2007年02月21日

ウインズインターナショナルが審判請求

 昨年12月中旬に、ブルーベリー商品中に含まれるアントシアニン量で、公正取引委員会から排除命令を受けた企業3社中2社に関し、追加記事が『健康産業流通新聞』の2007年2月8日号の1面に掲載されていた。

===全文掲載(漢数字は英数字に変換している)===
公取委 審判手続を開始 アントシアニン含有量不当表示で

 昨年12月13日に公正取引委員会からアントシアニン含有量の不当表示による景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を受けた健康食品などを販売する3社のうち、潟Eインズインターナショナル(横浜市港北区)と(有)ティー・アンド・エフ(東京都中央区)が審判請求を行った。これを受けて公取は1日、審判手続きを開始したと発表した。
 排除命令を受けた健食事業者が、事実上の通常裁判の不服申し立てに当たる審判請求を行った例について公取は「あまりない」とコメントしている。
 両社はすでに公取による排除勧告の段階で当該商品の販売を取り止めている。だが、ウインズでは、優良誤認とされた事実を一般消費者に公示せよとする排除命令書の内容について、クローズドマーケットで約1500名の限定的な消費者に対して当該商品を展開していたことから、不特定多数の消費者に対し、その旨を公示する必要性の是非などで審判請求をした。
 同社では排除勧告後に、当該商品を表示通りのアントシアニン含有量のものに切り替え、当該商品の購入者に対し「文書によるお詫びと商品の交換を行っている」(広報)と話している。
 また、ティー・アンド・エフは「弁護士に任せている。詳しいことは話せない」とコメント。
 独占禁止法第49条第6項では、排除措置命令に不服がある場合、公取に対して審判手続きを請求できることを定めている。また、準司法的機能を有する公取による審判手続きは、行政審判と呼ばれるもので、裁判所の第一審相当の機能を有している。今後、公取と両社は、弁論で排除措置命令の審決を争うことになり、仮に、審決でも不服がある場合は、東京高裁で審議が行われることになる。
 第1回審判は、3月8日10時30分より東京都千代田区霞ヶ関の公正取引委員会審判法廷で開かれる。
===ここまで===

 ウインズインターナショナル社(以下、ウインズ)は、『生活互助会』と称するマルチ商法(連鎖販売取引)を展開している企業だと、以前にも書いた。
   株式会社ウインズインターナショナルHP:
      https://wins.seikatsugojokai.com/index.aspx
   生活互助会HP:
      http://www.seikatsugojokai.com/

 ティー・アンド・エフ社が連鎖販売取引を行っているかどうか、HP上からは不明だ。業務内容が輸出入代行や製造卸代行をしているところからすると、連鎖販売取引とは無関係だと推測するしかない。
   有限会社ティー・アンド・エフHP:
      http://www.t-and-f.co.jp/
 ……ただし、FAX番号を非公開にしている辺り、かなり胡散臭い。電話番号と同一の可能性もあるにしても。

 以前は『主要取引先』の項目があり、ウインズが記載されていた経緯がある。しかし2007年2月21日現在、『主要取引先』は削除されているので、両社の関係を伺うことはできない。
 この一点においても、かなり胡散臭さを感じるのだよな、俺としては。
 ……同時に公取委に審判請求している事から、かなり深い関係にあるのは想像できる。けど、そう重要でもないかな?

 2社の関係はさておき。
 「クローズドマーケット(マルチ商法、連鎖販売取引)で販売していたのだから、一般消費者に優良誤認させる表示をした旨を公示する必要はない」と主張するのは、筋違いだと感じるのだよな。

 クローズドマーケット、つまり普通の会員制販売だろうが、マルチ商法のDTのみへの販売だろうが、だ。購入する側、つまり入ってこようとする消費者に、何らかのフィルターをかけて選別するでもない限り、『クローズドマーケット』を主張できないと思う。
 それに、非会員への販売を禁止していなければ、そもそも『クローズド』とは、とても言えない。『生活互助会ショッピングモール』では、非会員の俺でも買い物できるようだし、十分にオープンマーケットだ。

 記事を素直に読むと、問題の商品を購入した1,500人には通知したが、他の会員(?)には通知していないとも取れる。
 いくら『クローズドマーケット』だとしても、これは酷すぎないか?

 記事全体を眺めてみたところ、ただでさえマルチ商法という『悪徳』とされる事業形態の上、排除命令を受けたなどと公示すれば、新しい会員を増やすのが一層難しくなる。
 それを防ぐために、審判請求したのかな、などと勘繰ってしまう。
 ……まぁ、敗訴で終わると予想するが。

◎参考◎
・公正取引委員会HP:http://www.jftc.go.jp/
・公正取引委員会『株式会社ウインズインターナショナルほか1社に対する審判開始について(アントシアニンを含有する食品の不当表示事件)』2007年2月1日
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/07.february/07020101.pdf
・『ウインズインターナショナル他に排除命令』
    http://tsure-zatsu.seesaa.net/article/29703178.html
posted by にわか旅人 at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪徳商法追放 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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