http://www.sanyo-mega.co.jp/latre/
===全文掲載(2007年8月22日時)===
「LATRE」の文字のうち、「L」「A」「T」にはLuxury(贅沢な)Aroma(香り)Treatment(処置治療)という意味が込められております。
今後、到来するであろう超高齢化時代に向けて、高機能性弱電機器と家庭用ヘルスシステムが融合してゆく事は、誠に自然な流れであり、達成すべき目標でもあります。
リラクゼーション機能の追及と洗練されたデザイン、軽快な操作性と拡張性のあるプラットホーム、さらに、新規コンセプトを基に開発された数々の優良コンテンツを「LATRE」は、皆様にご提案いたします。
感性にリラクゼーション
「LATRE」の小さな本体は、味覚を除いた聴覚(音楽)・触覚(体感)・嗅覚(香り)・視覚(映像)の4種類の理想的なリラクゼーションを同時、もしくは個別に体験・体感することができます。
===ここまで===
これにイメージビデオと称した動画が加わり、商品説明の「つもり」のようだが……エッセスリムβの時より、意味不明な商品になっている。
脇話になるが、「今後、到来するであろう超高齢化時代に向けて」のくだりに、先日業務停止命令を受けたユナイテッド・パワー社(UP)と同じ匂いを感じてしまった。
UPのHP『経営6か条』の2から。
http://www.unitedpower.co.jp/6power.html
>UPSは、2005年以降に大爆発するセットトップボックス巨大市場6000万
>人を一気に獲得するために
……気のせいかな? 今までサンメガ社をマルチ商法の企業と言ってきたが、初めて近未来通信のようなビジョン系マルチ(悪くて投資詐欺、良くてもネズミ講)と同列に思えてきたぞ。
とにかく。
『ラトレ』はあくまで『リラクゼーション』のものであり、サンメガ擁護掲示板で賜っているような「ガンが治る」とか「アトピーが治る」などという効果は一切謳っていない。
勿論、そのような事を言って営業を行えば、薬事法に抵触する可能性すらある。
商標登録申請時の説明にも、『リラクゼーション用機械器具』と明言されている。
『商標出願・登録情報検索』より
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_SEARCH_A.cgi
===引用開始(太字赤は当方で着色)===
【商願2007−33041】
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
音声周波機械器具,ヘッドホンと音発生装置と電気による振動装置と芳香発生装置からなるリラクゼーション用機械器具,その他の電気通信機械器具,録音済のコンパクトディスク,その他のレコード,写真機械器具,映画機械器具,光学機械器具,電子応用機械器具及びその部品,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,録画済みCD−Iディスク
===ここまで===
国民生活センター『病気がよくなると説明されたがまったく効果はなかった携帯音楽プレーヤー』2007年8月20日
http://www.kokusen.go.jp/jirei/data/200707.html
===全文掲載(赤字は当方着色)===
病気が治るとうたって携帯音楽プレーヤーを販売している連鎖販売業者。特定商取引法に抵触する恐れがあることを指摘した結果、解約にはなったものの、事業者は薬効に関するセールストークを行ったことは認めなかった事例について紹介する。
相談内容
妻が重い病気にかかっていることが分かった。病気が少しでも早く治ることを願い、さまざまな民間療法も試みていた。そうした中、知人(以下、紹介者)から「イヤホンを通して音楽を聴くだけで奥さんの病気は治る」と言われて、紹介された販売員から商品の説明を受けた。「このようなもので本当に効果があるのか」と販売員に尋ねたところ、「本当に効く」と言われたので、藁(わら)にもすがる思いから、言われるままに契約書類にサインした。その場で商品を受け取り、妻に渡した。
直接使い方を教えたいと言われたので、販売員が、入院先の病院で説明を行うことを了解した。
しばらくして信販会社から明細書が届いた。商品の代金は30万円以上で、返済総額は約44万円になっていた。この頃、妻から「指示されたとおりに使っていたが、一向に効き目が表れないため、機械を使うことをやめてしまった」と聞かされた。また、販売員が病院で販売活動を行ったため、出入り禁止となったことも妻から聞いた。そこで、販売員や紹介者に商品の効果や代金のことなどを問いただそうとしたが、連絡がつかなかった。妻の病気に効果のない商品は要らない。返品するので支払ったお金を返してほしい。
(60歳代 男性 自営自由業)
処理概要
(1)商品について
国民生活センター(以下、当センター)では、まず事業者のホームページから商品に関する情報収集を行ったところ、リラクゼーション効果があるというだけで、病気が治るという記載はまったく見当たらなかった。
(2)抗弁書の送付と事業者への確認
事業者の販売方法に問題があると思われたので、相談者に信販会社へ抗弁書を郵送するように助言した。信販会社から当センターに対して、「抗弁に応じる。担当に調査を行うように指示した」という返事があった。並行して、当センターは、事業者に連絡を取り、事実確認を求めた。事業者からは、連鎖販売事業を行っていることを踏まえて、商品の販売に当たっては、特定商取引法始め関係法規、社内規定は必ず守るように指導しているという説明があった。
さらに、1)販売員、2)紹介者から聞き取りをしたところ、以下の回答があったという報告もなされた。
1)販売員
「ストレスをなくすことは病気にはよいことだ」とは言ったが、「病気に効く・治る」とは一切言っていない。医療用具ではないということも伝えた。
既に相談者はこの商品を購入したいという気持ちが強い印象であった。また商品に関する詳しい質問は特に受けなかった。
「商品を使用するのは妻である」という相談者の強い申し出があったので、商品購入と連鎖販売組織への登録申込書(以下、契約書面)の名義を、相談者の妻に書き換えた。
相談者から商品の説明をしてほしいと言われたので、病院に出向いて説明を行った。病院内で他の人への販売活動は一切していない。
2)紹介者
購入後2回ぐらい会ったが商品の苦情の話は一切なかった。今回の話を聞いて驚いている。
自分は商品紹介後に体調が悪くなり、しばらく入院していた。
上記の回答を相談者に伝えたところ、「そんなことはあり得ない、妻の病気に効くと聞いていなかったら買うはずがない」と憤った。さらに、契約書面に関しても、妻の名義にしてほしいと申し出たことは一切ないということだった。相談者は、入院中の妻のそばから離れることはできないということで、相談者・事業者(紹介者・販売者を含む)・当センターの三者面談を行うことはかなわなかった。
事業者と相談者の主張が平行線をたどったことから、当センターは、相談者の金銭的な被害回復を図るために、契約書面の名義が妻の名義であったことに焦点を絞り、
[1]たとえ相談者からの申し出があったとしても病気の妻の名義で会員登録(しかも消費会員ではなく連鎖販売組織の販売会員としての登録)を認めたことは問題がある。
[2][1]の問題に加えて、そもそも妻を会員にするのを認めたのであれば、妻に対して法定書面の交付義務があるが、それを行っていないのは、特定商取引法違反(書面不交付など)である。
と主張して交渉したところ、事業者は、無条件解約に応じた。今後、いっそうの販売員等の指導を求めるとともに、こうした問題を発生させないように要望した。
問題点
病気に苦しむ家族の治癒(ちゆ)を願う気持ちに付け込むような販売方法は許されるものではない。事業者は薬効をうたう販売方法を最後まで認めなかったものの、PIO−NETに類似の苦情が多数寄せられており、複数回にわたり聞き取りをした相談者の主張には一貫性があるので、正しいものと思われた。
その後、事業者のホームページを確認したところ、消費者関連法規の順守を掲げて、特定商取引法や薬事法の規定を紹介するなど、若干の業務改善がみられた。
===ここまで===
この連鎖販売取引企業の社名は明かされていないが、下の2点から、この事業者はサンメガ社だと推測できる。
1. 音楽機器を連鎖販売取引(マルチ商法)で販売している企業は、サンメガ社以外ない。
これはサンメガ社SEの樋口肇氏が、「オンリーワン商材」と絶賛しているところから、そう判断している。
2. 販売員と紹介者が別々である。
連鎖販売取引では、会員が商品の説明から事業説明まで行うものだが、サンメガ社で採用しているIDD(イントロダクション&ダイレクト)では、サンメガ社の正社員が商品説明などを行っている。このIDDはサンメガ社独自の手法だ。
上記2点の理由から、当該企業がサンメガ社であるとして、話を続ける。
ここでの『音楽携帯プレーヤー』が『エッセスリムβ』なのか『ラトレ』なのか、ここではあまり重要ではない。
指摘しておきたいのは、以下の3点だ。
1. 法定書面の交付義務があるが、それを行っていないのは、特定商取引法違反(書面不交付など)である。
販売員(サンメガ社では『クローザー』と呼ぶそうだが)ですら、『特商法』を遵守した活動をしていない。する気がない、と言っても良いだろう。
以前のエントリで紹介した掲示板にて、「特商法を守っていたら仕事にならない」と、クローザーからして遵法意識を持ち合わせてない書き込みを見たが、今回の事でその信頼性は高くなった。
http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/24095538.html
http://tsure-zatsu.up.seesaa.net/image/sanyomega17-2.jpg
「商品の販売に当たっては、特定商取引法始め関係法規、社内規定は必ず守るように指導している」
……指導していなかったと判明。
2. 販売員は病院内で他の人にも販売活動をし、病院に出入り禁止にされている。
販売員に紹介者や機器の効果について問い合わせようとしたが、連絡が付かなかった。
サンメガ社の会員は、2006年7月の脱税報道のあった頃で3万6千人。社員(クローザー)は、ソースを忘れてしまったが、確か100人程か?
どう考えても、3万6千人の日々の勧誘をサポートできる人数ではない。
それに社員の成績は獲得した会員の頭数(=売上)で決まると推測できるので、新規会員の勧誘以外の問い合わせやクレームには対応しないだろう。
……遵法精神の持ち合わせすら疑問な企業なのだから、
「釣った魚に餌をくれてやる必要はない」
という考え方だとしても不思議はない。
3. 紹介者は紹介した後、体調を崩して入院していた。
所詮は5年前の機種と同程度の性能しかない高額・低スペック音楽機器だ。何らかの医療的な効果が得られると「ゆめゆめ思うこと自体誤り」な訳で、何らかの事情で入院する事になっても、別に不思議はない。
しかし擁護の掲示板を見ると、現代の医療機器を超える効果が出ているような書き込みが見受けられる。
http://www2.bigcosmic.com/board/s/board.cgi?id=san0034
http://www.sanyo-mega-aid.com/
さて、奇跡的な体験談に隠れ、このような「入院した」という話もあるのだが、件の音楽機器の『奇跡』を信じる人たちには、こちらの話は目に入らないのかね?
それとも。
「治る・改善するのが、この器具の効果なので疑いはない。しかし体調を悪くしたのは、使い方に問題があったからで、どのような使い方をしたのかがわからなければ関連性が見えない。それまでは評価の対象には値しない」
とでも言うのかね。
2006年7月には脱税で報道され、2007年8月に(名指しはされてなくても)国民生活センターから相談事例として紹介されて。
この分だと、来年夏には経産省から業務停止命令が出るかもしれないな。
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