さて。
スターライン社は設立された当初から、モバイル型充電器の設置ビジネスを事業の1つに上げていた。現在HPからは削除されているが、この充電器設置ビジネスは継続中のようだ。
そしてこの充電器は、同じくマルチ商法を採用しているサムライン株式会社から提供を受けている。
スターライン株式会社『サムライと撫子の会』PDF
http://www.vipclass.jp/pdf/clubvip.pdf
全17ページの15ページ目に充電器の紹介写真があるが、使われているロゴはサムライン社のもの。
追加すれば、スターライン社の扱っているサムライン社商品は、充電器だけにとどまらない。サムライン社の事業とほとんど同じ……と言うよりは下請け、マルチ商法だからダウンか?
オフィス・シオン(スターライン社のグループの1つ)
http://shion.biz/index.php?%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A5%E9%A5%A4%A5%F3
ジョイントビジネスと称し、公衆充電器などを紹介しているが、『公衆充電器』
2社の所在地にも注目。
スターライン株式会社 http://www.stline.jp/
〒542-0082 大阪府大阪市中央区島之内1丁目17-12-3F
サムライン株式会社 http://www.samuraing.jp/
〒542-0082大阪府大阪市中央区島之内1-17-12-10F
代表者:関山生男
階が異なるだけで、2社は同じ建物に入っている。
さらに付け加えるなら、サムライン社の代表、関山生男氏は、株式会社ウェブアイの代表でもある。
株式会社ウェブアイ http://www.webi-net.com/
大阪市中央区島之内1-17-12 長堀橋第25松屋ビル10F
代表者:関山生男
ここまでなら。
「ビジョン系マルチ……と言うよりは投資詐欺のグループが、同じ商品を使った複数の企業を乱立させて荒稼ぎしている」
で済む話―これだけでも問題―だが、スターライン社など充電器設置ビジネス(ロケーションビジネスと称するらしい)の企業、商品の充電器、及び関連組織の項目が、2007年末よりWikipediaから立て続けに削除(ないしは削除依頼)されている。
「モバイル充電器ビジネスがネタ割れしてきたから、無理矢理『なかった事』にしてしまおう」と受け取れる行動だ。
スターライン社は他にも、『ジョイントビジネス』として、色々なところから商品を引っ張ってきては、紹介料と称する手数料を会員に配布する事業を謳っている。
しかしこの代物、スターライン社がジョイントしている(と自称する)企業とメンバーの橋渡し役をする必要があるのか、それらの企業と取引があるのか、甚だ疑問だ。
ひまわりGP(スターライン社のグループの1つ)『ジョイントビジネス』
グルーブ代表:会田由記夫
http://www.pr-hokkaido.com/index3f.html
・『携帯電話事業』と称するソフトバンクモバイル株式会社の携帯電話紹介。
・『自動販売機オーナー事業』という、¥100自販機の設置案内業。
・『証明写真機の設置先紹介事業』。これはもう、その名前の通り。
・『ギャオNEXTの紹介事業』。インターネットの配信サイト『Gyao』の代理店紹介。
……などなど。
これだけを見ると、かなり多面的かつ将来性・信頼性のある事業を展開していると、社会経験の少ない人には見えてしまうのだろうか?
しかしこれらの『ジョイントビジネス』を称する紹介業、実はどれも元の企業が代理店(ないしは販売店・個人)を常時募集している。わざわざスターライン社を間に挟む必要はない。
書いている途中で確認の取れたのが1件あるので紹介。
『携帯電話事業』で、スターライン社との関係の有無をソフトバンクモバイル社に問い合わせたものだ。
その回答は、
ソフトバンクモバイル社とスターライン社との間に、直接の代理店契約は結ばれていない。また、個人との代理店契約も、ソフトバンクモバイル社は行わないとの事だ。
転記には同意してもらえなかったので、メール内容を紹介できないのが残念だ。
スターライン社は、ソフトバンクモバイル社とは「ジョイントしていない」。予想していた裏がこれで取れた。
と言う事は、スターライン社はソフトバンクモバイル社の一次代理店ないし二次代理店を通じて紹介をしなくてはならない訳で……その端っこにメンバーが来るのか。
だとしたら「報酬はもちろん1次代理店の報酬です!」とはどういう意味だ?
もしスターライン社が代理店ないと取次店でないなら、このビジネスの権利云々で金を取るのはおかしい話になる訳で……これは詐欺だろ?
……ひまわりGPの会田由記夫氏は、スターライン社が一次代理店資格を持っているような表現を自身のブログでしている訳で、この時点で虚偽確定。
http://blog.goo.ne.jp/homebissaida/e/d3c7fe321984a4e13d0471acfa22f564
===引用開始(青字強調は当方による)===
私の属している会社(と言っても雇用関係はありません。)は携帯電話の販売代理店の1次代理店資格を持っています。
つまり、この会社の営業マンとして携帯電話の販売が出来るんです。
===ここまで===
また、自販機オーナー事業の『ハッピーベンダー』は、メーカー自体が個人のオーナーを募っている。
http://www.fujitaka.com/happy/
それこそスターライン社が出しゃばる余地などない。
それともスターライン社のこの『ジョイントビジネス』は、販促のための営業の派遣業か?
しかも完全に歩合制。社会保障なし、交通費など経費は自己負担、その他の保障も一切なし。
……こんなものを『副業』と呼んでいるあたり、一体どんな詐欺だよ。
こちらの待遇の方がよっぽど良いと感じてしまった。
グッドウィル ピンハネの一部を返還へ(2007年6月9日)
http://www.news.janjan.jp/living/0706/0706086945/1.php
ネットカフェ難民・名古屋で考える(7)「あの」グッドウィルで働いてみた【上】(2007年6月29日)
http://www.news.janjan.jp/living/0706/0706288012/1.php
ネットカフェ難民・名古屋で考える(8)「あの」グッドウィルで働いてみた【下】(2007年7月5日)
http://www.news.janjan.jp/living/0707/0707040311/1.php
さらに2008年4月から開始予定のメンバー各自が自分のHPに開くショッピングモールも意味不明。
===ひまわりGPのHPから引用===
Web上のショッピングモールは珍しくありませんが、我々ビジネスメンバー全員が1店舗ずつお店を持つわけですから、メンバー数が5000人としたならば5000店が一斉にオープンすると言うことですから凄いことですね。
===ここまで===
えっとぉ……自分の競合4,999店が一斉に沸いて出る(しかも同じ商品、同じ価格で)という事になるのだが??
……凄いことには同意だが、普通の感性なら「 絶 対 」に起きてもらっては困る「 凄 い 」だ。
さらに理解のできない説明まである。
===引用開始===
収入のイメージ
1000円の商品を商品提案して5000店のビジネスメンバーのショッピングモールから10日で1個だけ各店で売れた場合、5000個の商品が売れたことになります。
その場合
商品の値段×提案手数料(%)×5000個=ビジネスメンバーの収入ですから、
1000円 ×(5%〜10%) ×5000個=250,000円〜500,000円となります。
25万円〜50万円が10日間のビジネスメンバー報酬となります。
1ヶ月は30日ですので、この金額の3倍の75万円〜150万円が月収となります。
このイメージは僅か1つの商品提案をされた場合の収入ですが、いくつでも商品提案をしていただけますので、収入はまだまだ大きくなります。
===ここまで===
5,000店のビジネスメンバーから、10日で各店1個ずつ……ここまでは良い。
問題はその後の計算。
「1個人の月収スキームを説明するのに、5,000店舗全部の数量と金額を合計したものを、なぜ出すのさ?」
25万円〜50万円がビジネスメンバーの報酬とは言うが、これは5,000店舗を合わせての金額だ。
……5,000店舗での儲けを合計した金額が、各メンバーに配当されるはずがないのは、小学生でもわかる……だろ?
1ヶ月で¥3,000(仮定)の売上しかないサイトで、25万円の利益が得られるはずがない。
……「錯誤の誘引」という事で、『特定商取引に関する法律』違反。
計算し直してみる。
1,000円の商品を10日で1個、30日で3個売れたと仮定して、手数料が5%〜10%だとすると、だ。
¥1,000×3個×5%〜10% = ¥150〜¥300
これが1ヶ月の儲けとして得られる金額だ。
ただし条件がある。
「同じ商品」を「同じ価格」、しかも「同じHP」で扱っているネットモールが他に5,000もある中、「1/5,000の確率」で自分のHPが選択されたら、の場合だ。
しかもこの確率は、誰かがスターラインの会員に加われば、それだけ低くなっていく悪循環。
……いやはや。どれだけの幸運が必要なのかね。
さらにおまけがある。
スターラインビジネス(と当事者らは称しているが)に参加するには、当然費用がかかる。
入会費・年会費は¥12,000。
月額利用料金が¥25,000。
ネットモールで1品¥150かそこらの利益(しかも取らぬ狸の何とやら)のために、初回費用¥37,000、月々¥25,000も払えるのは、一体どこの金持ちですか? どれだけアクセスのあるショッピングサイトですか?
この「売れないネットモール」構想は、『ウインズインターナショナル』の『生活互助会』を踏襲している感があるな。
……さすが代表がウインズ上がりなだけある。
勿論、スターライン社が提供する他のビジネスと組み合わせるのは自由だ。
でもそこまでして働くとなると、これはもう『副業』でなく『本業』だよな。
最後にもう1つ。
スターライン社は『資産運用』と称して、外国為替取引(FX)のソフトの運用や専門家によるセミナーも行うようだ(開始時期未定?)。
FXと言えば、これまたウインズ社上がりの社長の立ち上げた『株式会社オールイン』があるが、オールイン社は投資詐欺だとJPモルガンから名指しで警告が出ている。
http://www.jpmorgan.co.jp/important.html
仮にスターライン社経由で資金を動かす仕組であれば、これも詐欺と断定しても良いだろう。詐欺が言いすぎならば、金融商品取引法違反でも良い。
……「完全お任せ」と『ひまわりGP』では謳っているくらいだから、スターライン社で資金を回す可能性が高い。
金融庁HP http://www.fsa.go.jp/ordinary/iwagai/
===引用開始===
金融商品取引法では、いわゆる外国為替証拠金取引を業として行う場合には、金融商品取引業の登録を受けることを義務付けています。
===ここまで===
そして金融商品取引業の免許を受けている業者のリストに、スターライン社の名前は存在しない。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf
勿論、オールイン社もな。
……ウインズとサンヨーメガの残党が組んだマルチ商法組織だから、さぞかしろくでもないものになるだろうと予想はしていたけど、よもや連鎖販売取引の体裁すらない犯罪組織になるとは予想外だった。
ところで『ひまわりGP』は安井グループの1系列だそうだが、まさか「あの」安井克昌氏なのかな? 元サンヨーメガの。
……安井氏のブログでは、グラシオンが出ていたからそっちへ流れるのかと思っていたけど、スターラインと掛け持ちにしたのか。
http://leadgroup.exblog.jp/m2008-01-01/(1月8日のエントリを参照のこと)
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