が少なかったのは、こちらの展示会に食われたからと思ったほどの賑わいだった。
 ……春の閑古鳥はどこへ行った?

  『プレミアム・インセンティブショー 春2007』
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/40561770.html

◎食品開発展 2007◎
 2007年11月20日〜22日の3日間、東京国際展示場東館4〜6で開催された。

 『健康博覧会』やダイエット系、ビューティ系の展示会の毒に慣れてきたからか、「かなりまともな展示会じゃないか」とちょっと物足りなさを感じた。
 ……怪しいものを探し回っている訳ではない、念のため。

 食品の『開発』という事で、大きく3つに分けられるかな。食品(ないしは原料)としての素材、加工機器、そして製品の検査機器の3つだ。
 本当はもっと細かく、環境対策とか機能性評価とか、海外企業の出展エリアなどもあったのだけど、そこまでは分類しない。

 製造機械や検査機器に「怪しい」ものがあるとは考えにくいので、主に食材(原料)の辺りを彷徨ってみた。
 ……製造に使う配合水の『クラスターが小さい』とか『マイナスイオン豊富』などと文言を垂れている可能性はあったけれど、そこまで見て回る時間はなかった。

 見かけたのは「高い抗酸化能力がある」という触れ込みのアサイやノニ、おからや大豆を使った加工食品、マクロビオティックの一環で五穀米や玄米系のレトルト食品、低カロリーを謳ったこんにゃくを使った食品とか……かな?

 特筆する程に怪しい商品はなかったと記憶している。


 ……とまぁ、書きかけのデータで残っていたのはこの程度だ。もう少し数をこなしていたと思ったけれど、そうでもなかったのかな?
posted by にわか旅人 at 19:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

Diet & Beauty Fair 2007

 2007年9月10日〜11日までの3日間、東京国際展示場の東館2・3ホールで『Diet & Beauty Fair 2007』が開催された。
 過去のエントリを調べると2006年のものがないのだが……この展示会に行ったのは初めてだったか?
 ……あちこちの『怪しい』展示会に行き過ぎて、記憶がぐしゃぐしゃになっているな。

 同時開催の『自動認証機器展』とか『真空展』あたりの方に装置的な意味で興味があったのだけど、生憎と時間の都合と無料入場券をもらえなかった事もあり、断念。

 ともかく。
 展示会の名前からして、科学的根拠もどき(体験談)を並べた業者が大量に軒を並べているのは予想できる。
 そして内容は……概ねその通りだった。

 概ねというのは、ここ最近、あちこちで排除命令や業務停止命令が出ているからか、怪文言を並び立てた業者が少なかったからだ。

 まぁ、それでもこの手の展示会には、マルチ商法を含め怪しいものが入り込みやすい状況ではある。
 実際、マルチ商法の株式会社アニューウエルの代理店が出ていたしね。

 遠赤外線の健康効果を謳った岩盤浴は、この展示会でもそれなりの数が見られたし、アクア・デトックスの足湯装置も健在だった。

 忘れるところだった。
 『波動アストレア』の親戚の『レーザーパルス スペクト5』も、ここで展示されていたのだったっけ。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/55783213.html

 ちょっと面白いと思ったのは、酸素水と水素水の業者がほぼ同数、出展していたことだ。
 勿論どちらの水も、飲んだからと言って『健康』になるものではない。
 ……と言うか俺の場合、そのような文言の付いたミネラルウォーターは、サンプルですら飲まないようにしている。怖いから。

 まともな商品を並べている企業の方が多かったけれど、似非科学(物によってはオカルト)商品を並べている企業も少なくなかった。
 ……体感的には、怪しい企業が軒を並べていた、という感じだったけどね。

 という事で、見つけた怪しい商品を紹介。

●株式会社七田チャイルドアカデミー
     http://www.kandou.ne.jp
 『感動生活倶楽部』と称し、『オーラセラピー』だか何だかの怪しい代物を展示していた。ひょっとしたら、癒し系の音楽CDだったのかもしれない。
 名刺と交換で「オーラ」を見るのだか撮影するのだかの実演をやっていたが……何だ、あの女の行列は? ……まさか信じているのか? ちなみに男はいなかった。

 もらったカタログ『感動生活倶楽部 2007年8月号』を見ると、「怪しくて」「胡散臭い」商品がぞろぞろと出てきた……。
 表紙からいきなり「『脳の底力』あなどっていませんか?」と打ち、「脳さえ変われば健康から人間関係、仕事から美容まで、生活のあらゆるものが変わる」と謳っているくらいだから、中味は推して知るべし。

 『聖徳太子の耳』とか称する速聴CDのセット、『デトックスピュアウォーター』と名づけた「デトックス」用の蒸留水、パーソナル情報転写機『アポロ』、「天然」「マイナスイオン」を発生させるウサギの形をした『青葉のうさぎ・パキラセット』、「EM菌」を配合したというシャンプーやら石鹸の数々。

 ……確かに感動はした、悪い意味で。

●ディーセントワーク株式会社
     http://cafecolon.jp
 コーヒーエネマ(浣腸)、カフェコロンの製造・販売業者。

 判る人なら瞬時に連想できるだろう。『病気にならない生き方』の著者、新谷弘実氏とつながりのある企業だ。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/37599347.html

 具体的にどういう関係なのかは、HPやリーフレットからは判断できないが、あちこちに新谷氏の写真と紹介のあるとこからするに、「代理店かな?」程度の予想はつく。

 さらにこの企業、新谷氏の書いた小冊子『便秘と宿便の改善法 コーヒー・エネマの効用について』というものも配布していた。
 ……こんなもの書く前に、『日本酪農乳業協会』からの公開質問状に回答しろよ……期限から半年以上過ぎているのだからさ。
     http://www.j-milk.jp/topics/8d863s000007j0p1.html

 小冊子の中味は、読んでいて気分が悪くなった。
 要するに、「全ての病気の原因は、大腸に溜まった宿便の毒素だ。便秘薬は腸本来の機能を奪う。だからコーヒー浣腸して腸を綺麗にしよう」という与太話だ。
     http://www.supplerank.com/onai_contents/01.html

 ちらと『ゲルソン療法』にも触れているが、その療法の始まりは、「マックス・ゲルソンが、自分の偏頭痛を治すために考案した療法で、身体の解毒作用を促すもの(デトックス)」だというでたらめさ。

 サンプルに『カフェコロン』を勧められたけど、「新谷氏のことは爪の垢ほども信じていないので」と言って断った。

●日本生化学株式会社
     http://www.japan-bio.com/top.html

 マイナス水素イオンをサプリメントにした『水素イオンピュア』を製造販売している。
 ただしどのような方法でイオンを固体にしたのかは不明。
 ……『マイナス水素イオン』だけでも意味不明なのに、イオンを固体に封じ込めるとはどういう事よ??

 リーフレットの説明によると、「沖縄産の食用サンゴカルシウムに、マイナス水素イオンを濃縮して閉じ込めた」とある。
 ……が、どのような技術から、イオンを固体中に安定して閉じ込めているのか、技術的な説明はどこにも無し。

●風天・風大和研究所株式会社
     東京都大田区東矢口1-16-8
 オカルトな水『活性水 プラチナ宇宙』と、活場・空気活性器『銀河の光風』、メガネ活性器『光風スタンド オメガ』等を製造している企業。販売は系列会社の「有限会社 風天」のよう。

 オカルトと断じたのは、こういう主張をしているから。
 宇宙には2つあり、一つが「銀河系宇宙とよび、星がある、星座がある、天の川がある現れた宇宙」で『仮想宇宙』、もう一つが「現している宇宙、宇宙エネルギー」で『実相宇宙』なのだそうだ。
 ……誰かに日本語に翻訳してもらいたい……意味がわからない……。

 さらには陽と陰からなる『光エネルギー』だとか、陰陽のバランスが完全に平衡となった時の『0(ゼロ)磁場』『0(ゼロ)活場』とか、『オーラ』とか、もうね……。

 特に『プラチナ宇宙』は「病気回復」「体質改善」にもなるから病気の人に飲ませたいなどと……薬事法違反じゃないかい?

●株式会社山久
     http://www.yamakyu.net
 ゲルマニウムと付けば、アクセサリーから肌着等の衣類、温浴器、スキンケア化粧品、サプリメント、果ては水までと、幅広くゲルマニウム商品を販売している企業。

===2007年版製品カタログから===
ゲルマニウムにはP (Positive) 型とN (Negative) 型の2種類があります。
人体に接触して反応するゲルマニウムはN型ゲルマニウムだけです。
しかも不純物の入っていない限りなく100%に近いゲルマニウムが要求されます。
===ここまで===

 ……はぁ? これだけでもう十分です。どういう商品かは予想ついているし、この説明だけで見るまでもありません。


 この手の展示会では恐ろしい事だが当たり前のことに、頭の中身がどこかの宇宙に飛んでいった品物が多く、インパクトだけはあった。
posted by にわか旅人 at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

国際福祉機器展 2007

 時系列が滅茶苦茶になってしまったが……。
 2007年10月3日〜5日までの3日間、東京国際展示場の東館1〜6ホールで『国際福祉機器展』が開催された。

 2006年のレポートはこちら。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/26162263.html

 出展されていたのは概ね去年と同じだと思う。

 今回はトイレタリー(主に携帯用)の方に興味があったので、その関係に時間を割いてみた。
 と言うのも、9月28日〜30日の富士F1での話を読んで、「携帯で水不要の使い捨てトイレとか、持っていったら結構売れるのでは?」とスケベ心を起こしていたからだ。
     http://www42.atwiki.jp/kusotoyota/

 そんな訳で、来年のレースに備えて簡単なプランも頭の中で練ったりもしたのだよな。
 ……あくまで冗談で、実行する気はさらさらない。

 使えそうな代物は色々と見つけたし、価格もチェックした。
 おおっぴらに場内で店を開く訳にはいかないから、バイクで外をだらだら走るしかないかな〜? (迷惑)
 でも、場内でふらふらできるのも捨てがたいから、誰か一人いると助かるかも。(場内での商売は禁止だろ、普通)
 単純計算でも2人だとペイしないからダメだ。

 ……などとつらつら考えながら、それでいてリーフレットは片端からもらっていたりして……。
 頭の中で試算したところ、ある程度納得の行く利益を上げようと思ったら、それこそボッタクリ価格でないと駄目だと判明。

●東京理科大学
     http://www.tus.ac.jp/share/kjf/02program.html#top
 空気圧を利用した人工筋肉(?)のマッスルスーツと、アクティブ歩行器『ハートウォーカー』を、産学提携で行っている。
 企業名は『合資会社 ハートウォーカージャパン』なのだけど、展示会では『東京理科大学』の名前で出ていたから、こちらの名前で紹介。
     http://www.hart-walker.co.jp/

===引用開始(2007年10月16日)===
Hart Walker とこれまでの歩行器との違い

Hart Walker はこれまでの歩行器と違い、4輪の台車部分と、体幹装具や長下肢装具のようなブレースと呼ばれる身体につける部分とからなっています。3歳前後から装着可能で、これまで座位保持装置での生活を余儀なくされていた子供達に、正しい姿勢で安全に立つことと、ステップを踏み出させることが可能です。

装着された皆さんの写真では元々立位が取れるお子様のように見えますが、皆さんハートウォーカーで初めて自分で立つことができました。
===ここまで===

 2005年の時だったかな。
 介護の人に運ばれて、11〜12歳頃の女の子が見に来ていたのを見たことがある。全身不随で車椅子ではなくて、移動できるベッドに寝かされていた。
 その女の子が、1時間半だか2時間おきにある説明講演(約20分程度)に、目を輝かせて一生懸命聞いている訳だ。
 変に内側に折れ曲がった右手が、印象的だった。
 ……まぁ、それだけの話。

 説明してもらったところによると、外部入力で空気圧を調節するので、脚が全く動かない人でも、歩くことができるのだそうだ。
 ……コンプレッサーと入力端末、コードの関係で、移動距離が限られてしまうのが課題だ、とか言っていたか?

●トヨタ自動車株式会社
     http://www.toyota.jp
 今回トイレタリー関連に注目した原因を作ってくれた企業なので、紹介しないと失礼だろう。

 この展示会に行ったのは今回で3回目なのだが、過去2年と比較して来場者の数は少なかったような……?
 ひょっとしたら、最後のプレゼンテーションも終了していた時間の関係もしれないし、富士の出来事を知っている人たちが寄り付かなかったのかもしれないし、ただの俺の気のせいかもしれない。

 車椅子の人でも乗り降りできるワゴン車が2、3台と、セダンで何台か置いてあったと記憶しているが、車に興味はないので詳しくは知らない。

 トヨタホーム(同社住宅事業部門)はバリアフリーの住宅『ATOLIS(アトリス)を提案していたけれど、あまり感銘は受けなかったな。
 何と言うか……「セット価格で住宅1軒いくら」のイメージが強すぎて、別業者の提供するあるパーツやこのパーツの選択肢が無さすぎだったので……。

 今年は見た記憶はないのだけど、去年の展示物ではマイナスイオンで屋内の換気を提案していた。
 ……思いっきり引いた。絶対買わない、と。

●日本セイフティー株式会社
     http://www.wrappon.com
 自動ラップ式トイレ『ラップポン』の製造・販売会社。

 「消耗品のセットだけならそれ程かさばらないし、可燃ゴミとして廃棄できるから、富士に持っていけばそれなりに売れるかな?」などと考えた商品の候補の1つ。
 水を使わずに済むし、能登半島地震での実績もあるので、かなり有望と見ていた。……のだけど、どうもこれは便座とセットでないと使えない模様。

●ユニトレンド株式会社
     http://www.unitrend.co.jp/
 携帯トイレ用紙バック『ユニパック』の製造販売会社。

 これはパック単体でも使えるし、パックのみでも購入できるという事で、かなり期待できそうな商品。折り畳み式の便座とテントは別売りだけど、そう高い代物でもない。携帯用の肩掛けバッグが付属で付いているので、これもポイント高い。
 ……って、ここまで買ったら商売にならないって……。

 ……EM菌は止めてくれと切望……。

 まぁ何と言うか……前述のまとめサイトを見ると、ダンボールの囲いにゴミ袋でも十分商売になりそうな気もしないではないが、そこまでの劣化物で商売したら、主催企業と同じになるじゃないか。
 ……などと考えたりもしたり。

 実際に富士に行ってまでヤミ商売をするつもりは毛頭ないけれど、こういうものを考えながら見て回ったら結構楽しかった。
 ……現地に行って酷い目に遭った人たちには失礼だけど。


◎参考リンク
後藤卓也『悲惨な「F1日本グランプリ」 (上)』オーマイニュース、2007年10月26日
     http://www.ohmynews.co.jp/news/20071023/16489
後藤卓也『悲惨な「F1日本グランプリ」 (下)』オーマイニュース、2007年10月26日
     http://www.ohmynews.co.jp/news/20071023/16492
posted by にわか旅人 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

ダイレクト・マーケティングフェア 2007

 2007年10月10日〜11日の2日間、東京国際展示場西館4ホールで『ダイレクト・マーケティングフェア2007』が開催された。
 訪販、通販、マルチ商法などの『特定商取引に関する法律』で規制される業種の他、ねずみ講(参加するだけで犯罪)に投資詐欺(被害者救済ではなく、加害者となる方。犯罪)、さらにそういった業種専門のコンサルティング企業や団体40前後が集合する展示会だ。

 出展した全ての企業が、違法行為を行っているとは言わない。
 しかし去年の出展企業数社は、この1年で悪い意味で華々しい功績を残している。

 2006年のレポートはこちら。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/25239689.html

 『株式会社近未來通信』は出展後1ヵ月後の11月に破綻。元社長の石井優容疑者は数億円を海外へ逃がし、自分も国外へ逃亡。中国遼寧省に潜伏しているという話だ。警視庁捜査2課は、石井容疑者を4月に国際指名手配にかけている。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/28099328.html
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/28249241.html

 『生活互助会』こと『株式会社ウインズインターナショナル』は、今年9月に倒産(計画倒産との話もあり)。元幹部ら数人は競馬投資ソフトをFX投資ソフトにしたマルチ商法を展開しているようだ。ただし今のところ商品のソフトは存在しないようなので、ねずみ講の要件を満たしている。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/58088725.html

 「3Dアバターで広告とネットショッピング」構想の『マトリックス・シティー』を唱える『株式会社ライブリー』は、今現在でも活動しているようだが、肝心の『マトリックス・シティー』は始まっているのか……?
 このサイトがそうだとしたら、余りにもお粗末すぎる。
     http://www.mxcity.co.jp/user/

 ……入会金40万円近い会員制サイトかよ……まず利用者いないって。
 これで破綻するなり消滅すれば、詐欺になるかな?

 ライブリー社は今年は出展していなかった。

 俺の気付いただけでこれだけあるのだから、この1年で破綻・逃亡した過去の出展企業はどれだけあるのやら……。

 さて。
 このように「怪しい」「いかがわしい」を通り越して、「犯罪に巻き込まれるから近づかないが吉」な企業が集結しているからか、来場者は少なかった。
 ……西館の他のホールでも2つ3つ展示会があったのだが、どれも来場者は少なかったな。東館に取られた感じだ。

 来場者数の少ないのが原因か、悪い意味でいなくなった企業のせいで自粛しているのか、いなくなった企業が去年は「最後のかき入れ」で騒いでいたからか、今回はかなり静かだった。

 とは言え、株式会社アーティングの勧誘だけはしつこかった。
 ブースの前を通過するだけで、「いらない」「興味ない」「いらない」と、3度断らなくてはならなかった程。
 そのくせブース自体は、ギフトショーで見たのと同じ。去年のあのいかがわしい雰囲気と、口ばかりで実在未確認な「粗品」で釣ってくることもなかった。
 ……このしつこさからすると、『最後のかき入れ』モードなのかな?

●イクソンジャパン株式会社
     http://ixonclub.co.jp
 磁気活水器の『Mercury X マーキュリーX』を販売するマルチ商法企業。

 説明は極めて『お約束』。
 「地球の水は環境破壊と共に汚染され、太古からの活きた水ではなくなってしまった」で始まり、「太古の活きた水を再生するために磁気活水器を開発した」で終わっている。
 ……本当に『お約束』な文言だ。

 リーフレットの説明によると、「弱った水」=「分子の大きい水」であり、『マーキュリーX』を通過した水分子は、「元気な水」=「分子の小さい水」になるそうな。
 ……分子のサイズは不変なので、磁場を通そうがどうしようが、分子の大きさは変わらない。ましてや、4,350G(ガウス)程度の磁力で偉そうなことを……。

 あ。水は非磁性体なので、磁力は通さない。念のため。

 『高エネルギー化(活性化)の原理』の説明も笑える。
 物質の電子は、原子核の周りを特定の周波数で回転している。
 で、電子に磁力を当てると、電子はその周波数の磁気エネルギーを吸収し、外側の軌道に移動する。
 だけどこの状態は不安定なので、電子は元の軌道に戻ろうとする。その時に吸収したエネルギーを放出する。放出したエネルギーと、元の軌道に戻った時のエネルギーの差が、物資の『高エネルギー化(活性化)』に使われる
……と。

 ……どこの宇宙の話なのか、教えてもらいたい。
 と言うか、磁力から仮にエネルギーを吸収して、外側の軌道に電子が移動したとしても、元の軌道に戻ってくればエネルギー的には最初のレベルに戻っている訳で……活性も何もしていないのだけどねぇ?

●株式会社ジェイ・シー・エス・インターナショナル グラシオン事業部
     http://www.gracion.jp
 ゲルマニウムのアクセサリーをマルチ商法で販売している。
 本社のJCSは多分「まとも」な企業なのだろうけど、グラシオンでこういう商品でこういう商法を採用しているのはどうかと……。

 ちなみにこの企業は、マルチ商法の事をDMC(ダイレクト・マーケティング・コミュニケーション)と言っている。

 グラシオンは更に、マンガの小冊子を配布していた。
 ゲルマニウム・アクセサリーで肩こりがなくなったおばさんが、DMCに参加し、感謝されながらマルチの輪を広げていくサクセス・ストーリーだ。
 ……寝言は寝ている時に言え。

●株式会社スターライズ
     http://www.starrise.jp
 倒産した株式会社ウインズインターナショナルの一部幹部が流れたと噂のあるマルチ商法の企業。ソースはないので、真偽は不明。

 歯磨き粉やらノニジュースやら化粧品やらのリーフレットをもらったが、一番意味不明なのはこれだな。

   環境保全型多用途洗剤 All in One Plus オール・イン・ワン・プラス

 植物原料100%の界面活性剤に、プロトンウォーターEXを配合した……って、『プロトンウォーター』って何ですか???

 界面活性剤の原料はパームとトウモロコシ、生分解性99%以上……えっと……微生物によって分解させるということは、今度は微生物が大量発生する可能性があるのですが。
 ……それより、生分解性のある洗剤は今時珍しい商品ではない。

 しかも内容量800gに対して、希望小売価格¥6,300(税込)とか。
 ……以前どこかで、1kg入り¥4,000の洗剤を見た事があったけれど、その上を行くぼったくりだ。

●ユニシティ・ジャパン株式会社
     http://www.staririse.jp
 ニューウエイズジャパン・インクの前社長、小杉友巳氏が2007年7月から社長となったマルチ商法の企業。
     http://www.network-b.com/news+article.storyid+315.htm

 リーフレットを眺めていたら、「興味ありますか?」と話しかけられてしまった。
 「マルチ商法に興味はない」と言って離れたのだけど、「だったらマルチ企業の展示ブースに来るなよ」と自分で自分に突っ込み……ちょっと落ち込んだ。

 この企業、ほとんど噂を聞かないのだけれど、一応活動はしていたのだな。

 何と言うか……去年の経験から判り切ったことではあるけれど、「怪しくない」企業を見つけるのが難しい展示会だった。
 ……そもそも、宅急便の『ヤマト急便』以外にまともな企業、あったのか……?

 来年、何社出てこられるか見ものだな。
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2007年10月14日

ギフトショー 秋2007

 既に1ヵ月以上経過してしまったが……。
 2007年9月4日〜9月7日までの4日間、東京国際展示場で『ギフトショー 秋2007』が開催された。

 生憎にも台風9号が関東に接近していたため、来場者は例年になく少なかった。
 ……というのが俺の感想。

 実際、出展していた企業の人にも尋ねてみたところ、やり来客数はいつもより少ないと嘆いていた。

 嘆きたくなる気持ちもわからなくはない。
 展示会に出展するのもただではないからな。
 俺の経験の範囲になるが、それなりに見栄えの良い4小間を使うと、大雑把に200万円程の経費が必要だ。小間代、什器代、展示用と配布用のサンプル代、配布用のカタログ、試飲・試食があるならそのためのカップ代、等々だけでの話で。
 営業の人件費、搬入・搬出に係る交通費、出展企業によってはマンパワーの補充にバイトや派遣を入れたりもするが、その辺りの費用は含まない。
 ……企業によっては、もっと費用を使っているところがあるだろうし、半分ぐらいの費用で済ませているところもあるだろうけどね……。

 これだけの経費を使い、3か月から半年で回収するには、毎月の売り上げにどの程度の純益の上乗せが必要か計算すると……。
 ……頭が痛い計算になるので止めておく。

 ああ、そうそう。
 展示会で使う什器とサンプル容器の処理も、頭の痛くなる事の1つだと付け加えておく。

 さて。
 『ギフトショー』は東館・西館全てを使用して開催される大規模なイベントだ。俺も大抵は1日半〜2日をめどにスケジュールを組んでいる。
 ところが今回は、予定1日目は急用で潰れてしまい、2日目も「スグカエレ」のメールで2時間も時間を取れなかった。
 ……ほとんど見られなかったと言ってよい。

 そんな訳で回ったところと言えば、以前世話になった東館の某社のブースと途中にある数社、そして西館の『ビューティー&コスメティック』だけだ。

●株式会社アーティング
     http://www.arting.co.jp/
 「競馬は投資になる!」を合言葉に、競馬予想ソフトを販売している企業。
 ……競馬はギャンブルで、投資にはなりませんよ、と……。

 一頃はホームバーのL字型カウンターに丸スツール、サイズは知らないが大型スクリーンで予想ソフトを公開と、豪華さ(俺的には「どこのキャバクラ?」な雰囲気)を強調して接客していた。

 だけど最近は奮わないのかねぇ?
 白い布をかぶせたテーブルに折り畳み椅子(だったかな?)と、トーンダウンが著しかった。
 場所も「冷遇されているなぁ」と思った。輸入品雑貨のコーナーのさらに奥、ほとんど人の行かないような所とは……。

●株式会社アスカコーポレーション
     http://www.aska-corp.jp/
 名刺と交換で、化粧品のサンプルセットを配布していた。ナノコロイドだそうだが……それのどこが偉いのか、未だにわからない。

 とりあえずサンプルセットをもらい、社内の女の人に渡してみたが……。
 「ナノ? 怪しくない??」と聞き返されてしまった。
 ……俺に言われてもなぁ……。

●株式会社コネクト
     http://www.botanicals.co.jp/
 「ハーブティーならここか?」と錯覚するくらい、ハーブティーの品数の多い企業。直営店舗の数も多いので、露出度は高いのではないかな? HPを見れば判るように、『ボタニカルズ』の親会社だ。
 ……勿論、出展していないだけで、品数なら上を行く企業はいくつもある。

 以前は西館にも小さいブースを構えていたのだけど、去年の秋あたりから見かけなくなったな。

 ……ところで「臨床試験中」と豪語していたハーブティーのシリーズはどうなったのさ?

●株式会社生活の木
     http://www.treeoflife.co.jp/
 東館5ホールの入口に毎回ブースを開いているので、見逃しようがない。俺の知っているだけで、かれこれ6年間この位置にいる。

 毎回手作り石鹸の実演と、作りたて石鹸の配布をしていたのが、今回は新商品のアロマミストディフューザー『YUN(ゆん)』を飾っていた。
     http://bit.ly/1qK4j2f

 香りと音楽だけなら何も文句はない。
 だけど捨ててしまったリーフレットには「マイナスイオンで気分爽快」みたいな文言を入れていて萎えた。


 ……他にも色々と面白い企業が出ていたはずなのに、ろくに見て回れなかったのは残念。
posted by にわか旅人 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

ビューティーワールド・ジャパン2007

 2007年5月7日〜9日の3日間、東京国際展示場東館3~6会場で『ビューティーワールド・ジャパン2007』が開催された。
 2006年にも出向き、簡単ながら書いている。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/17696259.html

 さて。
 今年になってからの展示会は、ほぼ軒並べて低調なものばかりだけれど、この『ビューティーワールド』には活気があった。
 体験コーナーや資料・サンプル配布で通路は人でごった返していたし、2006年の時にも書いたように、今年も「怪しい怪しい」を連発させる怪しい商品と文言が、あっちにもこっちにゴロゴロしていた。
 ……今は食い気より色気が風潮なのかな?

 若いオネーサン達……と言っては失礼か?……の来場が多いのは、容易に想像がつくだろう。
 ……ついでになぜか、綺麗どころが多かったりする。

 それはさておき。
 この手の展示会となれば、必ず出てくるのが岩盤浴、アクアデトックス、ゲルマニウム、タラソテラピーやアロマテラピー、謎の水に補正下着、そして「10分使えば2時間運動したのと同等のカロリー消費」を謳った謎の健康器具、etc. etc…。
 今回も想像に違わず、これらに分類できる謎な商品が大量に出てきた。
 ……ラジオ波によるダイエットは……新しいのかな? 余り見かけた記憶がない。

 念のため言っておくが、展示物の全てが怪しいのではない。
 まともな説明のある化粧品(原料・中間体・完成品問わず)、化粧品容器や化粧用の小物を扱っている企業は、「怪しい」には含めない。
 ……含めようがない、が正直なところ。

 そういうわけだから、例えば、株式会社IMU Internationalのような説明をすると、俺に嫌なツッコミを入れられてしまうわけだ。

◎株式会社IMU International
     http://www.imuinter.com
 新概念美顔器「JUNO(ジュノ)」と、Juno Pure Streamerの販促をしている企業。
 どういうトンデモ話をしてくれたのか。
 「JUNOは超音波やイオンを発生させ、細胞間に隙間を作り、ビタミンやCoQ10が細胞の奥に行き届くようにする新しい美容器具です」
 ……どこから手をつければいいのやら……。
 まず、細胞同士の結合を破壊するような代物なら、まずヒトの肌に使える代物ではなかろう。
 ビタミンやらCoQ10やらは、細胞と細胞の間に入る事で、細胞に使われるのではなく、「細胞内に入ることで」細胞の役に立つのではなかったか?
 それと蛇足だが、ビタミンやCoQ10のような物質が、表皮のどこから湧いてくるというのさ?
 そしてJPS。
 超音波で水の分子が小さくなり、肌への浸透を良くなる。
 ……分子の大きさは決まっているから、それより小さくはならないって……。
 そう突っ込んだら、事もあろうに「水分子の結合を破壊する」と言い出した。
 ……酸素原子1個と水素原子2個に分解するの? それはもう水ではないでしょ。
 ここまで言ったら、プレゼンテーターのお姉さんは逃げてしまった。

◎株式会社エステツイン
     http://esthetwin.jp/
 この手の展示会には、必ず出展するマルチ商法(連鎖販売取引)の企業。
 今回は系列企業の『株式会社アッシュ・エル・ボーテ』と一緒に出展していた。
     http://hl-b.jp/
 ……ひょっとしたら、いつも2社で出展していたのかもしれないけれど、気がついたのは今回が初めて。
 今さらどうこう言うまでもないだろう。
 『苦情の坩堝』にはかなりの数の苦情が集まっている企業だからな。
     http://www.sos-file.com/top.htm

◎株式会社グラツィア
     http://www.grazia.co.jp/
 ここで開発した層状ナノカプセルにより、成分がTCAサイクルまで運ばれ、新陳代謝を促進させるという触れ込みの化粧品『ディープヴェールボディクリーム』を販売している企業。
 TCAサイクルは、ミトコンドリア内でブドウ糖C6H12O6を分解して、ATPを作る行程(?)のことだ。その行程がエンドレスで回り続けるので、『回路』とついている。
 まぁ、その辺りはさて置いて。
 要するに、クエン酸回路に入り込もうとするなら、まず細胞膜を抜けて細胞内に入り、ミトコンドリアの外幕内膜を通過してその中に入り込まなくてはならない訳で……。
 ……何より重要なのは、TCAサイクルとは、化学や生物の教科書では綺麗に円環状の図でまとめられていても、実際はミトコンドリアのどこかにその『円環』が存在しているのではない、という事。当たり前の話。
 ……皮膚から細胞内に入り込むという辺りから、俺としては非常に懐疑的。
 それを可能にするのが、件の層状のナノカプセル。
 細胞内へ入る過程で一つ一つ層が剥がれ落ちていき、最終的にTCAサイクルに入り込むのだとか。
 ……はぁ?

◎株式会社ビー・エイチ・シー
     http://www.bhc.co.jp/
 青い長方形に『BHC』のロゴを打って出展していた企業。Beauty & Health Companyの略……だったかな?
 言わずもがなだけど、株式会社ディー・エイチ・シーをパクった社名だ。ロゴもパクり(『DHC』のDをBに置き換えれば出来上がり)。
 ……まぁ、この社名だけで胡散臭さ100%。DHCが怪しい企業と言うのではなく(怪しい商品を扱っているので、それなりの評価は下しているが)のではなくて、社名をパクっているところからね。
 HPの会社概要も手抜きそのもの。
 ……さっさと売り逃げするつもり満々、と見た。
 と言うか、帝国データバンクやyahooの電話帳では、実在を確認できないのだよな。
 ついでに『104』に問い合わせたところ、東京都中央区銀座1丁目で、この名前の企業の登録はない、との事。
 取扱商品は……近づく事すら怖かったので、チェックできなかった。

◎株式会社ピー・エム・シー
     http://pmc-pmc.com/
 『マイナスイオン』『遠赤外線』『αIII波』を発生するタオルケット『アルファースリーム』を販売している企業。
 ……αIII波って何よ?
 もらってきたリーフレットの説明によると、「中性脂肪を分解して、体脂肪の増加を抑制する」のだとか。
 ……寝言は寝ている時に言え。
 この商品は『赤ひげ堂』で扱っているらしい。
     http://www.pmc-pmc.com/blog/index.php?eid=49#comments
   赤ひげ堂HP:
     http://www.h7.dion.ne.jp/~akahige/top.html
 ……滅茶苦茶怪しい病院(……なのか???)じゃないか。気功、生命エネルギー、何でもありそうだ。
 PMCよりも『赤ひげ堂』の方が怪しいわ、こりゃ。
   健康本の世界『竹内信幸(信賢)』
     http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/t106.html
   損害賠償請求事件
    http://papersearcher.hp.infoseek.co.jp/mirror/8349/069.html
 どれだけ小さな企業であれ、社長ともなればこのような相手との取引は、あっても表に出さないようにすると思うのだけど……。
 こういう所で採用されていると、喜んでリーフレットや社長のブログに書いている辺り、この企業の底が見える。

◎株式会社ブルー・マーキュリー
     http://www.bluemercury.co.jp/
 商品名『おいしい水素水』を製造・販売している企業。
 特殊製法で水素を水に溶かし込んであり、それを飲むことで体内の活性酸素を除去できる、というのが商品説明。
 ……気体を体内に取り入れるなら、普通に呼吸すれば良い。その方が遥かに効率的だ。そもそも腸は気体を吸収できるのか?
 『水素水』と言えば、マルチ商法の『株式会社ナチュラリープラス』が2007年4月から『IZUMIO』という商品を発売していたな。
     http://www.naturally-plus.co.jp/index.html
 『IZUMIO』の購入には、前もって『スーパールテイン』の購入が必要って……これって抱き合わせ商法だよ。いいのかねぇ?
 ブルー・マーキュリー社はマルチ商法ではなさそうだし、価格も500mlを20本で¥9,450(税込)だから、ナチュラリープラス社のIZUMIOより価格的にはまともか。
 ……それでも1本¥475という高値だし、HPで水素を科学的に説明しているかどうかも別の話。

 他にも怪しい企業は掃いて捨てる程出展していたが、今回はこの辺で止めておく。

 パシフィコ横浜で開催された『化粧品産業技術展』は、真面目に研究・開発・製造をしている企業の展示会だった。
 ……どうして消費者向け最終製品の展示会になると、こうもおかしい企業ばかり出てくるのかねぇ?
posted by にわか旅人 at 20:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

プレミアム・インセンティブショー春2007

 先日予告した通り、『プレミアム・インセンティブショー 春2007』の話。

 この展示会は、2007年4月4日〜6日の3日間、東京国際展示場東1・2ホールで開催された。
 ……今回で「第35回」だそうだから、かれこれ18年目か。

 『プレミアム・インセンティブ』と言われても、イメージは湧かないかもしれない。
 平たく言ってしまえば、ボールペンなど文房具への名入れ印刷とか、ちょっと目珍しい名刺の作成とか、店頭に飾るバナーの作成、個人向け記念品・景品等の提案をする展示会だ。
 この展示会では、ボールペンと団扇がかなり集まる。
 ……これが目的で行っているのではないからな、念のため。

 印刷サービスや景品の展示会なので、似非科学や効果不明な『自称』健康器具の販促は、さすがに少ない。……と言うか、ほとんどない。
 かろうじて見つけられる『○○○の天然水』にしても、「御社オリジナル商品として売り出しませんか? その際の印刷は当社で」というものばかり。
 ……まぁ、無難と言ってしまえば無難だな。

 今年に入ってからというもの、展示会はどこもかしこも活気のなくなっている感を覚えている。しかし今回の『プレミアム・インセンティブショー』ほど、凋落の激しい展示会はまだ見かけていなかった。

 出展企業すら満足に集まらなかっただろう、というぐらい会場はスカスカ。入場者はパラパラ。
 展示会には付き物の熱気すらなく、お寒い限り。

 展示会は普通、順路はあってないようなものだが、入場者が全ての展示物を見て回るよう、一方通行の仕切りが入っていたほど。この一方通行をなくすだけで展示ブースが1列できるぞ、と言えるくらい広さに余裕があったし……。
 ……秋の展示会は開催できるのか、と本気で心配。

 ……これ以上書くことがないとは、本当に寂しい展示会だな……。
posted by にわか旅人 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

FoodEx 2007

 『健康博覧会2007』と順番が入れ違ってしまったけれど。

 2007年3月13日〜16日までの4日間、幕張メッセで『FoodEx Japan 2007』が開催された。
 「アジア・環太平洋地域での最大の規模を有する」との触れ込のみの通り、世界各地からの食品・飲料品が集まっての大きな展示会だ。

 飲食物の展示会なだけあり、色々と試食試飲があって楽しい。
 焼酎あり、日本酒あり、ビールあり、ワインあり、テキーラありと、会場の半分を回った時点で酔っ払ってしまった。
 ……と言うか、種類を選ばずに飲みまくれば、一回一回の試飲量が少なくても、それなりに回るか。
 ノンアルコールの試飲も沢山あったのは言うまでもない。

 失敗したのは、タイの企業が集団展示していた場所で……だったかな?
 アロエの刺身なんてものが出ていたので、つい口にしたところ……激しく不味かった。
 アロエの天ぷらもこれから作るという話だったけれど、さすがに食べる気をなくして退散。
 ……胸がムカムカして気持ち悪かった。酔っ払った時の肴にはお勧めできない。

 この展示会には、昨年2006年3月に行ったのが初めてなのだが、日本企業の勢いが去年よりも衰えているように感じた。
 ……去年は外国勢が展示場の1/3だったと記憶していたけれど、今年は半分を占めていた。記憶違いかな?

 ……『ギフトショー 春2007』『健康博覧会2007』そして後で書く予定の『プレミアム・インセンティブショー』もそうだが、今年に入ってからの展示会は、どこもかしこも活気がない。どういうことだ?

 話を戻す。
 この手の展示会になると、さすがに怪しい商品というのはほとんど見当たらない。
 『海洋深層水』とか『○○○の塩』とか言うものならば、ちらほら見受けられたのだけど……まぁごく一部を除いて、あえて「怪しい」文言を唱えてはいなかったな。

 食べ物と言えば、サプリメント、いわゆる『健康食品』なども含まれるはず。それが俺の記憶の限りでは、1つも見かけなかった。
 ……サプリメントも食物なのだから、「自信を持って」出てくれば良いのにねぇ。それとも業者は、サプリメントを食べ物と思っていないのかな?

 展示会の中ではかなり「まともな」部類の『FoodEx』ではあるけれど、残念ながら怪しい商品が皆無だった訳ではない。

◎株式会社プライム
     愛知県名古屋市東区代官町35-16 第一富士ビル8F
 『プラチナウォーターBD』という商品名の、『プラチナナノコロイド』のミネラルウォーターを販促していた企業。

===リーフレットから引用===
プラチナナノコロイドとは?
 白金ナノコロイドとは、白金(プラチナ)を10億分の3メートルの微粒子に加工し、保護剤を使用して水溶液にしたもので、東京大学大学院の宮本有正教授らの実験によって開発された新成分です。白金は食品添加物として認められている成分であり、様々な商品分野で注目されています。
===ここまで===

 「白金は食品添加物として認められている成分であり」
 食品業者がほとんどのこの展示会で、このような文言のリーフレットを配布しているようでは、企業としてどうなのか疑ってしまう。
 ……と言うか、「認められていない成分を添加して」いたら、販売できないぞ?
   厚生労働省『添加物に関する規制の概要』
     http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/gaiyo.html
   厚生労働省『既存添加物名簿収載品目リスト』
     http://bit.ly/1qH2aV0(白金は305番)

 宮本有正(みやもと ゆうせい)教授の名前が出てきたので、早速google検索。
   宮本有正氏のプロフィール
     http://bit.ly/1qH2hjo
===引用開始===
世界には万病に効くと言われる「奇跡の水」と称されるうそ臭い天然水が幾つかある。これらの天然水には還元力があり、体の中の余分な活性酸素を除去できると言われ出している。
===ここまで===

 「うそ臭い天然水」
 ……思わず吹いた。

 ただしそのその後の部分で「怪しい人物か?」と構えてしまった。
 ……いわゆる『奇跡』とか『活性酸素を除去』とかの類の単語を並べるところには、デフコン3(これは大げさか)で警戒する事にしている。
 これでこの後、「その奇跡の水を分析し、奇跡の秘密を解明した」などと言い出そうものなら、似非確定。

===引用開始===
奇跡の水と言われる天然水には、所謂有機化学で還元触媒として使われる金属が含まれていた。それら金属のナノコロイドを作成し活性酸素種の分解を観察すると、確かに活性酸素の分解能が観察された。金属ナノコロイドが一電子還元的に活性酸素を触媒作用で還元しているかどうか検討中である。
===ここまで===

 ……『研究段階』と称して、20年30年かけてもまともな研究論文を出さず、それでいて「証明されている」「学会では認められている」が似非科学集団のやり口だ。って、言い過ぎか?

 宮本氏についてもう少し調べてみたら、『水商売ウォッチング』で話があった。
   水商売ウォッチング『「還元水」と呼ぶのはもう止めにしないか』2005年2月2日
     http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/appendix/app31.html
===引用開始(色はこちらで着色)===
宮本教授の実験は、主に白金を材料とする金属ナノ粒子の活性酸素消去効果と、薬理的効果の基礎研究を目指して行われているものであり、まっとうな科学であると言ってよい。といっても、物質を特定し、投与量と効果の関係を実験によって調べるという当たり前のことをしているだけであり、これまでの「奇跡の水」の(主に宣伝に使われた)調査が軒並みまともではなかったというだけのことなのだが。
===ここまで===

 『還元水』『マイナスイオン水』『酸素水』『活性水素水』etcの文言を見ると、まず「怪しい」と身構えるようになったのは、「いい加減な業者が多すぎたから」ということで良いかな?
 ……ちょっと違うかもしれない。

===リーフレットから引用===
プラチナでイキイキをサポート
体内外から多くのストレスにより作り出された過剰な活性酸素は、さまざまな病気を発生、進行させる要因になってしまいます。プラチナウォーターは体内に存在する限りあなたを酸化ストレスから守り続け、健やかな毎日をサポートします。
===ここまで===

 宮本氏の研究はマウスを使っての実験段階であり、ヒトに使って同様の結果が出るとは言っていない。
 ……宮本氏の研究は「まとも」と言う話なのに、業者の説明を読むと途端に「胡散臭さ100%」になるのは何故だろう?

 ……後半はタイトルとかけ離れてしまったな。

posted by にわか旅人 at 20:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

健康博覧会2007

 2007年3月28日〜30日の3日間、東京国際展示場の東館1〜4で、『健康博覧会2007』が開催された。
 以前、2006年に行った時の感想を書いたが、今年も怪しいこと怪しいこと。
     http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/15546362.html

 都合上、今回「健康博は初めて」という人と一緒だったのだけど、その人の感想は
 「ここにある商品のほとんど、いかがわしい代物じゃないのか?」
 昨年に初めて出展し、今年も出展した某企業の人からも、
 「あの展示会に出ていた商品って、怪しいものが大半ですよね?」
 ……二人の意見は、まったくもって正論。

 その辺のところはさておき。
 総じて感じた印象は、『ギフトショー』の時にも感じたのと同じ。何年か前ほどの活気が、ここでもなくなっているな、というもの。

 使用した会場は、2006年3月の時で3〜5だったから、今回、規模としては大きくなっているはず。
 それなのに印象としては、どこか寒々としていた。
 ある人から聞いた話では、やはり出展社の数は年々減っていそうな。
 ……俺の想像ではなかったようだ。

 個人的には『ダイレクト・マーケティングフェア』に次いで「怪しい」と思う『健康博』だが、特に目に付いた怪しい企業いくつかを、ここで紹介する。

◎有限会社ソフィテック
     愛知県西尾市寄近町小山125-20
         (HPがないので、同名他社と間違えないように住所だけ)
 マルチ商法(連鎖販売取引)のハーバライフ・オブ・ジャパンの契約代理店の1つ。

 5、6人が試飲を配っていたので飲んでみた。
 ハーバライフの商品を口にしたのは初めてだったけれど、正直言って不味い。あの甘さは糖類か? ステビアか?
 糖類なら「そんなものハーブティーに入れるな」だし、ステビアなら「配合比から考えて出直せ」だ。
 ……ハーブで出す甘みなら、スターアニスが好みだったりする。

 ボトル裏の原材料名によると、頭に『マルトデキストロース(マルトデキストリンだったかな?)』が出てきて、幾つかの成分名の後に『○○○エキス』とエキス系がズラズラ……。
 サプリメントなら当然ながら、賦形剤が『主成分』でしたよ、っと。
 ……全然ハーブじゃないな。あぁ、マルトデキストリンなら、植物由来だから許容内なのか。

 営業トークは、ハーバライフDTの説明を知っていれば、もう御馴染みのもの。
 「現代の野菜は、10年前の野菜と比べて栄養価が何分の1にも減っています。だから当時と同程度の栄養を摂ろうとしたら、何倍もの量を食べなくてはなりません。そのような事はまず不可能です。ですから、ハーバライフのサプリメントです。これだけで、1日に必要な栄養成分33種類(36種類?)、全ての栄養を摂る事ができます」
 ……サプリメントで栄養補給が必要な食生活を送っている人なんか、日本にはそういないって……。

◎ユナイテッド・パワー株式会社
     http://www.unitedpower.co.jp/
 テレビに接続できるサーバで、『楽市』とか言うサイトに接続して自宅にいながらにして色々と買い物ができる、とか言う触れ込みのビジョン系マルチの企業。
 気になったのは、この企業のブースが『健康博覧会2007』と併設して第5会場で開催されていた『シニアライフエキスポ2007』に出ていた事だ。
 ……インターネットに不慣れな高齢者を囲い込む手口かよ。

 HPにある『経営六ヶ条』の2番でこう言っている。
===引用開始(2007年4月9日時)===
UPSは、2005年以降に大爆発するセットトップボックス巨大市場6000万人を一気に獲得するために、ネットワークビジネス手法で10万代理店を事前に構築する。
沸騰点に達したら、安価なセットトップボックスを一般消費者に直接販売し500万世帯を囲い込む、そして既存のネットワークビジネスの常識ではおよびもつかない数万点の消耗品やUPSと連帯する各企業の商品やサービスをインターネット上で流通させる。
===ここまで===

 言うまでもないが、2005年はおろか2007年の現在においても、そのような巨大市場は現れていないし、このようなビジョンを未だに唱えているところからするに、目標代理店数の10万人も集まっていないだろう。
 ……近未来通信と同じ、投資詐欺の匂いを感じる。

◎ルルドゲルマニウム株式会社
     http://lourdes132.co.jp/
       事業所(住所):兵庫県伊丹市野間6丁目11番15号
       本社(住所):兵庫県尼崎市武庫之荘本町3丁目26番11号
       電話(代表):072-785-9461
 水中における『水のクラスター』とやらは、俺的には完全に『似非科学』な代物。
 ……水中でも水分子の幾つかが塊として独立し、塊同士は水素結合で繋がっていない、という観測方法が確立できたら、考えは改めるけどな。

 『ルルド』はカトリック系の「奇跡の町」だそうだが、もらったカタログによると、その「ルルドの水は天然Geイオン水であり、奇跡の原因はGeにあると考えられる」だと!?
 ……奇跡云々は信仰だからともかくとしても、そこに科学(ありていに言えば似非科学)を持ち込むなよ……。

 ところでこの企業のHP、トップページに『フェニックス国際大学 医療経営学研究所』『ホノルル大学 ゲルマニウム研究所』とあるが……これってどちらもDegree Mill(学位商法)の業者じゃないか。
   Phoenix International University HP
      http://www.phoenixinternationaluniversity.net/homepage.htm
   健康本の世界『ホノルル大学』
      http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/honolulu.html

 ところで先日『水商売ウォッチング』で、似た名前の怪しい業者が上げられていたのを思い出した。
     http://atom11.phys.ocha.ac.jp/bbs01/msg.php?mid=23483&form=tree
 その時の業者は『オーガニックゲルマニウム株式会社』
     http://www.organicgermanium.co.jp/index.html
          所在地:兵庫県伊丹市野間6丁目11番15号
          電話:072-785-9465
 ……ルルドゲルマニウムの事業所と同じ住所、電話は最後の一文字違いだ。

 そして両社HPの『トピックス』を開くと、田中好信(ニセ)医学博士が出てくる。しかも内容はまったく同じ。
          http://lourdes132.co.jp/topics.html
          http://www.organicgermanium.co.jp/topics.html
 ……なんだ、屋号が違うだけで同じ会社か。

◎株式会社レダ
     http://www.leda.co.jp/index.html
 どこかのタレント二人を使い、ゲルマニウム製品『プチシルマ』のCMを打っている企業。
 関連子会社に『レダックス』とか『アクシス』とか『インデックス・インターナショナル』とか、頻繁に名前を変えては同じ商品の販売を続けている『苦情の坩堝』の苦情数No. 1の悪徳企業で、ついでにマルチ商法(連鎖販売取引)会社がある。
     苦情の坩堝:http://www.sos-file.com/top.htm
     Axis(アクシス)について:
           http://beyond.2log.net/akutoku/archives/qa/pslg122235.html
     潟激_ックスについて:
          http://beyond.2log.net/akutoku/archives/qa/pslg138733.html
     レダシルマ:http://beyond.2log.net/akutoku/archives/qa/pslg124860.html
     悪徳商法お断り「総合掲示板」:
     http://www.marin21.com/akutoku/cgi-bin/akubbs02/treebbs.cgi?
mode=view&code=4528


◎YKC・システムコンサルティング株式会社
     http://www.ykc-bos.co.jp
 ネットワークビジネス(IT関連のネット産業ではなく、マルチ商法、連鎖販売取引)の経営コンサルティングの企業。ただしこれは主宰企業相手のコンサルティングなので、下っ端DTには関係ないと思う。
 どこかの展示会にも出ていたかもしれないが、この企業には今回初めて気がついた。
 ……マルチ商法の経営コンサルティングとは……。

 会場で配布していたチラシより。
===引用開始===
ネットワークビジネスは、近年大手企業も続々導入している注目の流通形態です。
従来の販売網(問屋・小売店の販売網)を使った流通ではなく、消費者の口コミから広がる人的ネットワークをそのままメーカーの販売網に変えて流通を起こす、画期的な発想に基づいています。
===ここまで===
 マルチ商法の下っ端DTが良く使う『マルチ商法の利点』とやらだ。
 ……このような切り出しで引っかかる事業主は、まずほとんどいないと思うぞ?


 さて。
 全ての企業が怪しい、という訳ではないけれど、冒頭に出てきた某企業の人に、
 「この展示会に出てくるのは怪しい企業が多いですから、企業印象を悪くしないためにも、次回からの参加は見合わせたらいかがですか?」
 と提案してしまった俺の判断は……正しかったのか、余計なお世話だったのか?
posted by にわか旅人 at 22:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

ギフトショー 春2007

 2007年2月13日〜16日までの4日間、国際展示場で『ギフトショー 春2007』が開催された。

 当然のように(?)今回も見に行ってきたのだけど、時間の都合から、東館は懇意にしている企業に挨拶程度に寄るだけしかできず、もっぱら西館しか見られなかった。
 非常に残念。
 まぁ、怪しいブースが並ぶ『ビューティー&コスメティックフェア』は西館にあるから、それはそれで構わないか。

 西館を見て回った第一印象は、去年9月のものよりトーンダウンしているな、というものだったりする。
 特に「似非科学」「トンデモ」系が氾濫する『ビューティー&コスメ』はお寒い限りだった。人は少ないし、サンプル配布の声や『怪しい』映像・音楽をエンドレスで流すブースも少ない。ついでに体験コーナーを用意している企業すら少ない。
 ……どこかの展示会と誤解したかな?

 『あるある大事典2』の捏造や、TBSの『人間!これでいいのだ』の過剰表現、ついでに北海道では『アクア・デトックス』のマルチ商法を行っていた企業が取引停止命令を受けるなど、色々あった時期だから、自主的に抑えたのかもしれない。

北海道道庁環境生活部生活局くらし安全課『特定商取引法に違反した連鎖販売業者に対し、北海道初の取引の停止命令を行いました』2006年12月11日
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ska/syouhi/indexakusitu.htm
http://bit.ly/1jD8qDo

 ひょっとしたら『アクア・デトックス』系のフットバスは、東館に行けば色々あったのかな?
 ……今月末にある『健康博覧会2007』に期待だ(違

 そんな逆境にもめげず、常連と言える企業の姿は健在だった。
 ……代わり映えしない位置に、代わり映えしない商品と、惰性で出展していると見えたけどね。

◎株式会社ナチュラルグループ本社
 エセ健康本『病気にならない生き方』の著者、新谷弘実(自称)医学博士が開発したと言う『BEGOD(ビゴッド)』の販促と、販売代理店の募集をしていた。去年の『2006年秋』と、内容はまったく同じ。
 この『代理店』とやらが、自然食品『アニュー』の代理店なのか、マルチ商法の『アニューウエル』なのかは不明。
 ……波動商品を恥ずかしげもなく販売している企業は、ネタとしか見ていないからな。

◎株式会社ネイチャーラボ
 水素水だったか酸素水だったか『エセ健康』系のミネラルウォーターの他、記憶するのも馬鹿らしい『怪しい』健康系・美容系グッズのオンパレード販促をしていた。
 2006年1月に、公正取引委員会から「優良誤認」を理由に警告を出された『コエンザイムQ10』のサプリメントも、何やら山と積まれていたし。
 ……表示は訂正されていたのだろうな。確認するのを忘れた。ま、今頃になっても訂正していないって事はないか。

◎素数株式会社
     http://www.sosu.jp/index.html
 ここはマルチ商法(連鎖販売取引)とは関係ない企業。
 でも、扱っている商品の半分が『怪しい』。それとも俺の気のせいか? もしかしたら、『まとも』な商品の方が多いのかもしれない。
 その辺りはさておき。
 「トイレに設置すれば、5年間掃除は不要」の売り文句で販促している『ケミフリー』という商品は、自信を持って「似非科学な商品」と紹介できる。
     http://www.sosu.jp/pdf/kemifuri.pdf
 「磁力で水溶液中のミネラルをイオン化し、水に溶け込みやすい状態にすることで、汚れが便器に付着するのを防ぐ」という理屈らしいが、まったくもって意味不明だ。
 ……水溶液中のミネラルって、磁力も何も関係なく、イオン化しているものでないかい? つか、磁力でイオン化が促進(?)されるなんて、中高大通じて教科書で読んだ覚えがない。
 と言うか、汚れが本当に付かないなら、台所に設置する方がよっぽど効果的だろうに。

 今回も色々とサンプルをもらった中で、個人的に気に入った商品があった。
 ……食い物関係です、はい。

◎株式会社飛騨唐辛工房
     http://www.tohkara.jp/index.html
 『熟辛』『うまっ辛ほっと』を1本ずつもらって、家で使ってみた。
 国産の辛味調味料(唐辛子系)は、総じて辛さを手加減している気がするのだが、この2商品はなかなか良い線をいっている。
 ……激辛という触れ込みなのだから、もう少し辛さがあっても良いと思ったけどね。
 2本のうちどちらが好みかと言うと、『うまっ辛ほっと』だな。

 頭で述べたように、今回の『ギフトショー』はほとんど見られなかった。
 それにも関わらず、常連企業のブースに意欲がなく、全体的にトーンダウンしていたように感じた。
 以前ほど展示会の販促力に期待しなくなった、って事なのかな?
 ……出展社全体で自粛しているのかもしれない。そこまでは知らないけどな。
posted by にわか旅人 at 16:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

国際福祉機器展2006

 もう1ヶ月前の話だ。
 2006年9月27〜29日の3日間、東京国際展示場東館1〜6で『国際福祉機器展2006』が開催された。

 名前から介護機器(ベッド、車椅子、トイレタリー関連)と、せいぜい病院や介護施設向けの備品程度の展示会だろう、という予想で行ってみた。
 ところがなかなかどうして、意外に奥が深い展示会だった。

 バリアフリーのリフォーム提案や、要介護者も乗れる自家用車などと、かなり大きい物もあったので、東館を丸々使う規模にも納得が行った。シルバーカー(お年寄りが買い物に使うベビーカーみたいな奴)とは電動車椅子などを陳列すれば、それだけでも結構場所取るだろうし。
 小物では、片手でも使える包丁や爪切り、手の不自由な人にも使えるかなり特殊な形状をしたスプーンなどもあって、こういう介護とは無関係な俺としては「こういう物があると便利と感じる人もいるのか」と感心してしまった。

 他の点で感心したのは、ブースとブースの間にかなりの余裕を持たせて会場を設定していた事だ。
 こういう展示会だと、当然車椅子や介護師付きのベッドに乗ってくる人もいる訳で、普通に俺が行っている展示会の間隔だと、とてもでないけど移動できない。
 そういう人達の移動を阻害しないための間取りをしてあったのだな。
 ……と、この記事を書いていて気が付いた。

 となれば、西館を使わなかったのにも納得が行く。
 西館は上下階に展示ブースが配置できるようになっているけれど、上下間をつなぐエスカレーターは狭いし、階段は数が少ない上に狭い。言い方は悪いが、身体障害者や高齢者には不親切な設計だ。
 東館にも上階は存在するけれど、こちらの場合上階はレストランやコンビニ、貸しロッカーで、展示会場とは別物だ。エスカレーターの数は多いし、階段も幅があるので、上下間の移動に問題は少なかろう。
 ……設計時に車椅子用のスロープを付けても良かったのに、と思わなくはないが。
 それともう一つ。
 無料で電動車椅子の貸し出しをしていたけれど、これも他の展示会では見られない光景だ。貸し出す企業としては、ブース以外でも宣伝効果を得られる訳だから、結構おいしい話ではなかったのかな?

 幸いと言うか当然と言うか、怪しい健康効果を謳ったサプリメントや化粧品は、見てきた範囲では全くなかったし、磁化水やら『奇跡の水』とかやらの宣伝ブースもなかった。
 ……本当に『奇跡』を期待できるのなら、こういう場所で堂々と宣伝すれば良いのに。
 残念ながら、怪しい『似非科学』の単語が皆無だった訳ではない。
 『マイナスイオン』『除菌イオン』と訳の判らない単語なら、いくつか見かけてしまった。
 注意しなくては、それと気が付かない程に少数だったのが救いか。

 色々な意味で、他の展示会でも見習ってほしいと思うところのあった展示会だった。
 しかし展示物の傾向で、一つ気にかかった事がある。
 介護する側の視点から見た商品や提案ばかりで、介護される側の視点から見た商品はあったのかな……?
 と、「?」が最後についてしまった事だ。
 勿論、介護とは無関係な職場にいるので、素人のその場の勢いの考えなのかもしれない。
 ……肉体的に重労働と言うだけでなく、介護って意外と難しいのかも。
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2006年10月11日

ダイレクト・マーケティング・フェア2006(2)

 予定にはなかったのだけど、ついつい行ってしまった『ダイレクト・マーケティング・フェア2006』。
 東京国際展示場西館という同じ場所で、別の展示会に行ったその帰りの事だ。

 この展示会がいかに怪しげか以前に書いたけど、『百聞は一見にしかず』と言うだけあって、実際の会場は予想以上の怪しさで溢れ返っていた。
 例えて言うなら、『健康博』や『ビューティー・ワールド』辺りに出展した企業の中から、怪しいところだけを取捨選択し、さらに濃縮して並べたような感じ……かな。
 アムウェイやニューウエイズは出展していなかったので、さすがにDT同士が貶し合うという場面はなかった。
 とは言え、プライマリー(胸に着けた名詞から「Prim」までしか見られなかったので推測)のDTらしい人物が、黒スーツのダウンライン5、6人引き連れて闊歩していたり、潟Eインズインターナショナルの『生活互助会』が、会場出入り口でパンフレット配っていたりと、予想と期待(?)は裏切らない怪しい展示会だったのは間違いない。

 数社の出展企業のブースにも立ち寄ったので、記憶にある数社を紹介する。
 『に』は俺、『プ』はプレゼンターの略。

潟Aーティング:http://www.arting.co.jp/
 競馬ソフトを開発・販売している企業で、ブース前で『粗品交換券』を配っていた。たまたまもらってしまったら、別の人が声をかけてきて、ブースに誘うという手法だ。
 に「これってキャッチじゃない?」
 プ「(ややムッとして)違いますよ」
 に「もしキャッチだったら、キャッチだったら……」
 プ「(さらにムッとして)キャッチだったらどうするんですか?」
 に「……逃げます」
 という事で、最初から悪印象を持たれてしまった。
 ……この程度でムッとするなよ。
 プ「我々は競馬ソフトを紹介する企業なのですが……資産運用にご興味ありますか?」
 言うに事欠いて、競馬のようなギャンブルを『資産運用』と同列にするあたり、この企業の質を雄弁に物語っている。
 に「興味ありませんね。お金もないし」
 と断り、ブースを出た。まぁ、無理に引き止められずに済んだのは、こういう場所だからだろうな。
 ちなみに、粗品はもらえなかった。
 ……なんだ、粗品って釣りかよ。

葛゚未來通信:http://www.kinmirai.co.jp/
 IP電話中継局オーナーになれば、自分のサーバーに接続した人から、継続的に接続料金が得られる、と勧誘している企業。
 意識して調べた訳ではないけれど、所得隠しやらオーナー(サーバーの所有者らしい)への配当金操作などで、色々と報道されているのは記憶の片隅にある。
 プ「インターネットサーバーに興味ありますか?」
 に「は?」
 プ「私どもはサーバーを購入していただき、接続した利用者から集めた手数料をお支払いするシステムの企業です」
 ……その程度のサービス、とっくに大手で占められているだろうに。どれだけ需要があると思っているのやら。
 に「ほほぅ。で、どれくらいの集客が見込めて、どの位の期間で資金がペイされる見込みなの? これって事業所、それとも個人の勧誘?」
 プ「ぁ……お待ちください。今、詳しい者と変わります」
 に「(まずい。勉強不足。逃げよう)そんなの駄目、却下。声かけておいて説明できないのなんてあるか?」
 そして逃走。
 ……う〜む。失敗した。
 この企業のまとめは、ここが詳しいそうだ。
     http://www8.atwiki.jp/enmirai

貝ively: http://www.lively-mx.com
 IEのウインドウを3D化して、自分のキャラクター(アバター)でネット巡回できるようにするプログラム(MATRIX-CITY)の紹介……らしい。
 プ「インターネットされますか?」
 に「しますよ。それが?」
 プ「わが社は今回独自の圧縮技術を用い、IEのブラウザを3D化し、(中略)アバターで街を巡回するプログラムを(中略)紹介しています。それがこのMatrix Cityでして、映画のあの『Matrix』から名前をつけました。ところで御社では、御社の広告をネットで3D化して、こうドーンと大きく紹介するような事に、ご興味ありませんか?」
 に「ありません」
 プ「……あ。そうですか。実は私ども、そのような事業者の方にこそ、興味を持ってもらいたく紹介しているのですが……(長い話)……」
 に「ん〜〜。やっぱり必要ないです」
 プ「そうですか。ではこれ、お持ちください」
 と渡されたのは、パンフレットと粗品のボールペン。
 誤解しないでもらいたいが、この企業がマルチ商法の企業だとか、配当金を餌に大金をせしめる詐欺まがい企業らの同類だと、言いたいのではない。話し方が早いのと長いのとで、内容はともかく記憶に残っていたから、紹介したまでだ。

 プレゼンテーターと話をする気にもならなかったのが、この企業。

潟Xポーツマネージメントインターナショナル
 マルチ商法の『シナジー・ワールド』が、『Team S.M.I』で出展していた。もらったパンフレットを見て、この企業名の略だと知った。
 HPは検索しても引っかからないので、まだ立ち上げていないのだろう。海外からの大物(おそらくダン・ヒギンソン氏本人)がこの展示会のために来日したとかで、サインやら握手やらで、行列ができていた。
 これからはこの企業が日本国内でシナジーを広げていくのかな?
 ……『シナジー・ワールド・ジャパン』の悪評、かなりのものだからな。

 他にも無料サンプルのコーナーでは、ナチュラリープラスやハーバライフがパンフレットと見本サンプルを展示していたし、俺が知らないだけの怪しい企業も多数出展していたかもしれない。
 総括的に見た感想は既に述べているが、「怪しさ」の点では予想通り。
 ……と言うか、合法と違法の境界をフラフラ漂っている(一部違法に転げているところもあると思えるが)企業が一堂に会した展示会など、この『ダイレクト・マーケティング・フェア』くらいのものだ、って。
posted by にわか旅人 at 00:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

ダイレクト・マーケティング・フェア2006

 おかしな展示会の案内状が届いた。
 あちこちの展示会に行っているから、興味あると思われたのか?
 それにしては、宛先が『展示会ご担当者様』なのはおかしい。過去にもこのような展示会に出展した事はないし……。
 ともかく。
 『ダイレクト・マーケティング・フェア2006』が、東京国際展示場西3ホールにて、2006年10月4日〜5日に開催される、というものだ。
 Direct Marketing。直訳すると『直接市場』なのに、条件反射で「マルチ企業の展示会か!?」と連想してしまった。
 ……あちらのエリアでは「持続的なダウン構築ツールの決定版はこれだ!」と謳った書籍やソフトのブースが並んで、こちらのエリアでは「ウチは高額・高確率な画期的な報酬システムを採用している!」と喚くマルチ企業がマルチ従事者を呼び込み、そちらのエリアではアムウェイとニューウエイズのブースが隣接していて、DT同士が互いを貶し合う、みたいな光景まで浮かんだぞ。
 まさにどこかのネット掲示板で繰り広げられているものが、この展示会で見られるのか? そんなところ、行きたくないぞ!!
 ……だいぶ毒されているな。産地直送の農作物・海産物・畜産物の展示会かもしれないじゃないか。

 自戒しつつ、同封されていたカタログを広げる。
 参加企業は8月末時点で出展申請済までとのこと。しかしリストを見たら好意的に受け取ろうとしていた事を激しく後悔した。
 マルチ企業の潟Eインズインターナショナルとユナイテッド・パワー梶A怪しい競馬ソフト販売の潟Aーティングがリストに載っている。この3社は『苦情の坩堝』に苦情が寄せられている企業だ。
 ……苦情が寄せられていないだけのマルチ企業とか、下手したらねずみ講の企業まであるかもしれない。

 言うまでもないが、この手の展示会にはセミナーが多数開催されるものだ。これらのセミナー講師の顔ぶれの方が、参加企業のリストよりもっと怪しそうだ。
 企業名だけで、怪しい人物3人がピックアップできた。3社とも『坩堝』に寄せられた苦情ではかなりの数になる問題企業だ。
安井克昌氏……サンヨーメガのトップDT、NB歴18年。
市原佳子氏……日本アムウェイで19年間の実績を持つ。
名倉正氏 ……ニューウエイズDT。2005年度ディストリビューター・オブ・イヤー受賞者。
 これだけならともかく、マルチ企業専門のコンサルタント会社の代表も、複数名講演するようだ。
 ……怪しい(×3)。
 せめてもの救いは、この一連のセミナーの中に、『特定商取引に関する法律』について話す弁護士や、(社)日本広告審査機構(JARO)の人もいるという事か。
 とは言え、「儲かる・儲ける・儲けよう」の掛け声の大きいセミナーの中で、霞んでしまうのはいたし方のないことなのか?

 ところで、ここのセミナーにはそれぞれの業界向けに『通販』『訪販』『NB』とあるけど、特商法を語る千原曜弁護士のセミナーには、『訪販』向けとしかないのだよな。
 NB、つまりマルチ商法としてのネットワークビジネスが来るのだから、特商法はこういう人達にこそ話すべき事柄ではないのか? 話すだけ無駄と思われたのか、参加企業側からNBを外すよう校正がかけられたのか……。
 ……マルチ商法(NBと言おうが何と言おうが、とにかく連鎖販売取引)に関わる人達には、ぜひ聞いてきてもらいたいものだ。

 ネットで検索したら、この展示会のHPが見つかったので貼っておく。
     http://www.bci.co.jp/dm2005/
posted by にわか旅人 at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

ギフトショー秋2006

 2006年9月5日〜8日までの4日間、東京国際展示場で『ギフト・ショー 秋2006』が開催された。東西両棟を使った大規模な催しで、国内外2,400社以上が参加した……らしい。
 とりあえず、ブログのネタ探し……ではなくて仕事と取引先との関係から、半日ほどかけて覗いてみた。
 文房具・家具・ガーデニングにペット関係・ファッションからご当地食材まで、一言で言えば『ごった煮』みたいな展示会だったけど、見て回るこちらも目移りして何が何だか判らない状態になっていたから……まぁ問題はなかろう。

 『インポートギフトフェア』のコーナーに「活性マイナスイオンと活性遠赤外線」「天然の遠赤外線」と意味不明な文字があったのと、『グルメギフトフェア』に「ドクター・水素水」と「白いんげん粉末」を見つけた他は、概ねまともな商品の展示会だった。
 ……まとも、だよな? 今週は『ダイエット&ビューティーフェア』が開催されているけど、あれと比べればずっとまとも……だよな、うん。
 と思っていたのも、『ビューティー&コスメティックフェア』のコーナーに入り込むまでたった。
 このエリアに入った途端、すべてのブースが胡散臭くなってしまったのは何故だ!? マイナスイオンあり、ゲルマニウムあり、ブラックシリカあり、岩盤浴あり、アクア・デトックスあり、遠赤外線あり、磁化水あり、オーラあり……何だよ、虹彩学って……。

===日本虹彩学研究所カタログより引用===
虹彩学(IRODOLOGY)とは
瞳の虹彩と呼ばれる黒目の部分を観察することによって、体や心の健康状態、疲れている箇所などを分析する学問です。
虹彩学はヨーロッパを発祥に、すでに百年以上も研究されており、虹彩に現れるさまざまな情報が、健康を記録するスクリーンとして、予防・予知の観点で世界的に注目されています。
===ここまで===
 …………は?
 頭の中で『?』が群れをなして飛び交ったぞ。
 オカルトか占いの話をしているのだと気が付くのに、1分近く首を捻ってしまった。
 目の学問にしては、網膜を使った生体認証システムや眼病は眼中にない、ってか。お粗末すぎ。
 こんなもの信じる人って……いるの?

 実はこんなものより、もっと怪しい集団を見つけてしまった。
 株式会社ナチュラルグループ本社
 知っている人は知っている、マルチ商法の企業『アニューウエル株式会社』の親会社だ。
 しかも普通のマルチではない(私見)。関連会社に『国際波動研究所』を擁し、商品に波動関連グッズ(化粧品含む)やらマイナスイオン製品やらを取り揃えている、いわばオカルトマルチ企業だ。
 ちなみにナチュラルグループには、商品や原料の品質規格に5項目ほどの『波動測定値』があり、それが1つでも14以下だと不採用になるという話だ。
 無謀にもこの企業に売り込みに行った人と話す機会があり、「波動測定値が基準以下のため不採用になりました」旨のコピーを見せてもらった時には、不謹慎にも笑ってしまった。
 そして今回初めて知ったのだけど、怪しい御仁が顧問として参加していたのだな。
 アルバート・アインシュタイン医学大学外科教授、新谷弘実(自称)医学博士。
 ……なる程。『ブラジル酵素』なんてネーミングセンスからして怪しい物を出しているはずだ。『酵素』好きみたいだからな、新谷氏。
 で、プレゼンターの説明が何ともはや……。
 プ「代理店にご興味おありですか? もしよろしければ、奥で説明しますが?」
 に「マルチ商法に興味ないから、不要です」
 プ「……あ、そうですか」
 プレゼンター氏その1を無視して、ブースの奥へ。『ブラジル酵素』とあるカタログを眺めていると、プレゼンター氏その2が寄ってきた。
 プ「これが今弊社で力を入れて販売している商品でして、80種類の植物酵素を取り入れた……」
 無視してカタログをめくると、新谷氏の顔写真が……
 プ「この方が新谷博士で、現在弊社の顧問として開発に携わっております」
 に「ああ。あの新谷博士ね。知っていますよ。最近テレビにも良く出ているそうですね」
 プ「あ。ご存知でしたか。でしたらこの商品の素晴……」
 に「私この人のこと、全然信じてないのですよ」
 プ「……はぁ」
 構わずに今度は、『BEGOD(ビゴッド)』という試供品を手にしてみる。
 プ「……これがそのブラジル酵素の商品で、80種類の植物を原料にしています」
 に「へぇ」
 と言いつつ、裏側の原材料名を数え始める。
 プ「(やや焦り気味に)数えないでください。数が多すぎて書き切れないものですから」
 に「(ぼそりと)景表法違反じゃん……」
 プ「……」
 もう少し愉快な返答をしてくれるプレゼンターがいてくれれば良かったのだけど、それは贅沢と言うものか。

 今回の教訓(?)
 どれだけまともな展示会でも、美容・健康のキーワードが入ると、別宇宙の物理法則が交わる異世界となる。
 ……まともな商品より売れているらしいのが、また情けない……。
posted by にわか旅人 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

ヘルスフードEXPO

 予告通り、ヘルスフードEXPOに行ってきた。正確な名称(?)は『ifia/HFE Japan 2006』。
 場所は東京国際展示場西館1・2ホール。期間は5月30日~6月1日。
 開催期間3日は普通だけど、規模的にはそう大きくはない。健康産業のものとしては、トーンダウンしているかな?

 まあ、『食』と『健康』が重なる微妙なものだけに、怪しい健康機器や水に入れる余地のあるはずがない。この2つがないだけで規模はかなり小さくなり、「凄くまともな展示会」に見えてくるのだから、健康産業にどれだけ怪しいものが蔓延しているか、多少は想像できる。
 ただし「まともな」と称するには、前提がある。
 「健康食品で謳う特別な成分(コエンザイムQ10、キトサン、アスタキサンチン、ナットウキナーゼ、etc.)が、生化学的に効果の証明されたもの、あるいは身体機能に必要なものかどうか、については触れない」としての話で、だが。

 トーンダウンのもう一つの理由は、5月29日から施行された『残留農薬のポジティブリスト制導入』かな、と漠然と感じた。
 これは、農産物が工業生産品と同程度に安定して生産できる、と妄想しているほとんどの消費者のため、厚生労働省が用意してあげたのではないか、などと個人的には勘繰っている制度だ。ポジティブリストに従った検査を毎回行えば、生鮮食品の価格は何倍に跳ね上がるか知れたものでないし、検査が終わるまで出荷できないとなれば、生鮮食品は腐って出荷できなくなるものだろうが、どうもそういう事に(大勢の消費者)は頭が回らないらしい。
 実際のところ、野菜など生鮮食品の残留農薬の検査に対して、厚生労働省は、販売業者に対して釘を刺しているように見受けられる。無闇やたらに生産物を破棄するな、という方向でね。↓
   http://bit.ly/1jDdZBU
 まぁ、「生鮮食品が駄目ならサプリだ」などと安直な思考経路の持ち主は、掃いて捨てるほどいる(日本国内で1億2千万人ほど)わけだから、サプリメントとしての需要は、これからうなぎ登りなのかな〜?
 笑えるのは、自称自然志向の健康マニアが飲むサプリの半分からそれ以上の成分は、賦形剤と称される化学合成物だということ。化学薬品を体内に入れようとしないくせに、実は口にする半分以上が合成物。
 ま、この程度のことは調べればいくらでも詳しくわかることなので、『無知だから』で逃げるのは……公序良俗に反する表現が相応しいので割愛。

 話が逸れた。
 全体的にトーンダウンしていると感じた理由を改めて考えてみた。
 ……そうか、サンプル配布の声が少なかったからか。
 いつもの「怪しい」展示会であれば、試食試飲とサンプル配布でごった返しているものだけど、試食とか勧めているブースは少なかったよなぁ。そんなに食べたり飲んだりした覚えがない。もらった製品サンプルだって、10個にも満たない。
 だから低調である、との理由付けにはならないけど、これは雰囲気の問題だからなぁ……。

 いくつかの展示企業の人とも話しをしてみた。
 どうも健康産業(特に健康食品の部類)は苦戦している模様。
 というのも、新しい素材が見当たらないらしい。それだけじゃなくて、訴求となる新しいテーマもちょっとない。『デトックス』もそろそろお終いだとの響きを含めていたようにも感じる。
 ……なにせ『ナットウキナーゼ』をまた持ち出してきている位だからなぁ……。何年前の成分だよ。

 この展示会で力を入れていたテーマの一つが、なぜか『大豆』。
 イソフラボンとかCoQ10とか色々出ていた。ナットウキナーゼも元は納豆(大豆)を原料にしているのだから、考えてみればそうおかしな出方ではないな。
 とは言え、大豆製品など堅調に売れている商材という訳ではないだろう。
 「このところ新聞で、イソフラボンの摂り過ぎに対する逆風な報道が続いていたから、その払拭のためかな?」とも考えてしまったりする。

 なにはともあれ。
 手堅く無難にまとまっていた感はあるけど、その分勢いがなかったな。
 ……と、ちょっと残念な展示会だった。
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2006年05月12日

ビューティーワールド ジャパン

 ビューティーワールドジャパンが、5月8〜10日の3日間、国際展示場東館4〜6で開催された。
 この間の『国際医薬品原料・中間体展』と比べると、怪しさ爆発なのはなぜなのだろう?
 「体を壊してでも、たとえ死んでも綺麗になってやる!」という女性が、それだけ多いという事なのかな?
 まぁ確かに、綺麗な女性は多かったな。この手の催し物だけに、エステの人とか業者が出入りしていた訳だから、「頭の中は満開のお花畑でも、見てくれだけ良ければすべて良し」というのは理解できる。

 ネイルアートには興味なかったから行かなかった(というか、少ない男の来場者は近づけない雰囲気)けど、他の所は総合評価で☆4つ分位の怪しさ。健康博覧会の怪しさを☆5つとすると、ちょっとインパクトが少なめ。
 ……ただ単に、耐性ができただけなのかも。

 この手のイベントは、行く度に「怪しい、怪しい」の連発になってしまうのだけど、その次に考えるのは、「てめえらの売り込んでいる健康グッズの安全性(プラス効果?)の方が疑問だというのに、よくもまあ空気や水や食品が危険だと罵倒できるものだ」というのがある。
 今回はそれをより強く意識してしまった。というのも、自称医者の人の公演を聴いてしまったから。「こいつら、本当に医者か?」みたいな内容を平然と話しているのを聞くと、そう遠くない将来、大きな健康被害が出るのでないかと心配になった。
 まともに聞くに堪えない内容だったので、ここに書けるほど覚えていないのが残念なところ。
 まぁ何にせよ、つい先日、TBSの健康バラエティ番組を鵜呑みにして実践した視聴者が、体調を悪くして苦情を入れたという話が出たばかり。健康被害が発生する前兆は、既に発生している訳だ。
 ……もう少し情報を精査する習慣つけろよ。
 ……って、言っても無駄なのだろうな。

 「たとえ効果がなくても、たとえ健康被害が出ても、とにかく売れれば良い」とする健康産業。
 「身体を壊しても、死んでも健康(綺麗)になってやる」とする消費者。
 ……なんだ、需要と供給のバランス、ちゃんと取れているじゃないか。
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2006年04月28日

国際医薬品原料・中間体展

 4月24〜26日の3日間、東京国際展示場東館3〜5にて、『国際医薬品原料・中間体展』があったので、ちょっと行ってきた。

 受付の段階で気が付いたこと。
 ……人少ないなぁ。そう大きな展示会じゃないにしても、同じ規模だった健康博覧会ほどには、人が来てないぞ。

 中に入って気が付いたこと。
……いやぁ、カタいカタい。怪しい水とかゲルマニウム雑貨とか、どこかのバカタレントがバカ踊りしているビデオをエンドレスで流しているとか、そんなのは一切なし。
 代わりに、パネルには化学反応のスキームとか「GMP取得の工場です」とかの説明が並んでいて、「ぁ〜。別次元の展示会だぁ」としみじみと感動してしまった。ぃぁ、こっちの方が、本当は、俺の存在している世界の事象に根差しているのだけどね。
 ま、いわゆる『健康産業』という業界は、CyclohexeneとBenzeneの区別がつけられない連中が集まっているからな。化学の「化」を聞けば本能で逃げ出すしかないのだろう。ついでに頭の中にはお花畑が広がっていて、こことは違う物理法則が支配する別宇宙に存在しているようなものだ。こういうカタい場所には生理的に入れないのも頷ける。
 ……というのは、俺の偏見です、はい。

 話が逸れた。
 見学ついでに、ある大学の研究発表のプレゼンを聴講してみた。内容の詳細は覚えていない。と言うか、自分が理解できないものを、他人に説明できるほど詳しく覚えているものか。
 確か、海洋資源から何か薬剤の中間体を合成する発表だったか? モリブデン(Mo)を中心にした8面体が、さらに別の金属原子を中心にして結晶構造を作り、それが定量試験の試薬に使えそうだとかなんとか……というやつだった気がする。
 無機化学の基礎知識レベルが低すぎて、説明の半分も理解できなかった……悲しすぎる。
 でも言い換えれば、関連資料を読み漁れば、何とか理解できるだろう研究成果、ってことなのだろうな。健康産業のほとんどを占めるタブロイド(もしくはオカルト)的なものではなさそう。

 総括して。
 商売のネタになりそうなものは見つからなかったけれど、「自分はこっちの世界にいる人間だな」と実感できたことは、収穫だったかもしれない。
 ……『こっちの世界』って説明は……いらないよな?

posted by にわか旅人 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月14日

ファベックス2006

 4月12〜14日までの3日間、国際展示場東館4・5で、『ファベックス2006』なる展示会が開催されている。これは2月にあった『FoodEx』の縮小版と考えれば、判りやすいかな?
 早速今日、午後から行ってみた。
 まぁ……普通にまともだった……よな。怪しい健康グッズを扱っているのは、気がついたのは1社だけだし。
 ……エレン水でしたよ……ったく。真面目な展示会にマイナスイオン持ってくるなよ……。……って、やっている本人は真面目に信じてるんだろうなぁ、マイナスイオンの効果……。

 さすが食べ物の展示会なだけあって、試飲・試食はほとんどどのブースでもやっていた。
 昼食してから行ったのは失敗だったな、とちょっと反省。また太りそうだ。

posted by にわか旅人 at 01:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

怪しい『健康博』

 3月22日〜24日の3日間、国際展示場(ビッグサイト)で『健康博』が開催された。展示する企業は、当然の事ながら健康産業に携わるところだし、見に来るのも大抵はその手の企業の人達だったりする。
 この健康博、毎年3月と9月の2回開催されている。出ているのは毎回同じような企業ばかりなので、新聞などで報道されている「右肩上がりの健康産業」は事実か、などとちょっと疑いたくなってしまう。
 今回は東館の3〜5号を使ってと、去年9月の時より縮小されたような気がしないでもない。他の展示会と、記憶がごっちゃになっているのかな?
 で、一通り展示物を見て回ったのだけど、受けた印象は「怪しい」の一言。
 特に今回は、ゲルマニウムが目に付いた。「ゲルマニウムが身体に良い」という説は1980年代には既に言われていた事。だけど、その説を裏付ける臨床データは未だ出ていない。もし本当に効果のあるものなら、とっくにどこかの大手が医薬品の申請を出していてもよさそうじゃないかい? 何せもう30年前後経っているのだから。
 ちなみに、分子矯正医学なんて似非医学を唱えていた丹羽芳男が、1987年にゲルマニウムの健康食品を製造・販売して、薬事法違反でとっ捕まった経緯がある。この事件、ゲルマニウム信者のどれだけが知っているのやら。
http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/n024.html
 この一種のゲルマニウムブーム(?)、俺の知る範囲では去年の秋口から一気に広まった感がある。その頃からロフトやハンズでゲルマニウム入り入浴剤が販売されていたけど、今回の健康博ではエステ系器具にゲルマニウムをうたっていたのが多かった気がする。
 でも、ブームの出元はどこなのかな? どこかの似非科学番組で放送されたのかな? どこぞの芸能人がゲルマニウム製品を歌っているCMなら、どこかの企業のブースでエンドレスで流していたけど、これが原因かな?
 まぁ、たかが金属単体のゲルマニウムに、健康増進や強化とか、そんな効果があるはずがない。そんなのは中学校までの基礎教育を受けてきた人なら判ること。判らなくても、調べる手段はいくらでもあるのだし。
 それでもゲルマニウムを信じるのなら、それは信仰だろう。健康を考えるなら、もっと別の事に金を使えばいいと思うのだけど、他人の財布だし信仰なら口出しはしないのがいいな。それにアクセサリーで身に着ける分には、悪くしても金属アレルギーが出る程度だろうし。
 こんな物を大々的に広告する企業が軒を並べる『健康博』、どこからどう見ても怪しすぎる。

 前のブログでも書いたけど、『健康』って名前のつく産業って、怪しいのがマジで多すぎるわ。それだけ科学音痴が日本人には多いって事なのかもしれない。
 ……あまり人のこと言えないけどね。

posted by にわか旅人 at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 展示会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

統合医療展2006

 先月、1月14~15日とちょっと古いけど、統合医療展2006に行って来た。
カタそうな名前だからトンデモはないだろう、なんて考えていたら……甘かった。出てくる出てくるトンデモ科学なトンデモ商品。マイナスイオンあり、波動あり、活性水素あり、ゲルマニウムありと、巷に溢れているトンデモが勢揃い、ってか。
 まぁ、そんなトンデモ商品を扱っている企業の一部を紹介。

・株式会社エピア http://www.epia.co.jp
 活性酸素を消去する『水素水』を製造する……何だろ、これ?スティック状とリング状のとあるけど……フィルターか?……謎だ。
 この商品のパンフレットを見ると、活性水素の説明があるのだけど、内容も商品同様、謎だったりする。
(引用開始)
 私たちの体には水素分解酵素が備わっていて、水素が体内に入ると分子水素H2を2コの原子水素H、すなわち活性水素に分解します。
(引用終わり)
 ……唖然。こんな酵素、あったっけ? ……ねぇよ(自分でツッコミ)。
 つか、気体元素は2コくっ付いて(共有結合して)分子で存在するもんだ、って習った記憶あるんだけど、俺だけ?

・五州薬品株式会社 http://www.kirea.jp
 特保取得の『キレアウォーター』を販売している。海洋深層水と天然水、乳化オリゴ糖を原料にした清涼飲料水らしい。
 海洋深層水ってことは、塩分抜いてあるんだよな。ただの水じゃん、と担当に、ツッコミを入れたら、「取り除いてあるのは塩だけで、他のミネラルはそのまま残っています」との回答。
 ……じゃあ、にがりじゃないか。……とまでは突っ込めなかった。話をしていた担当自身「余り詳しくないので」と逃げたものだから。
 こんなもの(と言っちゃ失礼か)でもトクホ取れるのかぁ、と感心。ひょっとして、トンデモじゃないのかな?
 (別のブログに書き込んだところ、トクホが取れたのはオリゴ糖の部分で、海洋深層水は関係ないのでは、とのコメントをもらいました。)

・セルミ医療器株式会社 http://www.serumi.net
 医療器『セルティ』の製造会社。言わずと知れたマイナスイオンの企業。
 パンフレットを見てもどういう機能の医療器なのかわからなかったので、担当に聞いてみたら『マイナスイオン発生器』だそうな。……今年は『堀口式電子発生器』でいくと思っていたのに、意外な返答。
 「持出厳禁」のシールを貼った『電子の基礎知識』があったので、『電子の規格』について聞いてみたところ、どうも「マイナスイオン=電子」らしい。つまり、「電子とは、陽子、中性子と共に、原子を構成する最小単位のことじゃないのか」と確認してみたら、「レナード効果で発生する電子とは別物だ」という変な答えしか返ってこないから、そう判断するしかなかったのだけど。
頭の中身は別の宇宙にあるという感じで、ついていけなかった。

・有限会社プレバランス http://www.prebalance.com
 波動ディバイス『スターライト』という商品の販売企業。『フォトンセラピー』とかいうものの説明を受けたけど、意味不明。
「全ての物質は原子から成り立ち、全ての原子は波動から成り立ちます。ですから、この宇宙に存在する全ての物質は、波動から成っているのです」
「水溶液をひたすら希釈し、[溶質の]分子も残らないまでに希釈すると、そこにはその[溶質の]波動が残ります」
……ん〜。担当が他にも色々言っていたけど、まったくもってチンプンカンプン。どうやらトンデモの『波動理論』を云々したいらしい。ホメオパシーがどうたら言っていたけど、ホメオパシーと波動って関係するのか?

 『健康』と名のつく産業って、胡散臭いものがマジで多いな、と感じた2日間であった。

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